【実体験】定時制高校とアルバイトの両立は大変?働きすぎて体調を崩した話

定時制高校では、アルバイトをしながら通っている人もいます。
昼間に働き、夕方から学校へ通えることは、夜間定時制高校の特徴の一つです。
私も夜間の定時制高校に通っていたころ、アルバイトをしていました。
最初は、
「昼間に働いて、夜に学校へ行けば両立できそう」
と考えていました。
少しずつ疲れが取れなくなり、夜の通学や生活リズムも負担に感じるようになりました。
そのうち、学校へ通うこと自体が難しくなり、体調も崩してしまいました。
この記事では、私がアルバイトを始めた理由、当時の1日の流れ、少しずつ苦しくなったこと、今ならどのように働くかを実体験から紹介します。
※この記事は、私が通っていた夜間定時制高校での体験です。学校の授業時間、アルバイトに関するルール、本人の体調や生活環境によって感じ方は異なります。
定時制高校とアルバイトを両立できるかは、本人の気合いだけでは決まりません。
定時制高校とアルバイトは両立できる?


定時制高校に通いながら、アルバイトを続けている人はいます。
私が通っていた学校にも、昼間に働いている人がいました。
そのため、定時制高校とアルバイトを両立すること自体が無理なわけではありません。
ただし、
- 授業が始まる時間
- アルバイトの勤務時間
- 職場から学校までの距離
- 帰宅時間
- 睡眠時間
- 本人の体調
によって、負担は大きく変わります。
授業時間だけを見ると短く感じても、仕事、移動、学校、帰宅後の生活をすべて合わせると、休める時間が少なくなる場合があります。
定時制高校だから、必ずアルバイトと無理なく両立できるとは限りません。
私が定時制高校に通いながらアルバイトを始めた理由
私が通っていたのは、夕方から授業が始まる夜間定時制高校でした。
昼間に時間があったため、その時間を使ってアルバイトを始めました。
当時は、昼間に働けることを定時制高校の良さの一つだと考えていました。
昼間の時間を使えると思った
夜間定時制高校は、朝から夕方まで授業がある全日制高校とは違います。
昼間にアルバイトをしてから学校へ行けば、空いている時間を有効に使えるように感じました。
学校の授業時間も全日制高校より短かったため、両立できると思っていました。
しかし、実際には授業時間だけでなく、仕事の準備や移動、通学、帰宅後の時間もあります。
入学前に考えていたより、自由に使える時間は多くありませんでした。
自分で使えるお金が入るのはうれしかった
アルバイトをすると、働いた分だけ給料を受け取れます。
自分で使えるお金が入ることは、うれしかったです。
仕事を経験できたことも、すべてが悪かったとは思っていません。
ただ、アルバイトを続けられているうちは、自分が無理をしていることに気づきにくかったと思います。
アルバイトがある日の1日の流れ


当時は、昼間にアルバイトをして、夕方から夜間定時制高校へ通っていました。
勤務時間は日によって違いましたが、おおまかな流れは次のような形です。
| 時間帯 | 当時の過ごし方 |
|---|---|
| 朝 | 起床・アルバイトの準備 |
| 午前から昼 | アルバイト |
| 夕方 | 仕事を終えて学校へ移動 |
| 夜 | 定時制高校の授業 |
| 授業後 | 帰宅・食事・入浴 |
| 深夜 | 就寝 |
アルバイトが終わっても、その日の予定が終わるわけではありません。
仕事を終えたら学校へ向かい、夜まで授業を受けます。
学校から帰って、食事や入浴を済ませるころには、遅い時間になっていました。
仕事と学校の間に休む時間が少なかった
アルバイトをした後に、一度家でゆっくり休めるとは限りません。
仕事が終わる時間によっては、そのまま学校へ向かいます。
仕事中の疲れが残った状態で授業を受ける日もありました。
学校だけの日やアルバイトだけの日なら休めても、両方が重なる日は、朝から夜まで予定が続くように感じました。
帰宅後にも生活の時間が必要だった
学校から帰宅した後には、
- 食事
- 入浴
- 翌日の準備
- 睡眠
の時間が必要です。
帰宅した瞬間に眠れるわけではありません。
遅く帰っても、次の日にはまたアルバイトや学校があります。
授業時間と勤務時間だけでなく、帰宅後の生活まで含めて考える必要があったと思います。
夜間・昼間・三部制による通学時間の違いは、こちらの記事で詳しく紹介しています。


最初は両立できていると思っていた
アルバイトを始めた直後から、毎日つらかったわけではありません。
学校へも通い、アルバイトにも行けていたため、
「この生活を続けられそう」
と思っていた時期がありました。
定時制高校にも良かった部分があった
定時制高校では、入学前に思っていたよりも友達ができました。
少人数のクラスだったこともあり、同じ人と話す機会が多かったです。
合わない人もいましたが、一緒に話せる友達ができたことは良かったと思っています。
また、先生へ直接質問できる環境もありました。
私は緊張して、なかなか質問できないこともありましたが、分からないところを対面で教えてもらえることは、定時制高校の良さの一つです。
給食がありがたかった
私が通っていた夜間定時制高校には、給食がありました。
アルバイトをしてから学校へ行く日は、学校で食事ができることがありがたかったです。
給食を担当していた方もやさしく、安心できる時間の一つでした。
学校生活に良い部分があったからこそ、簡単に「もう無理だ」とは考えませんでした。
定時制高校での友達関係や、私が実際に感じた人間関係はこちらで詳しく書いています。


