はじめに:通信制高校と定時制高校、どっちがいい?

高校には、全日制高校だけでなく、通信制高校や定時制高校という選択肢もあります。
不登校を経験した人や、毎日学校に通うことに不安がある人の中には、
「通信制高校と定時制高校って何が違うの?」
「自分にはどっちが合っているんだろう?」
「不登校だった自分でも通えるのかな?」
と悩む人もいると思います。
私自身、中学生のときに不登校を経験し、その後、定時制高校に入学しました。
そのあと通信制高校にも通ったので、両方の学校を経験しています。
結論から言うと、通信制高校と定時制高校はどちらも良い面があります。
ただし、人によって合う・合わないはかなり違います。
この記事では、通信制高校と定時制高校の違いを、登校日数・人間関係・学費・サポート・私自身の体験談をまじえて、やさしく解説していきます。
読者さん通信制高校と定時制高校って、どっちがいいんですか?



どちらが上というより、自分に合うかどうかが大切です。私は両方経験したので、その違いをわかりやすく話します。
定時制高校とは
定時制高校とは、全日制高校のように朝から夕方まで授業を受けるのではなく、夜間や午前・午後など、決められた時間帯に授業を受ける高校です。
昔は「夜に通う高校」というイメージが強かったですが、今は昼間に通える定時制高校や、朝・昼・夜から時間帯を選べる学校もあります。
定時制高校では、1日の授業時間は4時間程度のことが多く、働きながら通う人や、自分の時間を大切にしたい人にも向いています。
卒業すれば、全日制高校と同じように高校卒業資格を取得できます。
定時制高校の主な特徴
定時制高校には、次のような特徴があります。
- 夜間・午前・午後など、学校によって授業時間が違う
- 1日4時間程度の授業が多い
- 原則として週5日登校することが多い
- 4年間で卒業する学校が多い
- 学校によっては3年で卒業できるコースもある
- 給食がある学校もある
私が通っていた定時制高校では、給食の制度がありました。



定時制高校って、給食があるんですか?



学校によりますが、夜間の定時制高校では給食があるところもあります。私の学校でも毎月申し込んで食べていました。
毎月申し込む形で、リーズナブルな価格で食べることができました。
おかわりができたり、食べたくないものは無理に食べなくてもよかったりして、かなりありがたかったです。
給食を作ってくれる方も気さくで優しい方が多く、学校生活の中で少し安心できる時間でもありました。
通信制高校とは
通信制高校とは、毎日学校に通うのではなく、自宅学習やレポート提出を中心に高校卒業を目指す学校です。
通信制高校でも、卒業すれば全日制高校や定時制高校と同じ高校卒業資格を取得できます。
簡単に言うと、通信制高校は、
自分のペースで勉強しながら、高校卒業を目指せる学校
です。
通信制高校では、主に次のような形で学習します。
- 自宅でレポートに取り組む
- オンライン授業や動画教材で学ぶ
- 決められた日にスクーリングへ行く
- テストを受ける
- 必要な単位を取って卒業を目指す
登校日数は学校によって大きく違います。
年に数日だけ登校する学校もあれば、週1日〜週5日通える学校もあります。
通信制高校については、別の記事でも詳しくまとめています。
関連記事:通信制高校とは?仕組み・登校日数・卒業までやさしく解説


登校日数の違い


通信制高校と定時制高校の大きな違いは、登校日数です。
定時制高校は、基本的に週5日登校することが多いです。
授業時間は短めですが、学校へ通う習慣は全日制高校に近い部分があります。
一方で、通信制高校は学校やコースによって登校日数がかなり違います。
年に数日だけ登校する学校もあれば、週1日、週3日、週5日など、自分に合った通い方を選べる学校もあります。
毎日学校に行くのがつらい人にとっては、通信制高校のほうが気持ち的に楽な場合があります。
私の場合も、定時制高校より通信制高校のほうが、気楽な気持ちで通いやすかったです。



毎日通うのが不安なら、通信制高校のほうがいいですか?



毎日登校がつらい人には、通信制高校のほうが合う場合があります。ただ、学校やコースによって登校日数は違うので確認が大切です。
人間関係の違い


通信制高校と定時制高校では、人間関係の作り方も違います。
定時制高校の人間関係
定時制高校は、基本的に毎日同じ学校に通います。
そのため、同じクラスの人と顔を合わせる機会が多く、友達はできやすいと思います。
私自身も、定時制高校で友達ができ、一緒に遊びに行くこともありました。
「定時制高校は友達ができない」と思う人もいるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。
毎日顔を合わせるので、自然と話す機会は増えます。
ただし、人間関係が近い分、合わない人がいるとしんどくなることもあります。
私が通っていた定時制高校では、いじられたり、嫌な思いをしている生徒もいました。
先生についても、意外と厳しい先生や怖く感じる先生がいることもありました。
もちろん学校や先生によって違いますが、毎日通うからこそ、人間関係の影響は大きいと感じました。
通信制高校の人間関係
通信制高校は、定時制高校よりも人間関係の距離を取りやすいです。
毎日同じ人と会うわけではないので、人間関係で疲れやすい人には合いやすいと思います。
一方で、友達を作りたい場合は、自分から声をかけることも大切です。
私の経験では、通信制高校の人たちは優しく話してくれる人が多かったです。
ただ、分からないことがあったときに、自分から先生や周りの人に聞かないと、ついていきにくい場面もありました。
通信制高校は自由度が高い分、自分から動く力も必要になります。



通信制高校だと友達はできにくいですか?



