学校に行けない中学生へ|高校受験に向けて家で勉強を再開する7日間

学校に行けない時期が続くと、
「家で勉強しなければいけない」
「でも、教材を開く気になれない」
「何から始めればいいのか分からない」
と悩むことがあります。
勉強が遅れていると感じるほど、最初から長時間取り組んだり、全教科をやり直したりしなければならないように思うかもしれません。
しかし、自宅学習を再開するときに大切なのは、最初から学校と同じ量を勉強することではありません。



最初から毎日続けなくても大丈夫です!
私自身も中学生のころに不登校を経験しました。
学校へ行けないことだけでなく、勉強していないことへの不安もありました。
それでも、焦って一気に取り戻そうとすると、勉強を始める前から疲れてしまいます。
この記事では、学校に行けない中学生が家で勉強を始めるための最初の7日間、続かない日の戻り方、教材の選び方、保護者ができることを解説します。
※体調や気持ちの不調が強いときは、勉強よりも休むことが必要な場合があります。食事や睡眠が取れない、強い不安が続くなどの場合は、保護者、学校の先生、スクールカウンセラー、主治医、地域の相談先などにも相談してください。
最初の7日間は、勉強の遅れを取り戻す期間ではなく、家で教材を開ける形を探す期間です。
家で勉強を始められないのはおかしくない
学校を休んでいると、時間があるように見えるかもしれません。
しかし、学校へ行けない時期は、体や気持ちが疲れていることがあります。
朝起きるだけで疲れる。
学校のことを考えると不安になる。
教科書を見ると、授業に出られなかったことを思い出す。
家族から「勉強しないの?」と言われるだけで苦しくなる。
このような状態では、机に向かうこと自体が大きな負担になる場合があります。
そのため、
「時間があるのに勉強できない」
「やる気がないから始められない」
と決めつける必要はありません。
教材を開くと学校のことを思い出してしまう人もいます。
分からない問題が増えて、どこから手を付ければよいのか判断できない人もいます。
勉強を再開する前に、まずは「今は何が負担になっているのか」を考えてみましょう。
勉強を始めにくい理由
- 教材を見ると不安になる
- どこから始めればよいか分からない
- 全教科をやらなければいけないと感じる
- 分からない問題が多い
- 昼夜逆転している
- 長く集中できない
- 家族に見られると緊張する
- 一人になると不安になる
- 失敗したり間違えたりするのが怖い
- 高校進学のことまで考えてしまう
理由を一つに決める必要はありません。
「今は長時間は難しい」
「数学を見ると不安になる」
「家族がいる部屋の方が安心する」
など、分かる範囲で考えるだけでも十分です。
勉強を始める前に決める3つのこと


自宅学習を始める前に、細かい学習計画を作る必要はありません。
最初は、次の3つだけ決めてみましょう。
- 勉強する場所
- 取り組む時間
- 最初に使う教材
勉強する場所を一つ決める
自宅学習だからといって、自分の部屋の学習机を使わなければならないわけではありません。
比較的落ち着いて教材を開ける場所を選びましょう。
| 場所 | 合う可能性がある人 |
|---|---|
| 自分の部屋 | 家族の音や視線が気になる人 |
| リビング | 一人になると不安な人 |
| ダイニングテーブル | 短時間だけ取り組みたい人 |
| 小さな机 | 教材を広げすぎたくない人 |
| 図書館 | 家では気持ちを切り替えにくい人 |
| 保護者の近く | 分からないときにすぐ声をかけたい人 |
大切なのは、きれいで完璧な勉強部屋を作ることではありません。
教科書やタブレットを一つ置ける場所があれば十分です。
机の上を全部片付ける必要もありません。
勉強する部分だけ、少し空けてみましょう。
始めやすい時間を探す
「勉強は朝にした方がよい」と言われることがあります。
しかし、学校へ行けない時期は、朝に動くことが難しい人もいます。
最初は一般的に良いと言われる時間ではなく、今の自分が動きやすい時間を探しましょう。
| 今の状態 | 始め方の例 |
|---|---|
| 朝が苦手 | 昼食後に5分 |
| 起きた直後は動きにくい | 起きて30分後 |
| 午後に疲れやすい | 起きてから早めの時間 |
| 夜の方が落ち着く | 夕食前に10分 |
| 時間を決めると苦しくなる | 体調がよいときに1問だけ |
毎日同じ時間にできなくても構いません。
最初の一週間は、
「昼食後なら少しできた」
「夜は不安が少なかった」
など、自分が取り組みやすい時間を探す期間にします。
朝に勉強できないから、自宅学習ができないわけではありません。
最初に使う教材は一つに絞る
勉強が遅れていると、たくさんの教材を用意したくなるかもしれません。
しかし、教科書、学校のワーク、市販問題集、動画、通信教育を一度に使おうとすると、何から始めればよいか分からなくなります。
最初の一週間は、一つか二つに絞りましょう。
教材の組み合わせ例
- 教科書だけ
- 学校のワークだけ
- 動画授業と薄い問題集
- タブレット教材だけ
- 通信教育とノート
- 市販問題集と解説動画
- 教科書と家族への質問
最初の教材は、難しさよりも「開きやすさ」で選んで構いません。
少し簡単すぎると感じる教材でも大丈夫です。
最初から実力を測ることより、教材を開いても強い負担にならないかを確認しましょう。
自宅学習を始める最初の7日間


