不登校中学生が通信制高校へ進むには?何から準備すればいい?

通信制高校を考え始めても、今すぐ1校に決めたり、中学校の勉強をすべて取り戻したりする必要はありません。
まずは「高校生活で何が不安なのか」を整理し、気になる学校の資料を比べるところから始めれば大丈夫です。
本人が学校探しをする元気がないときは、保護者が先に資料を見たり、相談会へ参加したりする方法もあります。
私は不登校と定時制高校を経験し、現在は公立の通信制高校に通っています。
通信制高校には自分のペースで進めやすい面がありますが、レポートの期限やスクーリングの日程を自分で確認しなければならない場面もあります。



最初から本人が
全部調べなくても大丈夫です!
そのため、入学前には登校日数だけでなく、
- レポートが遅れたときの対応
- スクーリング会場
- 学費の総額
- 先生への質問方法
- 体調が悪いときの相談先
まで確認しておくと安心です。
この記事では、不登校の中学生が通信制高校へ進む前に準備したいことを、学校を探す前・出願前・合格後の順番で解説します。
※登校日数、スクーリング、学費、出願時期、必要書類、サポート内容は学校や地域によって異なります。必ず学校の公式サイト、募集要項、学校資料、中学校の先生への相談で最新情報を確認してください。
全部を一度に準備する必要はありません。「不安を整理する」「資料を見る」「相談する」と、一つずつ進めれば大丈夫です。
通信制高校へ進む前の準備を順番に確認
通信制高校への進学準備は、大きく分けると次の順番で進められます。
| 順番 | やること |
|---|---|
| 1 | 高校生活で不安なことを整理する |
| 2 | 保護者も一緒に情報を集める |
| 3 | 2〜3校の資料を比較する |
| 4 | 説明会や個別相談で質問する |
| 5 | 実際の通学ルートを試す |
| 6 | 中学校と出願準備を確認する |
| 7 | 合格後にレポートや端末を準備する |
| 8 | 1日10分から勉強を始める |
順番どおりにすべて進めなくても問題ありません。
本人の体調や気持ちによっては、保護者が資料を取り寄せるところから始めても大丈夫です。
最初に「高校生活で何が不安なのか」を整理する


学校を検索する前に、まずは高校生活で不安に感じることを整理してみましょう。
毎日通うことが不安な人と、勉強の遅れが不安な人では、合いやすい学校が異なる場合があります。
次の中から、気になるものへチェックを付けてみてください。
通信制高校選びの不安チェック
- 毎日学校へ通うのは難しい
- 朝起きられるか不安
- 電車やバスに長く乗るのがつらい
- 大人数の教室が苦手
- 人間関係を作れるか不安
- 中学校の勉強が遅れている
- 一人でレポートを管理できるか不安
- 分からない問題を質問できるか心配
- 体調に波がある
- 学費をできるだけ抑えたい
- 保護者も相談できる学校がよい
- 大学や専門学校への進学も考えている
- 高校卒業後の就職が不安
- パソコンやタブレットを使えるか心配
すべてをきれいに整理する必要はありません。
「これだけは避けたい」
「この部分は助けてほしい」
ということを一つ考えるだけでも、学校を比較しやすくなります。
例えば、朝起きることが一番不安なら、登校日数だけでなく、スクーリングの開始時間も確認します。
勉強の遅れが一番不安なら、中学校の復習やレポート支援がある学校を探します。
学校名から探すより、自分が困りそうなことから学校を探した方が比較しやすくなります。
通信制高校以外の進路も含めて考えたい人は、こちらの記事で全日制・定時制・通信制などの選択肢を解説しています。


