はじめに:通信制高校から大学に行けるのか不安な人へ

通信制高校に通っていると、「このまま大学に進学できるのかな」「全日制高校と比べて不利になるのかな」「大学側にどう見られるのかな」と不安になることがあります。
全日制高校と同じように大学を目指せるのか、受験対策はどうすればいいのか、大学や専門学校の情報はどう集めればいいのか。
同じように悩んでいる人もいると思います。
結論から言うと、通信制高校からでも大学進学は目指せます。
筆者通信制だからと言って大学進学が
できないわけではありません!
通信制高校を卒業すれば、高校卒業資格を得られるため、大学・短期大学・専門学校などの進路を考えることができます。
ただし、通信制高校に通っているだけで大学受験対策が自動的に進むわけではありません。
大学進学を目指すなら、入試方式、受験科目、学費、通学距離、進学サポートなどを早めに確認しておくことが大切です。
※入試方式、出願条件、推薦制度、学費、奨学金、進学実績は大学や高校、年度によって変わる場合があります。必ず大学や高校の公式サイト、募集要項、学校資料で最新情報を確認してください。
通信制高校から大学進学はできる?


通信制高校からでも、大学進学はできます。
通信制高校は、レポート、スクーリング、試験などを通して単位を取り、高校卒業を目指す学校です。
高校を卒業すれば、全日制高校を卒業した人と同じように、大学や短期大学、専門学校などの進路を目指すことができます。
通信制高校から目指せる進路
| 進路 | 特徴 |
|---|---|
| 大学 | 4年間かけて専門分野を学ぶ |
| 短期大学 | 2年程度で学ぶ学校が多い |
| 専門学校 | 職業や資格に直結しやすい分野を学ぶ |
| 通信制大学 | 自宅学習中心で大学卒業を目指す |
| 就職 | 高校卒業後に働く進路 |
通信制高校だから、大学を目指してはいけないということはありません。
大切なのは、どの進路が自分に合うのかを早めに考えておくことです。
大学に行きたいのか、専門学校で資格や技術を学びたいのか、通信制大学のように自宅学習中心で進めたいのか。
進路の種類を知っておくと、自分に合う道を考えやすくなります。
通信制高校の基本を知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
通信制高校だと大学受験で不利になる?


通信制高校だからという理由だけで、大学進学をあきらめる必要はありません。



受験情報や学習計画は早めに確認した方が安心です!
ただし、全日制高校と通信制高校では、学校生活や学習環境に違いがあります。
そのため、大学受験の準備の進め方では注意したい点があります。
不利というより「準備の仕方が違う」
通信制高校は、自分のペースで学びやすい一方で、受験勉強の管理を自分で進める場面が多くなりやすいです。
学校によっては大学進学コースや個別サポートがある場合もありますが、すべての通信制高校で受験対策が手厚いとは限りません。
そのため、「通信制高校だから不利」と考えるより、「自分の学校にはどんな進学サポートがあるのか」を確認する方が大切です。
注意したい場面
| 注意したいこと | 内容 |
|---|---|
| 受験情報を自分で集める必要がある | 出願時期や入試方式を早めに確認する |
| 学習計画が必要 | レポートと受験勉強を両立する |
| 学校の進学サポートに差がある | 面接練習や小論文対策の有無を確認する |
| 指定校推薦の枠は学校によって違う | 利用できるか学校に確認する |
| 面接で聞かれることがある | 通信制高校を選んだ理由を整理しておく |
大学受験では、一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜などがあります。
どの入試方式を使うかによって、準備する内容は変わります。
入試方式ごとの確認ポイント
| 入試方式 | 確認したいこと |
|---|---|
| 一般選抜 | 受験科目、過去問、学習計画 |
| 学校推薦型選抜 | 評定、推薦条件、指定校推薦の有無 |
| 総合型選抜 | 志望理由書、面接、小論文、活動実績 |
| 共通テスト利用 | 必要科目、出願方式、併願方法 |
通信制高校から大学を目指すなら、早めに志望校や入試方式を調べておくことが大切です。
高校3年生になってから焦って調べるより、高1・高2のうちから少しずつ情報を集める方が安心です。
通信制高校の進学実績も確認しよう


