はじめに:学校に行けないと勉強も不安になる

学校に行けない時期が続くと、「勉強が遅れてしまう」「このままで高校に行けるのかな」「家で何をすればいいの?」と不安になることがあります。
授業に出られない日が続くと、教科書やワークを見ても分からないところが増えて、勉強を始めること自体が怖くなることもありますよね。
でも、学校に行けない時期に、いきなり長時間勉強しようとしなくても大丈夫です。
読者さん学校に行けないのに、勉強もできていなくて不安です。



いきなり長時間やらなくて大丈夫です。まずは1日10分だけでも十分な一歩です。
私自身も、不登校だった時期があります。
そのときは、学校に行けないことだけでなく、「勉強していない自分はだめなのかな」と感じることもありました。
でも今思うと、最初から何時間も勉強するより、少しでも机に向かえた日を増やすことの方が大切だったと思います。
この記事では、学校に行けない中学生が家で勉強を始める方法、無理なく続けるコツ、保護者が気をつけたいことを解説します。
※体調や気持ちの不安が強い場合は、勉強よりも休むことや相談することが必要な場合もあります。学校の先生、スクールカウンセラー、主治医、地域の相談機関などにも相談してください。
学校に行けない時期は、まず生活リズムを少し整える


学校に行けない時期は、昼夜逆転したり、朝起きるのがつらくなったりすることがあります。
その状態で急に何時間も勉強しようとすると、しんどくなりやすいです。
まずは、勉強より先に生活の土台を少し整えることから始めても大丈夫です。



勉強より生活リズムを先に整えてもいいんですか?



いいと思います。体と心が少し動きやすくなると、勉強にも戻りやすくなります。
いきなり完璧な生活にしなくていい
生活リズムを整えるといっても、明日から毎朝7時に起きる必要はありません。
急に全部変えようとすると、できなかったときに落ち込みやすくなります。
まずは、次のような小さなことからで大丈夫です。
| やること | 目安 |
|---|---|
| 朝にカーテンを開ける | 起きられた時間でOK |
| 昼に少し体を動かす | 家の中を歩く程度でもOK |
| 夜ふかしを少し減らす | いつもより10分早く寝るだけでもOK |
| 食事の時間を少し整える | 朝食・昼食・夕食のどれか1つから |
| 机の上を少し片づける | 勉強できる場所を作る |
生活リズムが乱れていると、「勉強しなきゃ」と思っても体が動かないことがあります。
だから、まずは体と心が少し動きやすい状態を作ることが大切です。
私の意見
不登校中の勉強は、気合いだけでは続きにくいと思います。
「やらなきゃ」と思っていても、体が重かったり、不安が強かったりすると机に向かえないことがあります。
だから、勉強を始める前に、朝に少し光を浴びる、昼に少し起きている時間を増やすなど、生活の小さな土台を作ることも大切だと思います。
1日10分でも勉強できたら十分な一歩


学校に行けない時期は、1日10分だけでも勉強できたら十分な一歩です。
英単語を3つ見る。
数学の計算を2問だけ解く。
動画授業を1本だけ見る。
教科書を1ページだけ読む。
それだけでも、何もしない日より前に進んでいます。
10分でできる勉強メニュー
最初から「今日は2時間やる」と決めると、始める前から疲れてしまうことがあります。
まずは、10分で終わる勉強を選ぶと続けやすいです。
| 勉強内容 | 10分でできること |
|---|---|
| 英語 | 英単語を3〜5個見る |
| 数学 | 計算問題を2〜3問解く |
| 国語 | 漢字を5個書く |
| 理科 | 動画を1本見る |
| 社会 | 地理や歴史の1ページを読む |
大切なのは、量ではなく「今日も少しできた」と思えることです。
できたことを小さく認める
学校に行けない時期は、自信をなくしやすいです。
だからこそ、「これしかできなかった」ではなく、「今日はこれができた」と考えることが大切です。
10分だけでも、机に向かえたなら十分です。
1問だけでも、問題を解いたなら十分です。
私の感覚では、不登校中の勉強は、最初から点数を上げることよりも、「勉強に戻る感覚」を取り戻すことの方が大事です。
勉強の遅れそのものが不安な人は、こちらの記事でも詳しくまとめています。


苦手な教科より、取り組みやすい教科から始めてもいい
勉強を再開するときに、いきなり一番苦手な教科から始める必要はありません。
むしろ、苦手な教科から始めると、すぐに「やっぱり無理だ」と感じてしまうことがあります。
まずは、取り組みやすい教科や、少しでも興味がある教科から始めても大丈夫です。
取り組みやすい教科の例
| 教科 | 始めやすい内容 |
|---|---|
| 国語 | 漢字、語句、短い文章の読解 |
| 社会 | 好きな歴史人物、地理、地図を見る |
| 理科 | 動物、天気、宇宙など興味のある単元 |
| 英語 | アルファベット、英単語、be動詞 |
| 数学 | 正負の数、計算問題、文字式 |
英語や数学は大切ですが、最初から苦手意識が強い場合は、無理にそこから始めなくても大丈夫です。
まずは「これなら少しできそう」と思える内容から始めましょう。
勉強に戻る入口は、人によって違います。
英語・数学は戻る場所を決めると進めやすい
英語と数学は、積み重ねの教科です。
そのため、今の学年の内容が分からない場合は、前の学年まで戻ることが大切です。
たとえば、英語ならbe動詞や一般動詞。
数学なら正負の数や文字式。
そこまで戻っても大丈夫です。
分からないまま進むより、分かるところまで戻る方が結果的に近道になります。
教科書・ワーク・通信教育・動画授業を使える