本人が動けないときは保護者が情報を集める


不登校の時期は、本人が高校について考える余裕を持てないこともあります。
「自分の進路なのだから、自分で全部調べなさい」と任せると、負担が大きくなる場合があります。
そのようなときは、保護者が先に情報を集めても大丈夫です。
保護者が先にできること
- 通信制高校の資料を取り寄せる
- 自宅から通えそうな学校を調べる
- 学費や登校日数を簡単にまとめる
- 中学校の先生へ出願時期を聞く
- 保護者向けの相談会へ参加する
- 本人の希望を聞くタイミングを待つ
学校によっては、保護者だけで説明会や個別相談へ参加できる場合があります。
ただし、参加条件は学校によって異なるため、事前に確認してください。
情報を一度に見せすぎない
保護者が資料を集めても、一度にすべてを本人へ見せる必要はありません。
本人の状態が落ち着いているときに、
「週1日から通える学校もあるみたいだよ」
「資料だけ置いておくね」
と、選択肢として伝える方法もあります。
学校名や出願期限を何度も伝えると、本人が追い詰められたように感じることもあります。
急がなければならない手続きは保護者が確認しつつ、本人へ伝える量やタイミングは調整した方がよいと思います。
不登校の時期の声かけや、保護者ができる進路支援はこちらで詳しく解説しています。


学校を決める前に確認すること
気になる学校が見つかったら、最初から1校に決めず、2〜3校を比較してみましょう。
通信制高校は、同じ「通信制」という名前でも、登校日数、学費、スクーリング会場、レポートの提出方法、相談体制が異なります。
文部科学省の通信制高校情報サイトでも、学習相談やオンライン支援などの内容、学費や追加費用は学校によって異なるため、各校への確認が必要だと案内されています。
最初に見る4項目
資料が届いたら、すべてのページを最初から細かく読む必要はありません。
まずは次の4項目から確認します。
| 順番 | 確認すること | 見る理由 |
|---|---|---|
| 1 | 登校日数 | 無理なく通えそうか |
| 2 | スクーリング会場 | 距離・時間・宿泊の有無 |
| 3 | レポート支援 | 遅れたときに相談できるか |
| 4 | 学費の総額 | 授業料以外の費用も分かるか |
登校日数
「年数回」「月数回」「週1日」「週3日」など、学校やコースによって通い方は異なります。
登校日数が少ない学校が、必ず一番楽とは限りません。
登校が少ない分、自宅でレポートを進める時間が増えることもあります。
次の点を確認しましょう。
- 通常は月に何日登校するか
- 曜日は固定されているか
- 朝何時から始まるか
- 試験日は別に登校するか
- 行事への参加は必須か
- 体調に合わせてコースを変更できるか
- 欠席した場合の振替があるか
登校日数が少ない学校でも、レポートや試験がなくなるわけではありません。
スクーリング会場
通信制高校では、本校や指定された施設へ登校して対面指導を受けるスクーリングがあります。
資料では、次の点を確認してください。
- スクーリングはどこで行うか
- 普段のキャンパスと同じ場所か
- 本校へ行く必要があるか
- 宿泊を伴うか
- 年に何回あるか
- 交通費や宿泊費はいくらか
- 欠席した場合に振替できるか
普段通う学習センターが近くても、スクーリングだけ遠い地域で行う場合があります。
「近くにキャンパスがある」という情報だけで決めないようにしましょう。
レポートの提出方法
通信制高校では、レポートへ取り組み、学校へ提出して添削指導を受けます。
学校によって、提出方法は異なります。
- 紙で郵送する
- 学校へ持参する
- パソコンやタブレットから提出する
- 専用アプリを利用する
- 学習センターで先生と進める
などがあります。
確認したいのは、提出方法だけではありません。
- 提出期限はどのように通知されるか
- 未提出のときに連絡があるか
- 分からない問題を質問できるか
- 再提出になったときに教えてもらえるか
- 保護者も進み具合を確認できるか
- 自宅で一人で進める時間がどのくらいあるか
も聞いておきましょう。
学費の総額
通信制高校の費用は、授業料だけでは分かりにくい場合があります。
確認したい費用には、
- 入学金
- 授業料
- 施設費
- 教材費
- システム利用料
- タブレット代
- 通学コース費
- スクーリングの交通費
- 宿泊費
- 行事費
- サポート施設の費用
などがあります。
特に、通信制高校とサポート施設の両方を利用する場合は、それぞれの費用を確認しましょう。
「年間授業料」だけでなく、入学から卒業までに必要になりそうな総額を聞きましょう。
困ったときの相談先
不登校経験がある中学生にとっては、入学後に困ったときの相談先も大切です。
- 担任へ連絡できるか
- 電話・メール・チャットで質問できるか
- オンライン面談があるか
- 保護者も相談できるか
- カウンセラーがいるか
- 人間関係の相談ができるか
- 体調不良が続いたときに相談できるか
- 進路相談を受けられるか
を確認しましょう。
資料が届いたあとに見る項目を詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。