ここからは、勉強を再開する最初の7日間の例を紹介します。
必ず7日間連続で行う必要はありません。
途中で休んだ場合は、次に動ける日に続きを行って大丈夫です。
| 日 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 1日目 | 教材を置いて開く | 1〜3分 |
| 2日目 | 5分だけ取り組む | 5分 |
| 3日目 | 分かる問題を解く | 1〜3問 |
| 4日目 | 動画授業を見る | 5〜15分 |
| 5日目 | 英単語か計算を行う | 少しだけ |
| 6日目 | できた内容を確認する | 5分 |
| 7日目 | 来週続けることを決める | 一つだけ |
1日目:教材を開くだけ
1日目は、問題を解かなくても構いません。
次の中から一つだけ行います。
- 教科書を机に置く
- ワークを開く
- タブレットの電源を入れる
- 動画教材のページを開く
- 筆記用具を用意する
教材を開いたら、その日は終わっても大丈夫です。
「何も勉強していない」と感じるかもしれませんが、教材を避け続けていた人にとっては、開くこと自体が一歩です。
1日目の目的は、勉強することではなく、教材に触れても大丈夫かを確認することです。



1日目は、開けたら終わりでも大丈夫です!
2日目:5分だけ取り組む
2日目は、タイマーを5分に設定します。
時間が来たら、途中でも終了して構いません。
取り組む内容は、次のようなもので十分です。
- 教科書を1ページ読む
- 漢字を2個書く
- 英単語を3個見る
- 計算問題を1問解く
- 動画を5分見る
5分終わった後に、もう少しできそうでも、あえて終了する方法もあります。
最初から頑張りすぎると、次の日に同じ量を求めてしまうことがあります。
「まだ少しできそう」と感じるくらいで終わると、次に戻りやすくなります。
3日目:分かる問題を解く
3日目は、難しい問題ではなく、分かりそうな問題を選びます。
現在の学年にこだわる必要はありません。
中学3年生でも、中学1年生の問題へ戻って大丈夫です。
おすすめは、
- 答えを見れば分かりそうな問題
- 前に解いたことがある問題
- 計算だけで終わる問題
- 選択肢から選ぶ問題
- 好きな教科の問題
です。
正解できる問題を選ぶのは、逃げではありません。
最初の一週間は、実力を試すよりも「問題を解いても大丈夫だった」という感覚を作ることを優先します。
最初から苦手な問題へ挑戦せず、分かる問題で勉強へ戻る感覚を作りましょう。
4日目:動画授業を1本見る
教科書や問題集を読むのがつらい場合は、動画授業を利用する方法があります。
4日目は、短い動画を一つ選びます。
最初からノートをきれいに取る必要はありません。
- 動画を見るだけ
- 分かった言葉を一つ書く
- 途中で止める
- 分からなければ別の動画へ変える
という形でも大丈夫です。
動画が15分ある場合でも、最後まで見る必要はありません。
5分だけ見て、疲れたら終了しましょう。
5日目:英単語か計算を少し行う
5日目は、短く終わりやすい学習を選びます。
英語なら、
- アルファベットを書く
- 英単語を3個見る
- be動詞の例文を一つ読む
数学なら、
- 正負の数を1問解く
- 足し算・引き算を行う
- 文字式を一つ見る
などです。
この日は、覚えられなくても構いません。
英単語を見たけれど覚えていない。
計算を間違えた。
そのような結果でも、教材へ戻れたことには変わりません。
英語・数学のどこまで戻ればよいか分からない人は、こちらの記事を参考にしてください。


