通信制高校から通信制大学へ|進学費用はいくら?学費・奨学金を解説

通信制高校に通いながら、卒業後に通信制大学への進学を考えている人もいると思います。
そのとき、
「通信制大学へ進むなら、いくら用意しておけばいい?」
「大学の学費だけ見れば大丈夫?」
「奨学金は高校生のうちから申し込める?」
と、お金のことが気になるかもしれません。
通信制高校から通信制大学へ進む場合、必要なのは大学の授業料だけではありません。
高校卒業前には出願や入学手続き、大学へ入ったあとも教材費・スクーリング・交通費などが必要になる場合があります。
「年間学費はいくらか」だけでなく、「いつ、何のお金が必要になるのか」まで確認しておきたいです。
この記事では、
通信制高校在学中 → 大学出願 → 入学 → 通信制大学在学中
という流れで、必要になりやすいお金を整理します。
通信制大学の年間学費だけでなく、入学前から卒業までのお金を確認します。
通信制高校から通信制大学まで、いつお金が必要になる?


最初に、必要になりやすい費用を時系列で見てみます。
| 時期 | 主に確認したい費用 |
|---|---|
| 通信制高校在学中 | 授業料・教材費・交通費・スクーリング関連費 |
| 高2~高3 | 大学探し・オープンキャンパス・受験準備 |
| 大学出願時 | 入学検定料・証明書・写真・郵送など |
| 合格後 | 入学金・初年度授業料・パソコンなど |
| 通信制大学在学中 | 授業料・教材・システム・スクーリング |
| 資格を目指す場合 | 実習・追加履修・交通費・宿泊費など |
すべての学校で、これらが別料金になるわけではありません。
授業料に含まれている費用もあれば、別途必要になる大学もあります。
大切なのは、
「通信制大学は年間○万円らしい」だけで進学費用を決めないこと
です。
入学前にもお金は必要になる
特に見落としやすいのが、大学へ入学する前です。
例えば、
- 入学検定料
- 高校の証明書発行
- 証明写真
- 郵送
- オープンキャンパスへの交通
- パソコンなどの準備
が必要になる場合があります。
大学のお金は「入学してから」だけではありません。出願から入学手続きまでの費用も分けて考えます。
通信制高校在学中にかかるお金も確認する
大学の費用を考える前に、今の通信制高校を卒業するまでに必要なお金も確認しておきます。
通信制高校では学校によって、
- 授業料
- 教科書・教材
- システム利用料
- 施設関連費
- スクーリング
- 交通費
- 宿泊費
- コース費
- サポート校費
などが必要になる場合があります。
高校卒業まであといくら必要かを見る
大学進学を考えるなら、
「大学はいくらかかる?」
だけではなく、
高校卒業まであといくら必要なのか
も確認しておきます。
例えば、
- 残りの授業料
- 教材費
- スクーリング関連費
- 交通費
- 卒業までに必要な学校費
です。
高校卒業までに使うお金と、大学進学のために残しておきたいお金を分けて考えると整理しやすくなります。
高校卒業前から大学の出願費用を考える
通信制大学へ入学してから初めてお金を考えるのではなく、高校在学中から少しずつ確認しておくと安心です。
高校3年生になると、
- 志望大学を決める
- 募集要項を見る
- 出願する
- 合格後に入学手続きをする
という流れになります。
出願するときに確認したい費用
大学によって異なりますが、
- 入学検定料
- 証明書の発行
- 写真
- 郵送
- 入学手続き時の費用
などを確認します。
募集要項を見るときは、
「出願時」
「合格後」
「入学後」
の支払いを分けてメモしておくと分かりやすいです。
大学探しの交通費も考える
通信制大学でも、大学を実際に見たり、相談会へ参加したりする場合があります。
遠方なら交通費が必要になることもあります。
オンライン相談を利用できる大学もありますが、対応は学校によって異なります。
出願費用だけでなく、大学を探す段階で使うお金も少し考えておきます。
高校3年生のうちに奨学金を確認する