説明会では「入学後に困ったとき」を聞く
資料で候補を絞ったら、学校説明会や個別相談を利用します。
校舎のきれいさや行事の楽しさだけでなく、入学後に困ったときの対応を質問しましょう。
説明会で聞きたいこと
- レポートが期限までに終わらない場合はどうなりますか?
- 分からない問題はオンラインでも質問できますか?
- 登校できない時期が続いたら相談できますか?
- スクーリングを体調不良で休んだ場合はどうなりますか?
- コースや登校日数を途中で変更できますか?
- 進学や就職の相談はいつから受けられますか?
- 退学や転校を考える前に相談できる制度はありますか?
「サポートがあります」だけで終わらせない
学校資料には、「学習サポート充実」「不登校経験者も安心」などと書かれている場合があります。
ただし、実際の支援方法は学校によって違います。
例えば、
- 毎週先生から連絡が来る
- 本人から連絡したときだけ相談できる
- 学習センターへ登校した日に質問する
- オンラインで予約して相談する
など、支援の形はさまざまです。
「サポートはありますか?」だけでなく、
レポートを2週間提出できなかった場合、学校から連絡はありますか?
のように、具体的な場面で質問すると分かりやすくなります。
本人が説明会へ行けない場合
本人が説明会へ参加できないときは、保護者だけで参加できるか確認しましょう。
保護者が写真を見せたり、簡単に内容を伝えたりし、本人が行けそうな時期になってから個別見学をお願いする方法もあります。
最初から大人数の説明会へ参加することが難しい場合は、
- 個別相談
- オンライン相談
- 少人数の見学
- 校舎に入らず通学経路だけ確認する
ところから始めてもよいと思います。
通学ルートを一度試してみる


