はじめに:公立と私立、どちらを選べばいい?

通信制高校を調べていると、必ず出てくるのが 公立通信制高校 と 私立通信制高校 の違いです。
どちらも卒業すれば、全日制高校や定時制高校と同じように高校卒業資格を取得できます。
ただし、学費・登校日数・サポート体制・通いやすさには大きな違いがあります。
簡単に言うと、公立通信制高校は学費が安いかわりに自己管理が必要で、私立通信制高校は学費が高めなかわりにサポートが手厚い学校が多いです。
私自身、公立の通信制高校を経験しましたが、「自分から動く力」はかなり大切だと感じました。
この記事では、公立通信制高校と私立通信制高校の違いを、学費・登校日数・サポート・不登校経験者との相性という視点から、やさしく解説します。
読者さん公立と私立って、そんなに違うんですか?



学費やサポート、登校日数がかなり違います。特に不登校経験がある人は、サポート体制をしっかり見たほうが安心です。
公立通信制高校の特徴
公立通信制高校の大きな特徴は、学費が安いことです。
学校や地域によって違いはありますが、公立通信制高校は年間数万円程度で通える場合が多く、経済的な負担を抑えやすいです。
通信制高校でも、卒業すれば高校卒業資格を取得できます。
ただし、公立通信制高校は基本的に自学自習が中心です。
レポートの提出期限を自分で確認したり、スクーリングの日程を管理したり、分からないところを自分から先生に聞いたりする必要があります。
私の感覚では、公立通信制高校は 「自分から進んで動ける人向け」 だと思います。



公立は安いけど、自分で頑張る必要があるんですね。



そうです。学費を抑えられるのは大きなメリットですが、レポートや登校日の管理は自分で進める必要があります。
先生が毎日声をかけてくれるわけではないので、受け身のままだとレポートや勉強が遅れてしまうこともあります。
公立通信制高校のメリット
公立通信制高校のメリットは、やはり学費の安さです。
できるだけ費用を抑えて高校卒業を目指したい人には、大きなメリットがあります。
また、自宅学習が中心なので、自分の時間を作りやすいです。
アルバイト、趣味、家の事情、体調管理などと両立しながら学びたい人にも向いています。
公立通信制高校の注意点
一方で、公立通信制高校には注意点もあります。
まず、サポートは私立と比べると少なめなことが多いです。
もちろん学校によって違いますが、学習計画の管理や進路指導、メンタル面のサポートなどは、自分から相談しに行く必要があります。
また、スクーリングの日程が決まっていて、私立ほど自由に選べない場合もあります。
さらに、公立通信制高校は入学できる地域が決まっていることがあります。
住んでいる都道府県や近い地域の学校から選ぶ必要がある場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
私立通信制高校の特徴
私立通信制高校の特徴は、通学スタイルやサポートの選択肢が多いことです。
学校によっては、週1日、週3日、週5日など、自分のペースに合わせて登校日数を選べるところもあります。
自宅学習を中心にするコースや、オンライン学習を活用するコース、少人数で通えるコースなど、選択肢が多いのが私立通信制高校の強みです。
また、不登校経験者へのサポートや、学び直し、進路相談、メンタルケアに力を入れている学校もあります。
私立通信制高校のメリット
私立通信制高校のメリットは、サポートが手厚い学校が多いことです。
たとえば、
- レポート提出の管理
- 個別指導
- オンラインでの質問対応
- メンタル面の相談
- 不登校経験者への配慮
- 大学進学サポート
- 専門コース
などがあります。
専門コースでは、プログラミング、美容、イラスト、芸能、調理、eスポーツなど、将来につながる分野を学べる学校もあります。
全日制高校のように、文化祭や修学旅行などの行事を楽しめる学校もあります。
私立通信制高校の注意点
私立通信制高校の一番の注意点は、学費が高くなりやすいことです。
公立通信制高校と比べると、年間の費用に大きな差が出ることがあります。
特に、週に何日も通うコース、個別サポートが手厚いコース、専門分野を学べるコースなどは、費用が高くなる傾向があります。
ただし、学費が高いかわりに、サポートがついている安心感は大きいです。
不登校経験があったり、ひとりで勉強を進めるのが不安だったりする場合は、私立通信制高校のサポートが助けになることもあります。



不登校だった人は、私立のほうが安心ですか?



サポートを重視するなら、私立のほうが合いやすい場合があります。先生との距離や相談しやすさも確認するといいです。
学費の違い


公立通信制高校と私立通信制高校では、学費に大きな違いがあります。
公立通信制高校は、年間数万円程度で通える場合が多いです。
一方で、私立通信制高校は、学校やコースによって年間数十万円以上かかることがあります。
ざっくり分けると、次のようなイメージです。
| 種類 | 学費の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 公立通信制高校 | 年間数万円程度 | 学費が安い。自己管理が必要 |
| 私立通信制高校 | 年間数十万円以上 | 学費は高め。サポートやコースが充実しやすい |
ただし、通信制高校の学費は、授業料だけでなく、入学金・教材費・施設費・スクーリング費用・サポート費用なども関係します。
そのため、パンフレットを見るときは、年間で実際にいくらかかるのか を確認することが大切です。
また、高等学校等就学支援金制度を利用できる場合があります。文部科学省の説明では、公立・私立ともに支給の仕組みがあり、世帯所得や学校の種類、授業料の設定によって支給額が変わります。最新の金額や条件は必ず公式情報や学校資料で確認してください。



