はじめに:不登校でも通信制高校に行ける?

不登校を経験していると、
「このまま高校に行けるのかな」
「今の学校に通えないけど、通信制高校に移れるのかな」
「高校を辞めたあとでも、もう一度やり直せるのかな」
と不安になることがあると思います。
結論から言うと、不登校でも通信制高校に行くことはできます。
むしろ通信制高校は、毎日登校する全日制高校とは違い、自宅学習やレポート提出を中心にして高校卒業を目指せる学校です。
そのため、不登校経験がある人や、毎日学校に通うことがつらい人にとって、選びやすい進路のひとつです。
私自身も、中学生のときに不登校を経験しました。
さらに高校2年生のときにも学校に通うことが難しくなり、通信制高校へ移りました。
この記事では、不登校から通信制高校に行けるのか、中学生から入学する場合、高校在学中に転入する場合、高校中退後に編入する場合の流れを、やさしく解説します。
読者さん不登校でも通信制高校に行けるんですか?



行けます。私自身も不登校を経験してから通信制高校に進みました。学校が合わなくても、進路は選び直せます。
不登校でも通信制高校に行けるのか
不登校でも、通信制高校へ進学することは十分に可能です。
通信制高校は、毎日決まった時間に学校へ通うのではなく、自宅での学習やレポート提出、スクーリング、テストを通して単位を取っていく仕組みです。
そのため、全日制高校のように毎日登校するのが難しい人でも、自分のペースで高校卒業を目指しやすいです。
通信制高校を卒業すれば、全日制高校や定時制高校と同じように高校卒業資格を取得できます。
つまり、通信制高校を卒業しても、学歴としては「高卒」です。
不登校だったからといって、高校進学や高校卒業をあきらめる必要はありません。
通信制高校には、不登校経験者を受け入れている学校も多くあります。
学校によっては、少人数で通えたり、オンラインで学べたり、先生やカウンセラーに相談できたりするところもあります。
ただし、サポート内容は学校によって大きく違います。
だからこそ、入学前に資料請求をして、登校日数やサポート体制を確認することが大切です。
中学生から通信制高校に入学する場合
中学生から通信制高校へ進学することはできます。
基本的には、中学校を卒業している、または卒業見込みであれば、通信制高校への入学を目指せます。
中学3年生のときに不登校だったとしても、通信制高校を選ぶことは可能です。



中学校を休みがちでも、入学できますか?



学校によって条件はありますが、中学校を卒業見込みなら出願できる通信制高校は多いです。まずは資料で確認してみましょう。
通信制高校の入試は、学校によって違いますが、書類選考・作文・面接が中心の学校も多いです。
全日制高校のような難しい学力試験がない学校もあります。
もちろん学校によって入試内容は違うので、気になる学校の募集要項を確認しましょう。
中学生から入学する場合の流れ
中学生から通信制高校に入学する場合は、だいたい次の流れです。
- 通信制高校について調べる
- 資料請求をする
- 学校説明会や個別相談に参加する
- 中学校の先生や親に相談する
- 出願する
- 書類選考・作文・面接などを受ける
- 合格後、入学手続きをする
不登校で中学校の先生に相談しにくい場合もあると思います。
その場合は、まず親に相談したり、学校の資料を一緒に見たりするところから始めても大丈夫です。
高校在学中に通信制高校へ転入する場合