通信制高校は登校日数が少ない場合でも、距離をまったく気にしなくてよいわけではありません。
月に数回でも、長時間の移動や混雑した電車が大きな負担になる人もいます。
実際の登校時間に移動する
できれば、説明会の日だけではなく、普段の登校時間に近い時間帯で学校まで移動してみましょう。
確認することは次のとおりです。
- 朝何時に起きる必要があるか
- 自宅を何時に出るか
- 電車やバスがどのくらい混むか
- 乗り換えが多すぎないか
- 駅から学校まで歩けるか
- 学校へ着いた時点でどのくらい疲れるか
- 帰宅後に休める時間があるか
学校まで行けない場合は、最寄り駅まで行くところから試しても大丈夫です。
スクーリング会場も確認する
普段のキャンパスとスクーリング会場が異なる学校では、両方の通学方法を確認しましょう。
年に数回だけでも、遠方への移動や宿泊が大きな負担になることがあります。
本人だけで移動するのか、保護者が送迎できるのかも話し合っておくと安心です。
出願前に中学校と確認すること
通信制高校へ出願する場合も、学校ごとに出願時期や必要書類が決められています。
中学3年生になったら、募集要項と中学校の進路予定を確認しましょう。
募集要項と出願時期
募集要項では、次の項目を確認します。
- 出願できる人の条件
- 出願受付の開始日
- 出願締切
- 入試日
- 合格発表日
- 入学手続きの期限
- 併願できるか
- 追加募集があるか
- オンライン出願か郵送か
学校説明会へ参加していても、出願が自動的に完了するわけではありません。
締切日だけでなく、中学校へ書類を依頼する期限も確認しましょう。
調査書などの必要書類
学校によって、次のような書類が必要になる場合があります。
- 入学願書
- 調査書
- 成績に関する書類
- 写真
- 志望理由書
- 推薦書
- 受験料の支払い証明
- 健康状態などの確認書類
必要書類は学校によって異なります。
調査書など、中学校が作成する書類には時間がかかることもあるため、早めに先生へ相談しましょう。
面接で話すこと
通信制高校の入試では、学校によって面接や作文などが行われます。
面接では、完璧な答えを暗記する必要はありません。
次のような内容を、自分の言葉で少しずつ整理してみましょう。
- なぜ通信制高校を考えたのか
- どのくらいの登校なら続けられそうか
- 高校で取り組んでみたいこと
- 困ったときにどのように相談したいか
- 卒業後に考えている進路
不登校の理由を細かく話さなければならないとは限りません。
話したくない内容がある場合は、中学校の先生や志望校へ事前に相談してみましょう。
中学校の先生へ相談する
中学校の先生には、
- 出願時期
- 必要書類
- 調査書
- 推薦
- 面接練習
- 作文
- 併願
- 入学手続き
などを相談できる場合があります。
登校できていない場合でも、保護者が先に連絡したり、電話や別室で相談したりできないか聞いてみましょう。
欠席日数や内申点、高校受験への影響が不安な人はこちらの記事も参考にしてください。


合格後から入学までに準備すること
通信制高校へ合格したあとも、初日までにすべて完璧に準備する必要はありません。
入学案内を見ながら、必要なことを一つずつ確認します。
通学経路をもう一度試す
説明会へ参加したときと、実際の登校時間が違う場合があります。
入学前に、
- 登校開始時間
- 利用する電車やバス
- 駅から校舎までの道
- 送迎場所
- 遅刻しそうなときの連絡先
を確認しましょう。
パソコン・タブレットを確認する
学校によって、レポートの提出や動画授業にパソコン・タブレットを使う場合があります。
入学前に確認したいのは、
- 学校指定の端末があるか
- 自分で購入する必要があるか
- スマートフォンだけでも利用できるか
- インターネット環境が必要か
- プリンターが必要か
- 故障したときの相談先
- パスワードを忘れたときの対応
です。
学校の指定を確認する前に、高額な端末を購入しない方が安心です。
レポートの練習をする
入学前に高校のレポートを先取りする必要はありません。
代わりに、次のような練習をしてみましょう。
- 教材を1日1回開く
- 問題を1問だけ解く
- 分からない問題へ印を付ける
- 終わったページを記録する
- 提出期限をカレンダーへ書く
- 10分で一度休憩する
通信制高校では、レポートに取り組み、決められた期限までに提出する必要があります。
勉強の量よりも、短い時間から取り組み、期限を確認する習慣が役立つ場合があります。
スクーリングの日程を確認する
年間予定表が届いたら、スクーリング、試験、行事の日程を確認します。
- 何月に登校が多いか
- 連続して登校する日があるか
- 試験はいつか
- 行事は必須か
- 家族の予定と重ならないか
- 体調不良時の連絡方法
をカレンダーへ記録しておきましょう。
合格後は、勉強を先取りするより、端末・通学・日程・連絡方法を確認する方が先です。
勉強は全部取り戻そうとしなくていい