学校に行けない時期でも、家で勉強する方法はいくつかあります。
教科書だけで進める方法もありますし、学校のワーク、通信教育、動画授業、市販の問題集を使う方法もあります。
大切なのは、全部を使おうとしないことです。
教材が多すぎると、どれから手をつければいいか分からなくなります。
家で使える勉強方法
| 方法 | 向いている人 |
|---|---|
| 教科書 | 学校の内容に沿って戻りたい人 |
| 学校のワーク | テスト範囲を少しずつ確認したい人 |
| 通信教育 | 家で教材に沿って進めたい人 |
| 動画授業 | 文字だけだと分かりにくい人 |
| 市販の薄い問題集 | まず1冊終わらせたい人 |
最初は、使う教材を1つか2つに絞ると続けやすいです。
たとえば、動画授業で説明を見てから、ワークを2問だけ解く。
通信教育の教材を1回分だけやる。
教科書を読んでから、漢字を5個書く。
このくらい小さく始める方が、続けやすいです。
家で何から始めるか分からない人は通信教育も選択肢になる


家で勉強を始めたいけれど、「何からやればいいか分からない」という人は、通信教育を使う方法もあります。
ベネッセの進研ゼミ中学講座は、1回約10〜15分で取り組める教材があり、学校に行けない時期でも短い時間から始めやすいのが特徴です。
また、教科書別に予習・復習しやすい教材が用意されています。
「全部をやり直さないといけない」と感じている人でも、必要なところから少しずつ戻りやすい場合があります。
進研ゼミ中学講座を使うメリット
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 短時間で取り組みやすい | 1回約10〜15分の教材がある |
| 教科書に合わせやすい | 学校の教科書に合わせた学習ができる |
| 家で進めやすい | 自宅学習のペースを作りやすい |
| 質問・添削サポート | 分からない問題を質問できるサービスや赤ペン先生の添削がある |
| 予習・復習に使える | 学校の授業に戻る準備にも使いやすい |
家で一人で勉強していると、「ここが分からないけど誰にも聞けない」と感じることがあります。
質問や添削のサポートがある教材を使うと、その不安を減らしやすいです。
ただし、進研ゼミを使えば必ず成績が上がる、必ず勉強の遅れを取り戻せる、というわけではありません。
合う・合わないは人によって違います。
自分の教科書や学習状況に対応しているか、今の体調で続けられそうか、公式サイトで内容を確認してから考えるのがおすすめです。
通信教育を選ぶときに確認したいこと
通信教育を使う場合は、いきなり申し込むより、まず内容を確認することが大切です。
特に、学校に行けない時期は、無理なく続けられるかを見た方がいいです。
確認したいポイント
| 確認すること | 理由 |
|---|---|
| 自分の教科書に対応しているか | 学校の内容に戻りやすい |
| 1回の学習時間 | 長すぎると続きにくい |
| 苦手単元に戻れるか | 分からないところからやり直しやすい |
| 質問できるか | 一人で詰まりにくい |
| 添削があるか | 記述問題や理解度を確認しやすい |
| タブレット・紙のどちらか | 自分に合う形を選びやすい |
| 料金 | 家庭の負担に合うか |
通信教育は便利ですが、すべての人に合うわけではありません。
「有名だから」だけで選ぶより、今の自分に合うかどうかを見た方が安心です。
私の意見
私は、学校に行けない時期の教材は「やる気が出たら使うもの」ではなく、「やる気が少ない日でも少しできるもの」が合いやすいと思います。
長い教材や難しすぎる教材だと、開くだけで疲れてしまうことがあります。
だから、1回の量が短い教材や、分からないところだけ戻れる教材は、学校に行けない時期には使いやすいと思います。
ただし、教材が合わない場合もあるので、無理に続けようとしないことも大切です。
親が無理に詰め込みすぎると逆効果になることもある


学校に行けない中学生を見ると、保護者はとても心配になると思います。
「このままだと勉強が遅れる」
「高校に行けなくなるのでは」
「早く何か始めさせないと」
そう感じるのは自然なことです。
ただ、学校に行けない時期に「早く勉強しなさい」「このままだと高校に行けないよ」と強く言いすぎると、子どもが余計に勉強から離れてしまうこともあります。