高校に在学している途中で、通信制高校へ移ることもできます。
この場合は、一般的に転入と呼ばれます。
転入とは、今の高校に在籍したまま、別の高校へ移ることです。
退学してから入り直すのではなく、学校を変えるイメージです。
高校在学中に転入する場合、これまでの在籍期間や修得した単位を引き継げる可能性があります。
そのため、タイミングによっては同級生と近い時期に卒業を目指せる場合もあります。
私自身も、高校2年生のときに学校へ通うことが難しくなり、通信制高校へ移りました。
定時制高校に通っていた時期もありましたが、私には通信制高校のほうが気持ち的に通いやすかったです。
転入の基本的な流れ
高校在学中に通信制高校へ転入する場合は、だいたい次の流れです。
- 通信制高校の資料を取り寄せる
- 個別相談や説明会に参加する
- 今の高校に転入を考えていることを伝える
- 在学証明書や単位修得証明書などを準備する
- 通信制高校へ出願する
- 書類選考・作文・面接などを受ける
- 合格後、転入手続きをする
転入の時期は学校によって違います。
毎月受け入れている学校もあれば、4月・10月など時期が決まっている学校もあります。
今の高校がつらい場合でも、焦って退学する前に、まずは通信制高校へ相談するのがおすすめです。



今の高校がつらいなら、先に退学してもいいですか?



退学前に相談したほうが安心です。転入なら単位や在籍期間を引き継げる可能性があります。
退学してから動くより、転入のほうが単位や在籍期間を引き継ぎやすい場合があります。
高校中退後に通信制高校へ編入する場合


高校を中退したあとでも、通信制高校へ入ることはできます。
この場合は、一般的に編入と呼ばれます。
編入とは、一度高校を辞めた人が、別の高校に入り直すことです。
高校を中退していても、中学校を卒業していれば、通信制高校への編入を目指せます。
前の高校で単位を取っていた場合は、その単位を引き継げることもあります。
ただし、単位を取る前に中退している場合は、新入学扱いになることもあります。
ここは学校によって判断が違うので、必ず確認しましょう。
編入の基本的な流れ
高校中退後に通信制高校へ編入する場合は、だいたい次の流れです。
- 中退した高校の単位や在籍期間を確認する
- 通信制高校の資料を取り寄せる
- 個別相談で単位を引き継げるか確認する
- 必要書類を準備する
- 出願する
- 書類選考・作文・面接などを受ける
- 合格後、編入手続きをする
私が通っていた公立の通信制高校では、面接はなく、書類選考だけでした。
もちろん学校によって違いますが、通信制高校の入試は、難しい学力試験よりも、書類・作文・面接を重視する学校が多い印象です。
「高校を辞めたからもう終わり」と思う必要はありません。



高校を辞めてしまっても、もう一度やり直せますか?



やり直せます。通信制高校に編入して、高校卒業を目指す道があります。
通信制高校に編入して、もう一度高校卒業を目指すことはできます。
親に相談するときのポイント
通信制高校に行きたいと思っても、親にどう話せばいいか悩む人も多いと思います。
親は、子どもの将来が心配だからこそ、
「本当に卒業できるの?」
「通信制高校で大丈夫なの?」
「生活リズムが崩れない?」
と不安になることがあります。
相談するときは、感情的に話すよりも、少し準備してから伝えると話しやすいです。
なぜ通信制高校に行きたいのかを伝える
まずは、なぜ通信制高校を考えているのかを伝えましょう。
たとえば、
「毎日登校するのがつらい」
「自分のペースで勉強したい」
「体調に合わせて通える学校を選びたい」
「高校卒業はあきらめたくない」
というように、自分の気持ちを言葉にしてみるといいです。
「学校に行きたくない」だけで終わると、親も不安になりやすいです。
でも、「通信制高校で高校卒業を目指したい」と伝えれば、前向きな相談になりやすいです。