通信制高校へ進む前に、中学校の勉強をすべて終わらせる必要はありません。
不登校の時期に勉強が遅れていると、「中1から全部やり直さなければ」と考えてしまうことがあります。
しかし、一度に多くの内容へ取り組むと、疲れて続かなくなる場合があります。
まずは1日10分からでよい
最初は、次のような小さな内容で大丈夫です。
- 教材を開くだけ
- 英単語を3個見る
- 数学の計算を1問解く
- 漢字を2個書く
- 短い解説動画を見る
- 学習した日へ丸を付ける
できなかった日があっても、最初からやり直す必要はありません。
次に動ける日に、また短い時間から始めます。
英語と数学の基礎を確認する
すべての教科を同時に進めるのが難しい場合は、英語と数学から確認してみましょう。
英語では、
- アルファベット
- be動詞
- 一般動詞
- 疑問文
- 基本的な英単語
など、分からなくなったところまで戻ります。
数学では、
- 正負の数
- 文字式
- 方程式
- 比例・反比例
- 基本的な計算
などから、解けそうな問題を少しずつ進めます。
英語・数学をどこからやり直せばよいか分からない人はこちらを参考にしてください。


レポートにつながる練習をする
通信制高校入学前の勉強では、点数を上げることだけでなく、
- 教材を開く
- 短い時間取り組む
- 分からない問題を残しておく
- 質問したい内容をメモする
- 期限を確認する
練習も役立つと思います。
通信制高校では自宅学習が中心になるため、一人で全部解決しようとせず、分からない部分を先生へ伝える準備も大切です。
家で学ぶ教材も選択肢
学校の教科書やワークを開くのがつらい場合は、動画授業や通信教育を使う方法もあります。
進研ゼミ中学講座の現在の公式案内では、教科書や理解度に合わせた学習、1回約10〜15分の教材などが紹介されています。
ただし、一部の独自教科書や学校独自の進め方には対応しない場合があります。
教材が合うかどうかは人によって異なります。
最初から入会を決めず、資料や体験教材を見て、
- 紙とタブレットのどちらが合いそうか
- 1回の学習時間
- 英語や数学をどこから学べるか
- 自分一人でも操作できそうか
- 保護者が学習状況を確認できるか
を見てみましょう。
まずは教材の量や学習スタイルを確認し、1日10分程度から取り組めそうかを親子で見てみましょう。
通信制高校を決める前にやらなくていいこと
進路が決まっていないと、焦っていろいろなことを始めたくなるかもしれません。
ただし、次のことを無理に行う必要はありません。
中学校の勉強を全部終わらせる
学び直しは大切ですが、通信制高校を探す前に、中学校の範囲をすべて終わらせる必要はありません。
勉強の遅れが不安な人ほど、学び直しやレポート支援のある学校を探しましょう。
本人が最初から説明会へ行く
本人が説明会へ行けない状態なら、保護者が先に情報を集めても構いません。
いきなり人が多い説明会へ参加するより、オンライン相談や個別見学が合うこともあります。
登校日数が一番少ない学校を選ぶ
登校日数が少ないほど合う人もいます。
一方で、自宅で一人ではレポートが進みにくく、少し登校した方が続けやすい人もいます。
登校日数とレポート支援をセットで見ましょう。
学費が一番安い学校だけで決める
学費を抑えることは大切です。
ただし、相談や学習支援がほとんどなく、卒業まで続けにくくなれば、結果的に負担が増える可能性もあります。
学費と必要な支援の両方を確認しましょう。
全日制へ戻れる状態になるまで待つ
毎日登校できる状態になってからでなければ、高校を探せないわけではありません。
現在の体調や生活に合わせて通える学校を探す方法もあります。
すぐに1校へ決める
最初に見た学校が合う場合もありますが、1校だけでは違いが分かりにくいです。
最低でも2〜3校の資料を見て、登校・学費・レポート支援を比較した方が安心です。
中3の時期別チェックリスト
中学3年生の場合は、次の流れを目安にできます。
実際の募集時期は学校や地域によって違うため、必ず募集要項を確認してください。
中3の春から夏
- 高校生活で不安なことを整理する