毎日会うわけではないので、定時制よりきっかけは少ないかもしれません。でも自分から話しかけると、優しく話してくれる人も多いです。
学費の違い
学費は、公立か私立かによって大きく変わります。
公立の場合、通信制高校も定時制高校も比較的安く通えることが多いです。
一方で、私立の通信制高校は、サポートやコースが充実している分、学費が高くなることがあります。
目安としては、
- 公立の定時制高校:比較的安い
- 公立の通信制高校:比較的安い
- 私立の通信制高校:学校やコースによって高くなる
- サポート校を利用する場合:さらに費用がかかることがある
というイメージです。
私の考えとしては、もし学費面で可能なら、私立の通信制高校も選択肢に入れていいと思います。
理由は、サポートの手厚さが違う場合があるからです。
もちろん、人によって合う学校は違います。
公立が合う人もいれば、私立のほうが安心できる人もいます。
大切なのは、学費だけで決めず、サポート内容や通いやすさも一緒に確認することです。
サポートの違い
通信制高校と定時制高校では、サポートの形も違います。
定時制高校のサポート
定時制高校は、毎日学校に通って、先生から直接授業を受けるスタイルです。
そのため、生活リズムを作りやすいというメリットがあります。
先生に直接質問しやすい環境もありますし、クラスの中で学校生活を送ることができます。
ただし、基本的には毎日通う必要があるため、体調に波がある人や、人間関係で疲れやすい人には負担になることもあります。
通信制高校のサポート
通信制高校は、自宅学習が中心です。
レポート提出やスクーリング、テストを通して単位を取っていきます。
自由度が高い反面、自分で学習を進める力も必要です。
ただし、私立の通信制高校では、個別指導やメンタルサポート、進路相談、専門コースなどが充実している学校もあります。
不登校経験がある人や、コミュニケーションに不安がある人は、サポートが手厚い通信制高校を選ぶと安心しやすいと思います。
私の体験談:定時制高校と通信制高校を両方経験して感じたこと
私は中学生のときに不登校を経験し、その後、定時制高校に進学しました。
定時制高校では、友達ができて一緒に遊びに行くこともありました。
給食があったことも、学校生活の中で良かった点のひとつです。
なので、定時制高校が悪いとは思っていません。
ただ、毎日学校に通う必要があることや、人間関係の距離が近いことは、私にとって負担になる部分もありました。
その後、通信制高校に進んでからは、定時制高校よりも気楽な気持ちで通えるようになりました。
毎日登校しなくてもよく、自分のペースで学べることが、私には合っていたのだと思います。
通信制高校に進んだことで、YouTube活動やプログラミングの勉強など、自分の興味があることにも時間を使えるようになりました。
だからといって、全員に通信制高校だけをおすすめしたいわけではありません。
人によっては、定時制高校のように毎日通う環境のほうが合う場合もあります。
大切なのは、どちらが上かではなく、自分に合っているかどうかです。
通信制高校が向いている人
通信制高校が向いているのは、次のような人です。
- 毎日学校に通うのがつらい人
- 自分のペースで勉強したい人
- 人間関係に疲れやすい人
- 不登校経験がある人
- 体調に波がある人
- アルバイトや趣味、勉強などに時間を使いたい人
- サポートの手厚い学校を選びたい人
特に、コミュニケーションが苦手だったり、人間関係に不安が強かったりする場合は、私立の通信制高校も選択肢に入れるといいと思います。
サポートが手厚い学校なら、先生に相談しながら自分のペースで進めやすいです。
定時制高校が向いている人
定時制高校が向いているのは、次のような人です。
- 毎日学校に通うほうが生活リズムを作りやすい人
- 直接授業を受けたい人
- 友達を作りたい人
- 学費をできるだけ抑えたい人
- ある程度コミュニケーションが取れる人
- 学校生活も少し楽しみたい人
定時制高校は、毎日通う分、友達ができやすい面があります。
学校によっては給食があったり、先生に直接教えてもらえたりするので、全日制に近い環境で学びたい人には合いやすいと思います。
どっちが自分に合う?


通信制高校と定時制高校のどちらが合うかは、その人の性格や状況によって変わります。
毎日学校に通うのがつらいなら、通信制高校のほうが合うかもしれません。
逆に、家でひとりで勉強するのが苦手で、友達や先生と関わりながら学びたいなら、定時制高校のほうが合う場合もあります。
不登校経験がある人でも、通信制高校や定時制高校なら通いやすい可能性があります。
ただし、全日制高校のように毎日長時間通うスタイルは、しんどく感じる人もいるかもしれません。
私自身は、定時制高校より通信制高校のほうが気楽に通えました。
でも、定時制高校で友達ができた経験もあるので、一概に「通信制高校だけが正解」とは言えません。
まずは、自分が何に不安を感じているのかを考えてみることが大切です。



結局、どっちを選べばいいか迷います。



登校日数・人間関係・学費・サポートを比べて、自分が無理なく通えそうなほうを選ぶのがおすすめです。
まとめ:どちらが良いかではなく、自分に合う高校を選ぼう
通信制高校と定時制高校には、それぞれ違った良さがあります。
定時制高校は、毎日学校に通いながら、先生や友達と関わって学べる環境です。
通信制高校は、自分のペースで学びながら、高校卒業を目指せる環境です。
どちらが良い・悪いではなく、自分に合っているかどうかが大切です。
私の場合は、通信制高校のほうが気持ち的に通いやすかったです。
でも、定時制高校で友達ができたことや、給食の時間があったことも良い思い出として残っています。
通信制高校も定時制高校も、学校によって雰囲気やサポートはかなり違います。
気になる学校がある場合は、資料請求をしたり、説明会に参加したりして、自分に合うか確認してみてください。
学校が合わなかったとしても、進路は選び直せます。
自分に合う場所を見つけることが、前に進むきっかけになると思います。