通信制高校から大学進学を考えるなら、学校ごとの進学実績も確認しておくと安心です。
通信制高校の中には、大学・短大・専門学校への進学実績や、大学合格実績を公式サイトで公開している学校もあります。



自分に合うサポートがあるか確認してください!
進学実績を見ることで、「通信制高校からでも大学を目指している人がいるんだ」とイメージしやすくなります。
ただし、進学実績や合格実績は、あくまでその学校全体の実績です。
その学校に入れば自動的に有名大学へ行ける、という意味ではありません。
本人の学習量、受験対策、志望校に合わせた準備、学校の進学サポートなどが大切になります。
N高等学校・S高等学校・R高等学校の例
N高グループは大学合格実績を公式サイトで公開しており、2024年度実績として国公立大学189名、東京大学7名、旧帝大23名などが掲載されています。公式ページでは、この実績は生徒・卒業生からの申告に基づく集計で、1人で複数の大学・学部・学科に合格した場合はそれぞれ合格者として計上していると説明されています。
これは、通信制高校からでも有名大学を目指せる可能性があることを示す例です。
ただし、実績がある学校に入れば自動的に合格できるわけではありません。
本人の学習量、受験対策、志望校に合わせた準備が必要です。
飛鳥未来高等学校の例
飛鳥未来高校グループも進路実績を公式サイトで公開しており、大学進学や専門学校進学などの進路実績を紹介しています。公式ページでは、三幸学園グループ内の大学・専門学校などへの進学先も掲載されています。
電気通信大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、中央大学、法政大学、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学など、さまざまな大学名が進学実績として紹介されている情報もあります。
ただし、進学実績は年度やキャンパス、コースによって変わることがあります。
必ず公式サイトや学校資料で最新の実績を確認しましょう。
ルネサンス高校グループの例
ルネサンス高校グループも合格実績を公式サイトで公開しています。ルネサンス高等学校の2025年度合格実績ページでは、福知山公立大学、慶應義塾大学、立教大学、青山学院大学、学習院大学、日本大学、法政大学、東洋大学、立命館大学、近畿大学、龍谷大学などが掲載されています。
また、ルネサンス大阪高等学校の合格実績ページでは、2025年度の国公立大学として静岡文化芸術大学、京都教育大学、琉球大学、私立大学として関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、近畿大学、京都産業大学、龍谷大学などが掲載されています。
このように、通信制高校でも大学進学実績を公開している学校はあります。
ただし、合格実績を見るときは、学校全体の実績なのか、特定キャンパスの実績なのか、現役生だけなのか、既卒生を含むのかも確認すると安心です。
進学実績を見るときの注意点
進学実績を見るときは、有名大学の名前だけで判断しない方がいいです。
大学名が並んでいると安心感はありますが、自分が本当に見たいのは「自分の進路に近い実績があるか」です。
| 見るポイント | 確認すること |
|---|---|
| 大学合格実績 | どの大学に合格しているか |
| 進学実績 | 実際にどの進路へ進んでいるか |
| 専門学校・短大 | 大学以外の進路もあるか |
| 学部・分野 | 自分の興味に近い分野があるか |
| 指定校推薦 | 利用できる推薦枠があるか |
| 受験サポート | 面接・小論文・志望理由書の対策があるか |
| 集計方法 | 合格者数なのか、進学者数なのか |
| 年度・キャンパス | 最新情報か、自分が通うキャンパスの実績か |
特に、「合格実績」と「進学実績」は意味が少し違います。
合格実績は、大学に合格した数です。
進学実績は、実際に進学した先を示している場合があります。
また、1人が複数の大学に合格した場合、それぞれを合格者として数える学校もあります。
そのため、実績を見るときは、数字だけでなく、注釈や集計方法も確認しておきましょう。
筆者の意見
進学実績がある学校を見ると少し安心できる部分があります。
「通信制高校からでも大学に行っている人がいる」と分かるだけで、不安が少し軽くなると思います。
ただ、進学実績だけで学校を選ぶのは少し危ないとも思います。
有名大学の名前があるかどうかより、自分がその学校で勉強を続けられそうか、進路相談をしやすいか、大学や専門学校の情報を集めやすいかの方が大事だと思います。
進学実績は、学校選びの参考にはなります。
でも、最終的には「自分に合う環境かどうか」を見て選ぶことが大切です。
通信制高校から大学進学を目指す時に確認したいこと
通信制高校から大学進学を目指すなら、早めに確認しておきたいことがあります。
特に、通信制高校では自分のペースで学べる分、進路の情報収集も自分から動くことが大切になります。
確認したいポイント
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 進学実績 | 大学・短大・専門学校への進学例があるか |
| 受験サポート | 個別相談、面接練習、小論文対策があるか |
| 指定校推薦 | 自分の学校に推薦枠があるか |
| 学習ペース | レポートと受験勉強を両立できるか |
| 志望校選び | 学部・学科・学費・通学距離を見る |
| 入試方式 | 一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜を確認する |
| 奨学金 | 利用できる制度があるか |
大学進学を考えるときは、「とりあえず大学に行く」ではなく、「何を学びたいか」「どんな生活なら通えそうか」を考えることも大切です。
通信制高校は自分の時間を作りやすい反面、何も調べないままだと、出願時期や必要書類を見落としてしまう不安もあります。
だからこそ、大学や専門学校の資料を見て、早めにイメージを持っておくことは大切だと思います。
大学の学費や奨学金が不安な人は、こちらの記事も参考にしてください。