- 通信制・定時制などの違いを調べる
- 保護者が資料を取り寄せる
- 2〜3校の学費と登校日数を比較する
- 午前中の説明会へ参加してみる
- 1日10分から勉強を始める
中3の夏から秋
- 気になる学校の個別相談を利用する
- スクーリング会場を確認する
- 通学ルートを試す
- 中学校の先生へ志望校を相談する
- 入試方式と必要書類を確認する
- 面接で話したいことを整理する
中3の秋から冬
- 募集要項をもう一度確認する
- 調査書などを中学校へ依頼する
- 出願締切をカレンダーへ書く
- 面接や作文を少し練習する
- 合格後に必要な学費を確認する
- 併願や追加募集の条件を確認する
合格後から入学まで
- 入学手続きと学費を確認する
- パソコン・タブレットの指定を見る
- 通学ルートをもう一度試す
- スクーリング・試験予定を確認する
- 教材を短時間開く練習をする
- 困ったときの連絡先を登録する
時期どおりに進まなくても大丈夫です。学校によっては冬以降も出願できる場合があるため、中学校や志望校へ確認しましょう。
筆者が通信制高校へ入る前に確認したかったこと
私は不登校と定時制高校を経験し、現在は公立の通信制高校に通っています。
公立通信制高校を選んで良かったと感じるのは、学費を抑えやすかったことと、自分のペースで学びやすいことです。
毎日同じ時間に登校する形ではないため、体調に合わせやすい部分もあります。
一方で、私が通っている公立通信では、レポートの期限やスクーリングの日程を自分で確認する場面があります。
誰かが毎日、
「今日はこのレポートをやろう」
「明日はこの授業へ行こう」
と細かく声をかけてくれるわけではありません。
通信制高校に入れば、学校へ行けなかった悩みがすべて自動的に解決するわけではないと感じています。
私自身、先生へ質問することに緊張しやすいため、入学前に、
- 質問はどのような方法でできるのか
- レポートが遅れたら連絡してもらえるのか
- スクーリングを休んだらどうなるのか
- 図書室などで休める場所があるのか
- 保護者からも相談できるのか
を、もっと具体的に聞いておけばよかったと思います。
また、登校日数の少なさだけで学校を選ぶのではなく、「登校できない日やレポートが進まないときに、どのように助けてもらえるか」を確認することも大切です。
私の場合は公立通信制高校のサポートが少ないと感じることもあるため、細かく声をかけてもらいたい人は、私立通信制高校や学習支援のある学校も一緒に比較した方が安心だと思います。
ただし、公立が悪い、私立がよいと一律に決めることはできません。
学費、登校日数、先生との距離、自分で管理する量など、合う条件は人によって違います。
通信制高校へ進む準備のよくある質問
まとめ:一度に全部準備せず、一つずつ進めよう
不登校の中学生が通信制高校へ進む準備では、最初から学校を1校に決めたり、中学校の勉強をすべて取り戻したりする必要はありません。
まずは、
- 高校生活で不安なことを整理する
- 保護者も一緒に情報を集める
- 2〜3校の資料を比較する
- 説明会で困ったときの対応を聞く
- 実際の通学ルートを試す
- 中学校と出願準備を確認する
- 合格後に端末と日程を確認する
- 1日10分から勉強を始める
という順番で進めてみましょう。
通信制高校は、レポート、スクーリング、試験などを通して高校卒業を目指す学校です。
毎日登校しなくてよい学校もありますが、自宅での学習管理が必要になる場合があります。
学校選びでは、
- 登校日数
- スクーリング会場
- レポートの提出方法
- 学費の総額
- 質問方法
- 体調不良時の対応
- 保護者相談
- 卒業後の進路支援
を確認してください。
本人が今すぐ動けない場合は、保護者が資料を取り寄せるところから始めても大丈夫です。
勉強も、長時間取り組む必要はありません。
教材を開く、問題を1問解く、期限をカレンダーへ書くなど、通信制高校のレポートにつながる小さな準備から始めてみましょう。
お子さんの『できた!』を増やす第一歩として、まずは公式サイトをのぞいてみてください!




