とわの森三愛高校通信制はどんな学校?学費・農食環境科学科・通い方を解説

とわの森三愛高等学校の通信制について、
「農業を専門的に学ぶ学校なの?」
「週何日くらい通う?」
「北海道外からでも入学できる?」
と気になっている人もいると思います。
正式名称は、酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校です。
通信制課程には「普通科」と「農食環境科学科」があり、それぞれに「通学コース」と「通信コース」が設けられています。
一方、通信コースは自宅学習を中心にしながら、北海道江別市の本校で行われる集中スクーリングへ参加します。
この学校の大きな特徴は、酪農学園大学の農場や施設を活用し、「農・食・環境・生命」に触れられることです。
この記事では、2学科・2コースの違い、スクーリング、学費、入試、進路実績などを、現在の公式情報を基に解説します。
とわの森三愛高校通信制を30秒で確認
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 酪農学園大学附属とわの森三愛高等学校 |
| 所在地 | 北海道江別市文京台緑町569番地 |
| 学科 | 普通科・農食環境科学科 |
| コース | 通学コース・通信コース |
| 通学日数 | 普通科は週3日、農食環境科学科は週4日 |
| 通信コース | 年6回設定される1週間の集中スクーリングから2回を選択 |
| 教育区域 | 全国47都道府県 |
| 主な特徴 | 農・食の体験授業、農業専門科目、大学施設の活用、内部進学制度 |
| 授業料 | 1単位12,000円(2027年度) |
本校は、JR大麻駅から徒歩約7分の場所にあります。
酪農学園大学と同じ学園キャンパス内にあり、農場や農業研究施設などを活用できることが、ほかの通信制高校との大きな違いです。
とわの森三愛高校は大学附属・全日制併設の通信制
とわの森三愛高校は、通信制課程だけの学校ではありません。
同じ学校に全日制課程があり、さらに酪農学園大学と同じ学園キャンパス内にあります。
学校公式では、北海道で唯一の、「大学附属・全日制併設の通信制課程」と紹介されています。
大学名が付いているだけではなく、酪農学園の農場や農業研究施設などを授業で活用できることも特徴です。
例えば、
- 普通科でも農業・食品加工などを体験できる
- 農食環境科学科では生産から加工・販売まで学べる
- 酪農学園大学への内部進学を目指せる
- 条件を満たせば通信制から全日制への転籍も目指せる
といった特徴があります。
普通科では、「アグリトライ」「食品加工」「食の安心安全学」など、農・食に触れる体験型授業があります。
農食環境科学科ではさらに専門的に、農産物を育てるところから、食品加工・製造・販売まで学んでいきます。
普通科と農食環境科学科の2学科から選べる


とわの森三愛高校の通信制課程には、「普通科」と「農食環境科学科」があります。
学校公式では、農食環境科学科を「通信制課程の高校で初の農業に関する専門学科」と紹介しています。
| 比較 | 普通科 | 農食環境科学科 |
|---|---|---|
| 通学コース | 週3日 | 週4日 |
| 通信コース | あり | あり |
| 農・食の授業 | 体験型授業を実施 | 専門科目として学ぶ |
| 主な学習内容 | 普通教科+農・食の体験 | 農業・食品・環境・生命 |
| 大学内部進学 | 対象 | 対象 |
どちらも高校卒業を目指せますが、授業内容と通学日数が異なります。
普通科は、普通教科を中心に学びながら、とわの森ならではの農・食の体験授業にも参加できる学科です。
現在の通学コースでは、月曜と木曜に普通教科を中心とした授業を行い、火曜には「アグリトライ」「食品加工」「食の安心安全学」などを学びます。
そのため、普通科は「農業を専門的に学ぶほどではないけれど、農業や食品には触れてみたい」という人にも検討しやすい学科です。
一方、農食環境科学科では、農業に関する専門科目を3年間かけて学びます。