大学進学後に使う奨学金でも、高校在学中に申し込める場合があります。
高校3年生などを対象に、高校を通して申し込む予約採用があります。
利用を考えている場合は、
- いつ申し込みが始まるか
- 誰に相談するか
- どんな書類が必要か
- 自分が対象になる可能性があるか
を在籍している高校へ早めに確認します。
通信制高校だから関係ないと、最初から決める必要はありません。
奨学金が決まっても入学前に受け取れるとは限らない
ここは特に確認したい部分です。
予約採用で採用候補になっても、奨学金の支給が大学進学後に始まる場合があります。
一方で、
- 入学検定料
- 入学金
- 初年度授業料
- パソコンなどの準備
は、それより前に必要になることがあります。
そのため、
「奨学金を使える予定だから、入学前のお金も大丈夫」
とは考えず、
入学前に必要なお金
と、
進学後に受けられる支援
を分けて確認します。
奨学金を利用する予定でも、支給が始まる時期まで確認します。
通信制大学は年間授業料だけで比較しない
通信制大学の学費を見ると、
「年間○万円」
という数字が最初に目に入りやすいです。
しかし、大学や学部、履修方法によっては授業料以外の費用も必要になります。
| 確認する費用 | 内容 |
|---|---|
| 入学金 | 最初に必要になる費用 |
| 授業料 | 年額・学期・単位など大学で異なる |
| 教材費 | テキストなど |
| システム関連費 | オンライン学習で必要な場合 |
| スクーリング | 別料金になる場合 |
| 交通・宿泊 | 対面スクーリングへ行く場合 |
| 実習 | 資格課程などで必要な場合 |
| 在籍延長 | 卒業まで年数が延びた場合 |
どこまで授業料に含まれているかは大学によって異なります。
オンライン中心でも通学費を確認する
「通信制大学なら交通費はかからない」
とは限りません。
大学・学部・科目・資格課程によっては、対面スクーリングや実習が必要になる場合があります。
資料では、
- 対面スクーリングの有無
- 会場
- 回数
- 別途受講料
- 交通費
- 宿泊の必要性
などを確認します。


一番安く見える大学だけで決めない
例えば、
A大学
年間授業料は安い
↓
遠方での対面スクーリングが多い
B大学
年間授業料はA大学より少し高い
↓
オンラインで受けられる授業が多い
という場合があります。
交通費や宿泊費まで含めると、最初に見た授業料ほど差がないことも考えられます。
そのため、学費を比べるときは、
授業料+実際に学び続けるために必要なお金
で考えます。
4年で卒業できなかった場合の費用も確認する
4年制大学へ1年次入学する場合、最短4年間で卒業することを考える人が多いと思います。
ただし、仕事・体調・家庭事情などによって、予定より長く在籍する可能性もあります。
そのため、学費を見るときは、
最短で卒業した場合だけ
で考えない方が安心です。
例えば、
- 5年目に必要な費用
- 6年目に必要な費用
- 在籍料
- 再履修費
- 休学費
- 復学時の費用
などを確認します。
もちろん、すべての人が4年を超えるわけではありません。
ただ、
「1年延びたら払えない」
という状態にならないよう、別のケースも知っておくと安心です。
通信制大学は、最短卒業時の金額だけでなく、1年長く在籍した場合の費用も確認します。
資格を取りたい場合は追加費用も見る


通信制大学を選ぶ人の中には、
- 教員免許
- 福祉系資格
- 心理系の学び
- その他の資格課程
を考えている人もいると思います。
資格を目指す場合は、大学卒業に必要な授業だけでなく、
- 追加履修
- スクーリング
- 実習
- 実習先への交通
- 宿泊
- 資格関連の費用
などが追加される場合があります。
資料を見るときは、
「大学卒業だけなら総額はいくらですか?」
と、
「資格取得まで目指す場合はいくらですか?」
を分けて確認すると分かりやすいです。
高校と大学では使う支援制度が変わる
通信制高校と通信制大学では、確認する支援制度が違います。
| 在籍している場所 | 主に確認する制度 |
|---|---|
| 通信制高校 | 高校生向けの授業料支援など |
| 通信制大学 | 奨学金・大学段階の授業料減免・大学独自制度など |
高校在学中に使っている支援制度が、そのまま大学でも続くとは限りません。
また、通信制大学で支援制度を利用できるかどうかも、
- 大学が対象か
- 入学区分
- 学生本人の条件
- 学業や家計の条件
- 入学時期
などによって扱いが変わる場合があります。
そのため、進学予定の大学へ、
「この入学区分で利用できますか?」
と確認しておくと安心です。
高校では高等学校等就学支援金などを確認します。
大学へ進学したあとは、高等教育の修学支援新制度やJASSOの奨学金など、大学段階の制度を確認します。
利用条件や対象校は制度によって異なるため、進学予定の大学と最新の公式情報を確認してください。
参考: 文部科学省
通信制大学の資料は「初年度」と「卒業まで」を分けて見る
大学資料を見るときは、
初年度にいくら必要なのか
と、
卒業までにどのくらい必要になりそうか
を分けて確認します。
初年度
- 入学金
- 授業料
- 教材
- システム費
- 初年度だけ必要な費用
2年目以降
- 年間授業料
- 教材
- スクーリング
- 実習
- その他の費用
初年度だけ高い大学もあれば、毎年ほぼ同じ費用が必要な大学もあります。
「別途必要」の欄を見る
資料では、
「別途必要」
「含まれません」
「履修者のみ」
「資格課程は別途」
などの表記も確認してください。
高校在学中に進学費用メモを作っておく