心配で、つい勉強しなさいと言ってしまいます。



心配になるのは自然です。でも、まずは10分できたことを認める方が、続きやすいこともあります。
無理に詰め込みすぎると起こりやすいこと
| 起こりやすいこと | 内容 |
|---|---|
| 勉強が怖くなる | 勉強=怒られるものになってしまう |
| 自信をなくす | できない自分を責めやすくなる |
| 親子関係が悪くなる | 勉強の話をされるだけでつらくなる |
| さらに動けなくなる | プレッシャーで疲れてしまう |
保護者ができる一番大切なサポートは、無理に詰め込むことではありません。
小さくできたことを認めることです。
- 「今日は10分できたね」
- 「机に向かえたね」
- 「自分で教材を開けたね」
こうした小さな声かけが、勉強へのハードルを下げることがあります。
保護者向け:声かけの例
| 避けたい声かけ | 変えるなら |
|---|---|
| なんで勉強しないの? | 今日は少し休む日でも大丈夫だよ |
| このままだと高校に行けないよ | 高校の選択肢は一緒に調べていこう |
| もっとやらないと追いつけないよ | 10分できたのは一歩だね |
| 全教科やりなさい | 今日は1教科だけでもいいよ |
| 早く学校に戻りなさい | 今できることから考えよう |
保護者も不安だと思います。
でも、子どもが学校に行けない時期は、親子で勉強をめぐってぶつかりやすいです。
勉強を無理に押し込むより、「一緒に方法を探す」姿勢の方が続きやすいと思います。
自宅学習では「小さく続ける」ことが大切
自宅学習で大切なのは、完璧にやることではありません。
小さく続けることです。
1日10分でも、3問でも、1ページでも大丈夫です。
できる日とできない日があっても大丈夫です。
小さく続けるためのコツ
| コツ | 内容 |
|---|---|
| 時間を短くする | 5分〜10分から始める |
| 教科を絞る | まず1教科だけにする |
| 量を少なくする | 1ページではなく3問だけでもOK |
| 終わりを決める | タイマーが鳴ったら終わる |
| 記録する | できた日に丸をつける |
| 休む日も作る | 毎日完璧にしない |
勉強を習慣にするには、最初から高い目標を立てない方がいいです。
「これならできそう」と思えるくらい小さくすることが、続けるコツです。
できない日があっても戻れる
学校に行けない時期は、体調や気持ちに波があります。
昨日できたことが、今日はできないこともあります。
それでも大丈夫です。
できなかった日があっても、また次の日に10分だけ戻ればいいです。
勉強は、毎日完璧に続けなければ意味がないわけではありません。
途中で止まっても、また始めれば大丈夫です。
学校に行けない時期でも高校進学の選択肢はある


学校に行けない時期があると、「高校に行けないのでは」と不安になるかもしれません。
でも、高校進学の選択肢は全日制高校だけではありません。
通信制高校や定時制高校など、自分のペースで高校卒業を目指せる学校もあります。
通信制高校の中には、不登校経験者を受け入れている学校や、レポート管理、個別相談、メンタル面のサポートがある学校もあります。
高校の選択肢
| 進学先 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 全日制高校 | 朝から夕方まで通う一般的な高校 | 毎日通う生活に戻したい人 |
| 定時制高校 | 昼間・夜間など決まった時間に通う | 毎日少しずつ通いたい人 |
| 通信制高校 | 自宅学習・レポート・スクーリング中心 | 自分のペースで高校卒業を目指したい人 |
| サポート校 | 通信制高校と併用して学習支援を受ける | 一人で進めるのが不安な人 |
学校に行けない時期があったからといって、進路がなくなるわけではありません。



学校に行けていないと高校は無理ですか?



全日制だけでなく、通信制高校や定時制高校などの選択肢もあります。今の状態に合う進路を調べてみましょう。
今の体調や生活リズムに合わせて、選べる道はあります。
通信制高校について詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。


まとめ:学校に行けない時期は、小さく始めれば大丈夫
学校に行けない時期は、勉強の遅れが不安になると思います。
でも、いきなり長時間勉強しようとしなくても大丈夫です。
まずは生活リズムを少し整え、1日10分だけでも勉強できたら十分な一歩です。
教科書、学校のワーク、通信教育、動画授業など、家で勉強する方法はいくつもあります。
苦手な教科から無理に始めなくても、まずは取り組みやすい教科から始めて大丈夫です。
大切なのは、完璧にやることではなく、小さく続けることです。
家で何から勉強すればいいか分からない人は、ベネッセの進研ゼミ中学講座のように、短時間で取り組める教材を確認してみるのも一つの方法です。
ただし、教材には合う・合わないがあります。
必ず成績が上がる、必ず遅れが取り戻せると考えるのではなく、自分の教科書や学習状況に合っているかを確認して選びましょう。
学校に行けない時期があっても、勉強も進路も、少しずつ考えていくことはできます。
今日は10分だけでも大丈夫です。
気になる人は、まず公式サイトで教材内容や対応教科書を確認してみてください。