大学選びで確認したいポイント


通信制高校から大学進学を考える場合、大学選びでは学部名や偏差値だけでなく、入学後に通い続けられるかも大切です。
大学は高校より自由度が高い一方で、授業の時間割や課題管理を自分で行う場面が増えます。
通信制高校で自分のペースに慣れている人は、大学の環境が合うかも確認しておくと安心です。
大学選びで見るポイント
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 学びたい分野 | 自分が興味を持てる学部・学科か |
| 入試方式 | 一般選抜・総合型選抜・推薦など |
| 受験科目 | 自分が勉強できそうな科目か |
| 学費 | 入学金・授業料・その他費用 |
| 奨学金 | 利用できる制度があるか |
| 通学距離 | 毎日通える距離か |
| キャンパスの雰囲気 | 落ち着いて過ごせそうか |
| 就職サポート | キャリアセンターや資格支援があるか |
| 学習支援 | レポート・基礎学力のサポートがあるか |
通信制高校から大学に行く場合、「受かるか」だけでなく、「入学後に通い続けられるか」も考えることが大切です。



通学距離、キャンパスの雰囲気、学習支援、就職サポートまで見ておくと安心です。
たとえば、家から遠すぎる大学を選ぶと、通学だけで疲れてしまうことがあります。
大人数の講義が苦手な人は、少人数教育やゼミの雰囲気も確認した方が安心です。
専門学校や短大も選択肢になる
大学進学だけでなく、専門学校や短大も選択肢になります。
「大学に行くべき」と決めつける必要はありません。
将来やりたい仕事や学びたい分野によっては、専門学校の方が合う場合もあります。
進学先の違い
| 進学先 | 向いている人 |
|---|---|
| 大学 | 幅広く学びながら将来を考えたい人 |
| 短大 | 短期間で資格や専門分野を学びたい人 |
| 専門学校 | 仕事に近い技術や資格を学びたい人 |
| 通信制大学 | 自宅学習中心で大学卒業を目指したい人 |
通信制高校からの進路は、大学だけではありません。
専門学校、短大、通信制大学、就職など、いろいろな道があります。
自分に合う進路を考えるためにも、最初から一つに絞りすぎず、複数の学校を比べてみると安心です。
専門学校への進学も考えている人は、こちらを参考にしてください。
気になる大学は資料請求で比較してみる