農業の授業もあるから、
事前にチェックね!
普通科の通学コースは週3日
普通科の通学コースは、月曜・火曜・木曜の週3日登校です。
授業内容は、
- 月曜・木曜:普通教科
- 火曜:農業体験・食品加工などの体験学習
が中心です。
週3日通うため、月に数回だけ登校するタイプとは少し違います。
通学を考えるときは、登校日数だけでなく、授業時間・自宅からの距離・冬の通学まで確認すると、実際の学校生活をイメージしやすいです。
体験授業や学校での交流を重視したい人は、通信コースと比べながら考えてみるとよいと思います。
農食環境科学科の通学コースは週4日
農食環境科学科の通学コースは、週4日登校し、農業に関する専門科目を中心に学びます。
酪農学園の農場や農業研究施設を活用しながら、作物の栽培、食品加工、製造、販売などの知識と技術を身につけていく学科です。
農産物の生産から販売まで学ぶ
農食環境科学科で学ぶ農業は、畑で作物を育てることだけではありません。
主な学習内容には、次のようなものがあります。
- 土づくりや作物・野菜・花の栽培
- 農産物の収穫
- パン・豆腐・ソーセージなどの食品加工
- 商品の製造や販売
- 農業・食品・環境・生命に関する専門科目
農産物を育て、収穫し、加工して商品として届けるところまで学べるのが、農食環境科学科の特徴です。
動物・ペット専門の学科ではない
酪農学園という名前から、牛や動物を中心に学ぶ学校だと思う人もいるかもしれません。
農食環境科学科には、牛舎で仔牛と触れ合う実習などもあります。
ただし、犬や猫について学ぶペット系の専門コースではありません。中心になるのは、作物、食品、農業、環境、生命に関する学習です。
動物との関わりを重視する場合は、実習の回数や内容を学校説明会で確認しておきましょう。
通信コースは1週間の集中スクーリングを年2回選ぶ


普通科と農食環境科学科には、自宅学習を中心に進める通信コースがあります。
学校公式では、年6回設定される1週間の集中スクーリングから2回を選び、高校卒業を目指すコースとして案内されています。
毎週江別市の本校へ通う必要はありませんが、選択した期間には連続してスクーリングへ参加します。
普通教科の授業だけでなく、酪農学園のキャンパスを活用した農・食の体験型授業も行われます。
自宅でも農業を体験できる
農食環境科学科の通信コースでは、水稲や大豆などの栽培セットを自宅へ届ける学習も紹介されています。
自宅で作物を育てて成長を観察し、集中スクーリングでは、本校の農場や施設を使って学びを深めます。
毎週4日通うことが難しい人でも、自宅学習と集中スクーリングを組み合わせながら、農業を専門的に学べる仕組みです。
集中スクーリングは1日だけの登校ではなく、約1週間の参加を年2回選ぶ形です。連続した登校や北海道での滞在が可能かどうかも確認しておきましょう。



自由に通う形式じゃないから
気をつけて!
北海道外から入学する場合のスクーリングと費用
とわの森三愛高校の通信制課程は、全国47都道府県を教育区域としています。
通信コースであれば北海道外からも入学できますが、全国各地に学習センターがある通信制高校ではありません。
集中スクーリングは、北海道江別市にある本校で行われます。
北海道外から入学する場合は、学校へ支払う学費に加えて、次の費用も確認しておきましょう。
- 北海道までの飛行機・鉄道代
- 空港や駅から学校までの交通費
- 集中スクーリング中の宿泊費
- 食費や荷物の配送費
通信コースは通学コースより校納金が低く設定されていますが、住んでいる地域によっては交通費や宿泊費が大きくなります。
1年間だけでなく、卒業までに何回北海道へ行き、合計でいくら必要になるのかを確認することが大切です。
北海道研修も行われる
通信コースでは、特別活動の一つとして「北海道研修」が行われています。
過去には、酪農学園大学のキャンパスツアー、北海道博物館やエスコンフィールドの見学、ラフティング、陶芸、果物狩りなどが紹介されています。
行き先や内容は年度によって変わるため、希望年度の学校案内で確認してください。
酪農学園大学への内部進学制度と進路実績


とわの森三愛高校は、酪農学園大学と同じ学園キャンパス内にあります。
農場や大学施設を授業で活用できるほか、通信制課程から酪農学園大学への内部進学制度も利用できます。
学科・コースにかかわらず内部進学の対象
普通科・農食環境科学科、通学コース・通信コースのいずれに在籍していても、一定の条件を満たせば内部進学制度の対象になります。
学校公式では、酪農学園大学へ進学する場合、入学金が全額免除され、大学の授業料にも減免制度があると案内されています。
ただし、希望する学類へ無条件で進学できる制度ではありません。
特に獣医学類などを希望する場合は、成績、出席状況、選考方法、学類ごとの条件を学校へ確認しておきましょう。
2025年度の進路状況
2025年度の進路状況は次のとおりです。
| 進路 | 割合 |
|---|---|
| 酪農学園大学 | 20% |
| その他の大学 | 15% |
| 専門学校 | 37% |
| 就職 | 10% |
| その他 | 18% |
卒業後の進路は、酪農学園大学だけではありません。
2025年度の大学・短大合格実績には、次の学校が掲載されています。
- 公立千歳科学技術大学
- 北海学園大学、北星学園大学、藤女子大学
- 北海道医療大学、北海道文教大学
- 札幌大谷大学、北海道情報大学
- 日本医療大学、相愛大学
また、酪農学園大学農食環境学群の食と健康学類管理栄養士コースにも合格者が出ています。
就職先の実名は、公式サイトの2023年度実績として、
山崎製パン、JR北海道、アート引越センター、サンコーエレック、ラルズなどが掲載されています。
進路実績を見るときは、合格年度と、大学・専門学校・就職のどの実績なのかを分けて確認しましょう。