私は、通信制大学への進学を考えるなら、簡単な費用メモを作っておくと分かりやすいと思います。
高校卒業まで
高校の残り授業料:
______円
教材・学校費:
______円
スクーリング・交通費:
______円
大学出願まで
入学検定料:
______円
証明書・写真・郵送など:
______円
大学見学・相談会の交通費:
______円
大学入学時
入学金:
______円
初年度授業料:
______円
パソコンなど:
______円
大学在学中
年間授業料:
______円
教材・システム:
______円
スクーリング:
______円
交通・宿泊:
______円
資格・実習:
______円
支援制度
高校で利用している支援:
______
大学で利用できそうな支援:
______
高校3年生の予約採用:
確認済み・未確認
このメモは正確な予算表を作るためというより、
「まだ何の金額を確認できていないのか」
を見つけるために使います。
通信制大学へ確認したい7つのお金の質問
気になる大学が見つかったら、同じ質問をして比較すると分かりやすくなります。
1.合格後、最初にいくら支払いますか?
年間学費だけでなく、最初の支払額を確認します。
2.初年度総額はいくらですか?
入学金などを含めて確認します。
3.2年目以降はいくらですか?
初年度と同じ金額とは限りません。
4.スクーリング関連費はいくらですか?
受講料だけでなく、会場・回数・交通費・宿泊も確認します。
5.資格課程には追加費用がありますか?
資格を目指す場合は、実習や追加履修も確認します。
6.5年目以降はいくらかかりますか?
4年で卒業できなかった場合の費用も確認します。
7.奨学金・減免・分割払いは利用できますか?
制度名だけでなく、自分の入学区分が対象か確認します。
「年間学費はいくら?」だけで終わらず、「入学時・毎年・卒業まで」に分けて確認します。
気になる通信制大学は2~3校を比較する
1校だけを見ると、
「年間○万円なら安そう」
と感じても、それが高いのか安いのか判断しにくいことがあります。
そこで、
- 初年度総額
- 2年目以降
- スクーリング
- 交通・宿泊
- 資格費
- 5年目以降
- 支援制度
を同じ条件で2~3校ほど比べます。
通信制大学は、年間授業料だけでは卒業までの総額を判断しにくい場合があります。
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私が通信制高校から大学までのお金を一緒に考えたい理由
私は現在、公立の通信制高校に在籍しています。
実際に通っていると、授業料だけでなく交通費などのお金も必要になります。
そして卒業後に通信制大学へ進むことを考えると、
「大学の年間学費はいくら?」
だけでは足りないと感じています。
私が特に確認したいのは、金額だけでなく、いつ支払うのかです。
大学の入学検定料や入学手続きは、奨学金の支給が始まる前に必要になる場合があります。
そのため、
- 出願するとき
- 合格したとき
- 大学へ入ったあと
に分けて考えたいです。
一番安い大学を探すより、自分が卒業まで支払い続けられる形かどうか。
そこまで確認しながら進学先を考えたいと思っています。
通信制高校から通信制大学へ進むときのお金に関するFAQ
まとめ|通信制高校から大学まで、お金が必要になる時期を見よう
通信制高校から通信制大学へ進学する場合、大学の年間授業料だけではなく、入学前から卒業までのお金を確認します。
今回のポイントは次の通りです。
- 高校卒業までの残り費用を確認する
- 大学出願・入学時にもお金が必要になる場合がある
- 授業料以外にスクーリングや交通費も確認する
- 4年で卒業できなかった場合も考える
- 資格を目指す場合は追加費用を見る
- 高校と大学では支援制度が変わる
- 初年度と卒業までの総額を分けて比べる
大学のお金を考えるときは、
高校卒業まで → 出願 → 入学 → 在学中 → 卒業まで
と分けると整理しやすくなります。
一番安く見える大学だけで決めるのではなく、自分が卒業まで無理なく支払い続けられそうか。
そこまで確認しながら、通信制大学への進学を考えてみてください。
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