通信制高校から大学進学を考える場合、まずは気になる大学・短大・専門学校の情報を集めることが大切です。
大学によって、学べる分野、入試方式、学費、奨学金、就職サポートは大きく違います。
公式サイトだけでなく、資料を取り寄せて比較すると、学校ごとの違いが分かりやすくなります。



気になる学校があるなら、
資料請求が一番早く確認できます!
資料で確認したいこと
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 学部・学科 | 自分が学びたい内容か |
| 入試方式 | 通信制高校から受験しやすい方式があるか |
| 学費 | 入学金・授業料・実習費など |
| 奨学金 | 利用できる制度があるか |
| キャンパス | 通いやすさ、雰囲気 |
| 就職サポート | 面接練習、履歴書添削、資格支援 |
| オープンキャンパス | 実際に雰囲気を確認できるか |
スタディサプリ進路では、大学・短期大学・専門学校の情報を調べたり、資料請求をしたりできます。
気になる学校がある人は、まず資料を見て、自分に合いそうか比べてみると安心です。
通信制高校から大学進学を目指す人が今できること
大学進学を目指すなら、いきなり完璧な計画を立てなくても大丈夫です。
まずは、できることから少しずつ始めていきましょう。
今できること
| やること | 内容 |
|---|---|
| 興味のある分野を書く | 心理・福祉・教育・IT・美容・医療など |
| 気になる学校を調べる | 大学・短大・専門学校を広く見る |
| 入試方式を確認する | 一般・推薦・総合型選抜など |
| 受験科目を見る | 英語・国語・数学など必要科目を確認 |
| 学費を確認する | 奨学金や支援制度も見る |
| 資料請求をする | 学校ごとの違いを比べる |
| 学校の先生に相談する | 推薦や進学サポートを確認する |
通信制高校から大学進学を目指す場合、自分で情報を集める力が大切になります。
でも、全部を一人でやる必要はありません。
学校の先生、保護者、進路担当、資料請求サイトなどを使いながら、少しずつ進めていきましょう。
FAQ
- 通信制高校から大学進学はできますか?
-
通信制高校からでも大学進学は目指せます。通信制高校を卒業すれば高校卒業資格を得られるため、大学・短大・専門学校などの進路を考えることができます。
- 通信制高校だと大学受験で不利になりますか?
-
通信制高校だからという理由だけで不利になるとは限りません。ただし、受験情報の収集、学習計画、面接・小論文対策などを自分から進める必要がある場合があります。
- 通信制高校から大学を目指すなら何を確認すればいいですか?
-
入試方式、受験科目、学費、奨学金、通学距離、進学サポート、指定校推薦の有無などを確認すると安心です。
- 大学以外の進路もありますか?
-
大学だけでなく、短大、専門学校、通信制大学、就職なども選択肢になります。自分が学びたい内容や将来の働き方に合わせて考えることが大切です。
まとめ:通信制高校からでも大学進学は目指せる
通信制高校からでも大学進学は目指せます。
通信制高校を卒業すれば、高校卒業資格を得られるため、大学・短期大学・専門学校などの進路を考えることができます。
通信制高校だからという理由だけで、大学進学をあきらめる必要はありません。
ただし、大学受験に向けた準備は必要です。
受験情報を集める、入試方式を確認する、受験科目を決める、学習計画を立てる、進学サポートを確認する。
こうした準備を早めに始めることで、不安を減らしやすくなります。
N高グループ、飛鳥未来高校グループ、ルネサンス高校グループのように、大学・短大・専門学校への進路実績や大学合格実績を公開している通信制高校もあります。
進学実績を見るときは、有名大学の名前だけでなく、自分が興味のある分野や進路に近い実績があるか、集計方法はどうなっているかも確認しましょう。
気になる大学や専門学校がある人は、スタディサプリ進路などで資料を取り寄せて、学べる内容、入試方式、学費、奨学金、就職サポートを比較してみると安心です。
通信制高校からの進路は一つではありません。
大学、短大、専門学校、通信制大学など、自分に合う進路を少しずつ探していきましょう。