2025年度3年生の卒業率は97.8%
学校公式では、2025年度の3年生について、97.8%が卒業したと公表しています。
この数字は「入学した生徒の97.8%が3年間で卒業した」という意味ではなく、2025年度に3年生として在籍していた生徒の卒業率です。
通学コースと通信コースのどちらも、3年間での高校卒業を目指せます。
担任がレポートや進路を支える
とわの森三愛高校の通信制課程では、担任制を採用しています。
担任がスクーリング、レポートの提出状況、学校生活、卒業後の進路などを面談しながら支えると案内されています。
また、学校の情報公開資料には、スクールカウンセラーと連携して生徒や保護者を支援することも記載されています。
レポート提出が遅れそうな場合に、どの段階で声をかけてもらえるのかは、学校説明会や事前面談で確認しておくと安心です。
条件を満たせば通信制から全日制へ転籍できる
通学コースの1年次に在籍し、出席状況や成績などの条件を満たした場合は、2年次から全日制へ転籍できる制度があります。
主な流れは、
- 普通科の通学コース → 全日制普通科
- 農食環境科学科の通学コース → 全日制の農業系コース
です。
ただし、希望すれば必ず転籍できるわけではありません。
出席状況や成績などをもとに判断されるため、希望する場合は最新の条件を確認してください。
通信制のまま3年間学ぶこともできるので、全日制への転籍は、途中で選べる進路の一つと考えると分かりやすいです。
不登校経験がある人は登校方法を比較して選ぶ
とわの森三愛高校は通信制ですが、
通学コースは週3〜4日、通信コースは年2回の集中スクーリング
という違いがあります。
比べるときは、
- 通学コース:週3〜4日の生活リズム
- 通信コース:約1週間の集中スクーリング
- 自宅から学校までの移動時間
- 冬の交通状況
まで確認すると分かりやすいです。
学校はJR大麻駅から徒歩約7分ですが、
実際に自宅を何時に出ることになるかまで考えると、通学を続けられそうかイメージしやすくなります。
制服・部活動・単位認定試験
とわの森三愛高校の通信制課程には制服がありますが、着用は強制ではありません。
制服と私服のどちらでも登校できます。ただし、制服を着用するときは身だしなみ規定があります。
部活動については、文化系部活動であれば、全日制の生徒と一緒に活動できます。
一方、現在の公式FAQでは、通信制課程の生徒は運動系部活動には参加できないと案内されています。入りたい部活動がある場合は、入学前に参加できるか確認してください。
また、レポートだけで単位が決まるわけではありません。
毎年2月には単位認定試験が行われます。公式FAQでは、自分で作成したレポートなどを試験会場へ持ち込み、確認しながら取り組めると案内されています。
2027年度の学費


とわの森三愛高校の学費は、学科とコースによって異なります。
授業料は、普通科・農食環境科学科ともに1単位12,000円です。
授業料を除いた1年次校納金
| 学科・コース | 校納金 |
|---|---|
| 普通科・通学コース | 408,800円 |
| 普通科・通信コース | 142,400円 |
| 農食環境科学科・通学コース | 431,600円 |
| 農食環境科学科・通信コース | 149,600円 |
上記は、通常の入学金50,000円を含む2027年度のモデルです。
単願受付期間に出願した場合は入学金30,000円、保護者が学校法人酪農学園の設置校を卒業している場合は入学金0円と案内されています。
授業料を加えた1年次モデル
1年次は、普通科が27単位、農食環境科学科が28単位を履修するモデルです。
普通科の授業料は、
12,000円×27単位=324,000円
農食環境科学科の授業料は、
12,000円×28単位=336,000円
です。
就学支援金を適用する前の金額を合計すると、次のようになります。
| 学科・コース | 1年次モデル |
|---|---|
| 普通科・通学コース | 732,800円 |
| 普通科・通信コース | 466,400円 |
| 農食環境科学科・通学コース | 767,600円 |
| 農食環境科学科・通信コース | 485,600円 |
この金額には、入学検定料16,000円、北海道までの交通費・宿泊費、制服代、希望制の特別活動費などは含まれていません。
授業料部分は、世帯の所得などの条件を満たした場合、高等学校等就学支援金の対象になる可能性があります。