親に反対されそうで怖いです。



まずは学校の資料を見せながら、「高校卒業をあきらめたくない」と伝えるのがおすすめです。
学校の資料を見せながら話す
親に相談するときは、通信制高校の資料や公式サイトを一緒に見せるのがおすすめです。
学校名、登校日数、学費、サポート内容、卒業後の進路などが分かると、親も安心しやすくなります。
口だけで説明するより、資料があるほうが伝わりやすいです。
生活リズムについても話す
通信制高校は自由な時間が増える分、生活リズムが心配されやすいです。
そのため、
「朝は何時に起きる」
「レポートはいつ進める」
「週に何回は勉強する」
「アルバイトや趣味の時間も決める」
など、簡単でもいいので生活のイメージを伝えると安心してもらいやすいです。
どうしても話しにくい場合
学校がつらい状態だと、先生に相談するのも難しいことがあります。
私も、本当につらい時期は、周りに相談すること自体が大変でした。
もし親に直接言うのが難しい場合は、LINEや手紙で伝える方法もあります。
また、信頼できる大人、親戚、スクールカウンセラー、病院の先生などに間に入ってもらうのもひとつの方法です。
私自身、つらかったときに「もう学校をやめて自由に生きたい」と思ったことがありました。
でも親は、高校だけは卒業してほしいという気持ちがありました。
その結果、通信制高校という選択肢を知り、もう一度高校卒業を目指すことにしました。
本当につらいなら、無理に合わない学校に通い続ける必要はありません。
自分が通いやすい高校を探すことも、大切な選択だと思います。
学校選びで見るべきこと


通信制高校を選ぶときは、「有名だから」「学費が安いから」だけで決めないほうがいいです。



どの通信制高校を選べばいいか分かりません。



登校日数・サポート・学費・卒業後の進路を比べると、自分に合う学校を選びやすくなります。
大切なのは、今の自分の状態で無理なく続けられるかです。
特に不登校経験がある人は、次のポイントを確認しておくと安心です。
登校日数
通信制高校は、学校によって登校日数が大きく違います。
週5日通う学校もあれば、週1日、月数回、年数回のスクーリングだけの学校もあります。
今の体力や気持ちで、無理なく通える日数かどうかを確認しましょう。
学習サポート
通信制高校では、レポート提出が大切です。
分からないところを先生に質問できるか、オンラインで相談できるか、レポートの提出期限を管理してくれるかを確認しましょう。
自分ひとりで進めるのが不安な人は、サポートが手厚い学校のほうが安心です。
メンタル面のサポート
不登校経験がある場合は、メンタル面のサポートも大切です。
カウンセラーがいるか、別室登校ができるか、少人数で通えるか、先生が不登校経験者に理解があるかを見ておきましょう。
学べる内容
通信制高校の中には、高校の勉強だけでなく、専門分野を学べる学校もあります。
たとえば、
- プログラミング
- イラスト
- 美容
- 調理
- 音楽
- 芸能
- eスポーツ
- 大学進学対策
などです。
興味のある分野がある人は、専門コースがある学校を選ぶのも良いと思います。
学費の総額
学費は、授業料だけではありません。
入学金、教材費、施設費、スクーリング費用、交通費、宿泊費、専門コース費用などがかかる場合があります。
資料を見るときは、年間の総額でいくらかかるのかを確認しましょう。
また、通信制高校も高等学校等就学支援金制度の対象になります。ただし、支給額や条件は世帯の状況や学校の種類などによって変わるため、最新情報は文部科学省や学校の資料で確認するのがおすすめです。
卒業後の進路
通信制高校を卒業したあとに、大学、専門学校、就職を考えている人もいると思います。
進学サポート、指定校推薦、就職支援、面接指導などがあるかも確認しましょう。
通信制高校を選ぶときは、入学することだけでなく、卒業後のことまで考えておくと安心です。
まとめ:不登校でも通信制高校という道がある
不登校でも、通信制高校に行くことはできます。
中学生から新入学することもできますし、高校在学中に転入することもできます。
高校を中退したあとでも、編入してもう一度高校卒業を目指すことができます。
私自身も、不登校を経験し、学校に通うことが難しくなったあと、通信制高校という選択肢を知りました。
通信制高校に進んだことで、自分のペースで学び直すことができました。
学校が合わなかったからといって、未来がなくなるわけではありません。
大切なのは、自分に合う環境を探すことです。
通信制高校は、学校によって登校日数、学費、サポート、雰囲気が大きく違います。
まずは資料請求をして、自分に合いそうな学校を比べてみるのがおすすめです。
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