6日目:できた内容を確認する
6日目は、新しい問題を増やさず、ここまで行ったことを確認します。
例えば、
- 教材を3回開けた
- 動画を5分見た
- 数学を2問解いた
- 英単語を3個見た
- 1日休んだけれど戻れた
などです。
できなかったことを数える必要はありません。
「7日間毎日できなかった」ではなく、
「教材を開けた日があった」
「一度休んでも戻れた」
と考えてみましょう。
ノートやカレンダーへ、できたことを一行書いても構いません。
7日目:来週続ける内容を一つ決める
7日目は、次の一週間に続けることを一つだけ決めます。
例としては、
- 昼食後に5分だけ取り組む
- 数学を1問解く
- 動画を1本見る
- タブレット教材を1回分進める
- 週に2日だけ教材を開く
などがあります。
毎日行う必要はありません。
週2日から始めても大丈夫です。
最初の7日間で分かった、
- 取り組みやすかった場所
- 動きやすかった時間
- 開きやすかった教材
- 負担が大きかった勉強量
を使って、来週の形を決めましょう。
体調に合わせて5分・15分・30分から選ぶ


自宅学習を毎日同じ量にすると、体調が悪い日に続けにくくなります。
そこで、最初から3つのメニューを用意しておく方法があります。
| その日の状態 | 学習メニュー |
|---|---|
| かなりつらい日 | 教材を開く・動画を5分見る |
| 少しできそうな日 | 解説を読み、問題を2〜3問解く |
| 調子がよい日 | 一つの内容を15〜30分進める |
5分メニュー
- 教材を開く
- 英単語を見る
- 漢字を2個書く
- 動画を少し見る
- 前回の答えを見る
15分メニュー
- 解説を読む
- 問題を2〜3問解く
- 答え合わせをする
- 分からない問題へ印を付ける
30分メニュー
- 動画と問題を組み合わせる
- 一つの単元を進める
- 前回の復習を行う
- 質問したい問題を整理する
5分しかできなかった日も、習慣が途切れたわけではありません。
体調が悪い日に30分メニューを選ばないことも、自宅学習を続けるための工夫です。
1回の自宅学習は4つの流れで進める
自宅学習では、何をどの順番で行うか分からず、教材を開いたまま止まることがあります。
最初は、次の4つの流れだけで進めてみましょう。
- 解説を読む・見る
- 問題を1〜3問解く
- 答え合わせをする
- 分からない問題へ印を付けて終わる
解説を読む・見る
最初から問題を解けない場合は、先に説明を見て構いません。
教科書、市販教材、通信教育、動画授業など、分かりやすいものを使いましょう。
問題を1〜3問解く
1ページすべてを終わらせる必要はありません。
最初は1問だけでも大丈夫です。
答え合わせをする
間違えた問題を、すぐに全部やり直さなくても構いません。
まずは答えを確認します。
分からない問題へ印を付ける
分からない問題には、
- 丸を付ける
- 付箋を貼る
- 写真を撮る
- 質問用ノートへ書く
などの方法で印を残します。
その日のうちに解決できなくても大丈夫です。
自宅学習は、分からない問題を全部解決してから終わる必要はありません。
分からない問題で止まりすぎない
家で勉強していると、先生が近くにいないため、一つの問題で長時間止まることがあります。
理解できるまで考えることは大切ですが、最初の段階では、分からない問題を一度飛ばすことも必要です。
10分考えて分からなければ一度止める
一つの目安として、10分考えても分からない場合は、答えや解説を見ても構いません。
それでも分からなければ、印を付けて次へ進みます。
質問したい問題をまとめる
分からない問題を一か所へまとめておくと、後から質問しやすくなります。
質問するときは、
- どの問題か
- どこまで分かったか
- 何が分からないか
- 自分で試したこと
を短く書いておくと伝えやすくなります。
翌日にもう一度見る
一度分からなかった問題でも、翌日に見ると理解できる場合があります。
その日に解決できなくても、失敗ではありません。
勉強した内容を一行だけ記録する
自宅学習では、テストや授業がないと、自分が何をしたのか分かりにくくなります。
長い学習記録を作る必要はありません。
一行だけ書いてみましょう。
記録の例
7月21日 英単語を3個見た
7月22日 数学を2問解いた
7月23日 休んだ
7月24日 動画を5分見た
7月25日 ワークを開いた
休んだ日も、そのまま「休んだ」と書いて大丈夫です。
勉強時間や正解数ではなく、何をしたかを残します。
文字を書くことが負担なら、
- カレンダーへ丸を付ける
- シールを貼る
- スマートフォンへ一言入力する
- 教材のページを写真に撮る
方法でも構いません。
記録は、できなかった日を責めるためではありません。
「前にも一度戻れた」と確認するために使います。