私立は高そうで少し不安です。



たしかに公立より高くなりやすいです。ただ、就学支援金や学校ごとの費用を確認すると、思ったより負担が減る場合もあります。
登校日数の違い
公立通信制高校と私立通信制高校では、登校日数にも違いがあります。
公立通信制高校は、学校が指定した日にスクーリングへ行く形が多いです。
登校日数は少なめなこともありますが、日程の自由度はあまり高くない場合があります。
一方で、私立通信制高校は登校スタイルを選びやすい学校が多いです。
たとえば、
- 年数回の集中スクーリング
- 月数回の登校
- 週1日登校
- 週3日登校
- 週5日登校
- オンライン中心の学習
など、学校によってさまざまな通い方があります。
体調に波がある人や、人間関係に不安がある人は、登校日数を選べる学校のほうが通いやすい場合があります。
サポートの違い


公立通信制高校と私立通信制高校で大きく違うのが、サポート体制です。
公立通信制高校のサポート
公立通信制高校は、レポート添削やスクーリング、テストなど、卒業に必要な基本的なサポートが中心です。
学費が安い分、個別の学習管理やメンタルケア、進路指導は手厚くない場合もあります。
そのため、
自分で計画を立てる力
分からないことを質問する力
提出期限を守る力
が必要になります。
私も、公立通信制高校では「自分から聞く」「自分から確認する」ことが大切だと感じました。
私立通信制高校のサポート
私立通信制高校は、学校によってサポートがかなり充実しています。
レポートの進み具合を確認してくれたり、先生が個別に声をかけてくれたり、オンラインで質問できたりする学校もあります。
また、不登校経験者への対応や、別室登校、カウンセリング、少人数指導などに力を入れている学校もあります。
大学進学、就職、専門スキルの習得など、進路に合わせたコースを用意している学校もあります。
ひとりで学習を進めるのが不安な人にとっては、私立通信制高校のサポートは大きな安心材料になります。
不登校経験者はどちらが合いやすい?
不登校経験者にとって、公立と私立のどちらが合うかは、その人の状況によって違います。
ただ、サポートの手厚さを考えると、私立通信制高校のほうが合いやすい人は多いと思います。
特に、
- 毎日学校に行くのが不安
- 人間関係に不安がある
- 勉強の遅れを取り戻したい
- 先生にこまめに相談したい
- メンタル面のサポートがほしい
- 進学や専門スキルも考えたい
という人は、私立通信制高校のほうが安心しやすい場合があります。
一方で、公立通信制高校が合う人もいます。
たとえば、
- 学費をできるだけ抑えたい
- 自分で計画を立てられる
- レポートを自分で進められる
- 登校日が少ないほうがいい
- 人間関係をあまり広げたくない
という人には、公立通信制高校も選択肢になります。
大切なのは、「公立だから良い」「私立だから良い」と決めつけないことです。
自分の性格、体調、家庭の状況、学費、サポートの必要性を考えて選ぶことが大切です。
資料請求で確認すべきポイント


通信制高校を選ぶときは、資料請求をして、いくつかの学校を比べるのがおすすめです。



何を比べればいいか分かりません。



学費・登校日数・サポート・不登校経験者への対応を比べると、自分に合う学校を選びやすくなります。
特に、公立と私立で迷っている場合は、次のポイントを確認しましょう。
1. 学費の総額
授業料だけでなく、入学金、教材費、施設費、スクーリング費用、サポート費用などを含めて、年間いくらかかるのか確認しましょう。
「授業料は安いけれど、別の費用がかかる」という場合もあります。
2. 登校日数
年に何日登校するのか、週何日通うのか、スクーリング会場はどこなのかを確認します。
自分の体調や生活リズムに合っているかが大切です。
3. レポート提出のサポート
通信制高校では、レポート提出がかなり大切です。
提出期限を管理してくれるのか、分からないところを質問できるのか、オンライン提出ができるのかを確認しましょう。
4. 不登校経験者への対応
不登校経験がある人は、ここをしっかり見たほうがいいです。
別室登校ができるか、少人数で通えるか、カウンセラーがいるか、先生がどのようにサポートしてくれるかを確認しましょう。
5. 卒業率や進路実績
卒業までどのようにサポートしてくれるのか、卒業後の進路はどうなっているのかも確認しましょう。
大学進学、専門学校、就職など、自分が考えている進路に合う学校かを見ることが大切です。
まとめ:学費だけでなく、サポートまで見て選ぼう
公立通信制高校と私立通信制高校には、それぞれメリットがあります。
公立通信制高校は、学費を抑えやすいのが大きな魅力です。
ただし、自分で計画を立てて学習を進める力が必要になります。
私立通信制高校は、学費が高めになりやすいですが、サポートが手厚い学校が多いです。
不登校経験がある人や、学習面・メンタル面に不安がある人は、私立通信制高校のほうが安心できる場合があります。
私自身、公立通信制高校を経験して、「自分から進んで動くこと」が大切だと感じました。
だからこそ、ひとりで進めるのが不安な人は、サポートのある学校を選ぶことも大切だと思います。
通信制高校選びで大切なのは、学費だけで決めないことです。
登校日数、サポート、先生との距離、進路指導、学校の雰囲気まで見て、自分に合う学校を選びましょう。
気になる学校がある場合は、まず資料請求をして、比較してみるところから始めてみてください。