道外からなら、
交通費や宿泊費も重なるよ!
2027年度の入試と転入・編入
新入学は事前面談と書類選考
2027年度の新入学には、単願入試と一般入試があります。
選抜方法は書類選考ですが、出願前に事前面談を受ける必要があります。
提出書類には「高校生活に向けた抱負」をテーマにした400字以内の作文があり、入学検定料は16,000円です。
筆記試験はありませんが、事前面談と提出書類を通して選考されます。
単願入試と一般入試では、出願期間や入学金が異なるため、希望する入試区分を早めに確認しておきましょう。
転入・編入も募集している
現在ほかの高校に在籍している人は転入学、高校を退学した人は編入学を相談できます。
転入・編入も出願前の事前面談が必要です。現在公開されている募集要項では、書類選考と「高校卒業に向けた抱負」をテーマにした作文が案内されています。
前の高校で修得した単位や在籍期間によって、入学後の履修科目や卒業時期が変わります。
現在高校に在籍している場合は、退学手続きをする前に、次の点を学校へ確認してください。
- 引き継げる単位数
- 入学できる時期
- 卒業予定時期
- 希望する学科・コースへの所属
- 全日制転籍制度の対象になるか
転入・編入の募集時期は新入学と異なるため、最新の募集要項を確認してください。
とわの森三愛高校通信制が向いている人
とわの森三愛高校は、次のような人に向いています。
- 農業・食品・環境・生命について学びたい
- 普通科で学びながら農・食の体験もしてみたい
- 週3~4日通い、先生や生徒と関わりながら学びたい
- 自宅学習を中心にしながら北海道の集中スクーリングへ参加したい
- 酪農学園大学への進学も選択肢に入れたい
一方、次のような場合は、入学前に詳しく確認しておきましょう。
- 北海道へ集中スクーリングに行くことが難しい
- 週3~4日の登校を続けることが難しい
- 完全オンラインだけで卒業したい
- 運動部への参加を高校生活で重視している
- 農・食・環境分野の授業をほとんど希望していない
通学コースと通信コースでは、3年間の生活が大きく異なります。
学校の特徴だけでなく、自分が続けやすい登校方法かどうかを基準に選ぶことが大切です。
ほかの通信制高校とも比較して決める
とわの森三愛高校は、農・食・環境・生命を学べることや、酪農学園大学とのつながりに特徴がある学校です。
一方、通信制高校によって、登校日数、スクーリング場所、学費、レポートの進め方は大きく異なります。
学校を比較するときは、次の項目を同じ条件で並べてみましょう。
- 通学日数と授業時間
- スクーリングの場所と宿泊の有無
- 交通費を含めた年間費用
- レポートや学習のサポート
- 大学・専門学校・就職の進路実績
- 学びたい専門授業があるか
公式サイトだけでは、教材費や行事費、スクーリング中の生活まで分かりにくいことがあります。
気になる学校が2~3校ある場合は、学校案内や募集要項を取り寄せ、家族で比較してみてください。


私の意見|「何を学ぶか」と「どう通うか」を分けて選べる
とわの森三愛高校を調べていて特徴的だと感じたのは、
「何を学ぶか」と「どう通うか」を分けて考えられることです。
普通科と農食環境科学科があり、それぞれに通学コースと通信コースがあります。
私も別の通信制高校へ通った経験から、学校選びでは授業内容だけでなく、生活に合った通い方かどうかも大切だと感じています。
とわの森三愛高校なら、
- 江別市の本校へ週3~4日通う
- 自宅学習を中心に、年2回の集中スクーリングへ参加する
という違いまで比べたいです。
農・食・環境・生命に興味がある人は、
「何を学びたいか」+「どの通い方なら続けやすいか」
の両方から考えると選びやすいと思います。
とわの森三愛高校通信制についてよくある質問
まとめ|とわの森三愛高校は2学科×2コースで選ぶ
主な特徴は次のとおりです。
- 普通科でも農・食の体験型授業がある
- 農食環境科学科では生産・加工・製造・販売まで学ぶ
- 通信コースは約1週間の集中スクーリングを年2回選ぶ
- 酪農学園大学の農場や施設を授業で活用できる
- 一定の条件を満たせば内部進学や全日制への転籍を目指せる
- 北海道外から入学する場合は交通費・宿泊費も必要になる
学校を選ぶときは、「普通科か農食環境科学科か」と「通学コースか通信コースか」を分けて考えると分かりやすくなります。
農業や食品について何を学びたいのか、江別市の本校へどのように通うのか、3年間に必要な費用はいくらになるのかを確認しておきましょう。
学費、スクーリング日程、入試、内部進学、全日制への転籍条件は変更される可能性があります。出願前には、希望年度の学校案内と募集要項で最新情報を確認してください。