勉強をやること自体、とてもえらいです!
自宅学習が続かなくなったときの戻り方
自宅学習を始めても、毎日続くとは限りません。
3日できないこともあれば、1週間以上教材を開けないこともあります。
途中で止まっても、最初からやり直す必要はありません。
できなかった日数を数えない
「7日間できなかった」ではなく、「今日から何ができそうか」を考えます。
前回より簡単な内容へ戻る
前回30分勉強して止まったなら、次は5分に戻して構いません。
問題を解くことが重いなら、教材を開くだけに戻ります。
教材を変更する
続かない原因が、本人の努力不足とは限りません。
教材が難しすぎる、文章が多い、量が多い、画面が見づらいなどの可能性もあります。
週2〜3日にする
毎日勉強しようとすると苦しくなる場合は、週2日や週3日に減らします。
曜日を固定せず、体調がよい日に取り組む方法もあります。
家族と同じ部屋で行う
一人では始めにくい場合は、家族が本を読んだり仕事をしたりしている近くで勉強する方法もあります。
付きっきりで教えてもらう必要はありません。
近くに誰かがいるだけで始めやすい人もいます。
続かなかったときは、自分を責めるより、時間・教材・場所を小さく調整しましょう。
通信教育が合う人・合わない人


家で何から勉強すればよいか決めにくい人は、通信教育を使う方法もあります。
通信教育は、教材の順番が決められていたり、短い単元から取り組めたりする点が合う人もいます。
一方で、教材が届くこと自体が負担になる人もいます。
通信教育が合う可能性がある人
- 何を勉強するか自分で決めるのが難しい
- 短い時間で区切られた教材を使いたい
- 教科書に沿って勉強したい
- 紙やタブレットを選びたい
- 答え合わせを自分でするのが大変
- 家で自分のペースで進めたい
- 問題や解説がまとまった教材を使いたい
通信教育が合わない可能性がある人
- 教材が届くとプレッシャーになる
- 教材の量を見るだけで疲れる
- 一人では教材を開けない
- 対面で直接説明してもらいたい
- 決められたペースが負担になる
- タブレットや画面を見ると疲れる
「不登校だから通信教育が合う」とは限りません。
本人が無理なく教材を開けそうかを確認することが大切です。
進研ゼミ中学講座を確認するときのポイント
進研ゼミ中学講座を検討する場合は、次の内容を資料や公式案内で確認しましょう。
- 1回の学習量
- 紙・タブレットなどの学習スタイル
- 現在使っている教科書への対応
- 前の単元へ戻れるか
- 質問や添削などのサポート
- 教材が届く量
- 受講費や端末の条件
- 退会や学習スタイル変更の条件
合う・合わないは人によって異なります。
まずは無料資料を見て、教材の量や画面、学習方法を本人が負担に感じないか確認しましょう。
保護者にしてほしいこと・避けてほしいこと


学校へ行けない子どもを見ると、保護者は勉強や進路が心配になると思います。
「このままで高校へ行けるのか」
「早く遅れを取り戻した方がよいのでは」
と感じるのは自然なことです。
ただし、勉強の話を毎日すると、教材を見ること自体が苦しくなる場合があります。
保護者にしてほしいこと
- 教材を一緒に選ぶ
- 勉強する場所を確保する
- 本人が選べるようにする
- できた量ではなく、始められたことを見る
- 分からない問題を一緒に整理する
- 必要なら学校や第三者へ相談する
- 休んだ日を責めない
避けてほしいこと
- 毎日「勉強した?」と確認する
- 教材を一度にたくさん買う
- 兄弟や同級生と比べる
- 勉強時間だけで評価する
- できなかった理由を強く問い詰める
- 高校へ行けなくなると不安をあおる
- 本人の代わりに答えを全部書く
声かけの例
| 避けたい言い方 | 変えるなら |
|---|---|
| 今日は勉強したの? | 教材を出しておこうか? |
| 5分だけでは意味がない | 今日は5分できたんだね |
| 早く追いつかないと | どこからなら始めやすそう? |
| 何で続かないの? | 時間や教材を変えてみる? |
| このままだと高校に行けない | 進路の選択肢は一緒に調べよう |
本人が「今日は何も言わないでほしい」と感じる日もあります。
保護者からの励ましが、いつも本人の負担を減らすとは限りません。
勉強について話す頻度も、本人と相談してみましょう。
不登校中の勉強や生活について、保護者ができることはこちらの記事で詳しく解説しています。


高校進学が不安な人へ
学校へ行けない時期があると、
「勉強が遅れていたら高校へ行けないのでは」
「毎日通える高校しかないのでは」
と不安になることがあります。
しかし、高校には全日制高校だけでなく、通信制高校、定時制高校などの選択肢があります。
高校ごとに、
- 入試方法
- 登校日数
- 授業時間
- 学習方法
- 内申点や欠席日数の扱い
- 学費
- サポート
が異なります。
自宅学習が毎日続いていないからといって、進路を考えられないわけではありません。
勉強と進路探しは、別々に少しずつ進めても大丈夫です。
不登校中学生の高校進学の選択肢はこちらの記事で比較しています。


筆者が不登校中の自宅学習で大切だと思うこと
私は中学生のころ、不登校を経験しました。
学校へ行けないことだけでなく、勉強していない自分への不安もありました。
教科書を開くと、授業に出ていない部分がたくさん目に入り、
「こんなに遅れている」
「今から始めても追いつけない」
と感じることもあります。
そのため、勉強を始める前から、自分には無理だと考えてしまいやすいと思います。
私は、不登校中の自宅学習で最初に必要なのは、勉強時間を増やすことではないと思っています。
大切なのは、
「教材を開いても大丈夫だった」
「間違えても怒られなかった」
「休んだ後でも戻れた」
という経験を少しずつ作ることです。
最初から1時間勉強して、次の日から動けなくなるより、5分で終わっても、また教材へ戻れる方がよいと思います。
また、自宅学習では「自分のペースでできる」という良さがありますが、すべてを自分で決めなければならない大変さもあります。。
一人で全部進められないから、自宅学習に向いていないわけではありません。
不登校中学生の自宅学習についてよくある質問
まとめ:最初の7日間は勉強へ戻る形を探そう
学校に行けない中学生が自宅学習を始めるときは、最初から長時間勉強する必要はありません。
まずは、
- 教材を開ける場所を決める
- 取り組みやすい時間を探す
- 教材を一つに絞る
- 5分だけ取り組む
- 分かる問題を解く
- できたことを一行記録する
- 来週続けることを一つ決める
ところから始めましょう。
最初の7日間は、勉強の遅れをすべて取り戻す期間ではありません。
自分が教材を開きやすい場所や時間、負担の少ない学習量を探す期間です。
途中で休んでも大丈夫です。
休んだ後に教材を開けたなら、自宅学習へ戻れています。
分からない問題があっても、その日のうちに全部解決する必要はありません。
印を付けて、家族、先生、通信教育などを使って後から確認できます。
家で何を勉強するか決めにくい人は、通信教育を比較する方法もあります。
ただし、有名な教材だから選ぶのではなく、本人が負担なく開けそうかを確認してください。