少しずつ学校とアルバイトの両立がつらくなった


最初は続けられていても、疲れは少しずつたまっていきました。
ある日、急にすべてができなくなったというより、毎日の小さな負担が重なっていった感覚です。
休める時間が少なかった
仕事が終わっても学校があります。
学校が終わっても、帰宅や翌日の準備があります。
何も予定がない時間が少なくなり、休んでいるつもりでも、頭の中では次の予定を考えていました。
休日があっても、疲れを取るだけで終わってしまうことがあります。
夜の生活リズムが私には合わなかった
私の場合、夕方から夜に学校へ通う生活が合いませんでした。
帰宅が遅くなり、食事や入浴の時間も遅くなります。
就寝時間が遅くなれば、翌日のアルバイトにも影響します。
定時制高校へ通えば自然に夜型生活へ慣れると思っていましたが、私には難しかったです。
アルバイトの疲れを残したまま授業を受けていた
仕事をした後は、体だけでなく気持ちも疲れていました。
その状態で学校へ向かい、授業へ集中するのは簡単ではありませんでした。
授業を受けても、内容が頭に入りにくい日がありました。
先生へ質問できる環境はありましたが、疲れていると、質問するための気力も出にくくなります。
授業についていく余裕が減った
私の感覚では、定時制高校の授業は、現在通っている通信制高校よりも進むのが速く感じました。
毎日授業が進むため、休めばその分の内容も進みます。
仕事の疲れで集中できず、分からないところが増えると、さらに学校へ行くことが重く感じられました。
学校とアルバイトの両方へ行けていても、無理がないとは限りません。
働きすぎていることに気づけなかった


当時の私は、アルバイトの勤務時間だけを見ていたと思います。
しかし、実際の負担は勤務時間だけではありません。
- アルバイトの準備
- 職場までの移動
- 学校までの移動
- 夜の授業
- 帰宅
- 食事・入浴
- 翌日の準備
- 睡眠不足
- 人と関わる疲れ
まで合わせて考える必要があります。
一つずつなら続けられそうに見えた
アルバイトだけなら、続けられるように感じます。
学校だけでも、何とか通えるように感じます。
しかし、アルバイトと学校を同じ日に続けると、負担が重なります。
一つひとつはできていても、全部を合わせたときに無理が出ていました。
周りも働いていたので自分もできると思った
定時制高校には、働きながら通っている人もいました。
周りが両立しているように見えると、
「自分もこれくらいできなければ」
と考えてしまいます。
ただ、同じ定時制高校生でも、通学時間、勤務日数、体調、家庭での負担は違います。
ほかの人が続けられている働き方が、自分にも合うとは限りません。
学校とアルバイトを続ける中で体調を崩した
学校とアルバイトを続ける生活の中で、少しずつ体調が悪くなっていきました。
アルバイトだけが原因だったとは言い切れません。
夜間の生活リズム、通学、人間関係、学校生活など、いくつもの負担が重なっていたと思います。
学校へ向かうことが憂うつになった
入学前は、新しい高校生活への期待もありました。
しかし、次第に学校へ行くことが、楽しいよりも憂うつに感じるようになりました。
夕方が近づくと、
「これから学校へ行かなければならない」
と考えて、気持ちが重くなりました。
アルバイトで疲れた日には、さらに通学がつらく感じます。
疲れが取れにくくなった
寝ても十分に休めたように感じられず、次の日の予定がすぐに来ます。
仕事と学校のどちらにも行かなければならない生活が続くと、休める日を待つようになりました。
それでも、休みの日だけで回復するのは難しかったです。
通学を続けることが難しくなった
体調が悪くなると、学校へ通うこと自体が難しくなりました。
最初は通えていたため、
「以前はできたのだから、また頑張ればできる」
と思っていました。
しかし、一度たまった疲れは、気持ちだけでは簡単に戻りませんでした。
アルバイトを減らすことを早く考えればよかった
今振り返ると、働く日数や時間を早めに見直してもよかったと思います。
当時は、シフトを減らすことを「両立できなかった」と考えていた部分がありました。
しかし、勤務を減らすことは失敗ではありません。
学校生活を続けるための調整です。
入学してすぐに働きすぎない
定時制高校へ入学した直後は、学校生活がどのくらい負担になるか分かりません。
授業時間が短くても、
- 通学
- 人間関係
- 勉強
- 新しい生活リズム
で疲れる可能性があります。
最初から働けるだけシフトを入れるのではなく、学校生活へ慣れてからアルバイトを始める方法もあります。
少ない日数から試す
最初から週に多く働くより、少ない日数から始めた方が、自分の疲れ方を確認しやすくなります。
一律に「週何日までなら大丈夫」とは言えません。
通学時間や勤務時間によっても違います。
大切なのは、働いた翌日にも学校へ通える余裕が残っているかです。
テスト前や体調不良時に減らせる職場を選ぶ
テストや学校行事の前には、普段より忙しくなることがあります。
体調が悪い日もあります。
高校生であることを理解し、学校の予定に合わせて相談できるアルバイト先の方が、両立しやすいと思います。
アルバイトを減らすことは、両立に失敗したという意味ではありません。
車で学校へ送ってもらえた日は少し楽だった
私の場合、学校まで車で送ってもらえた日は、気持ちが少し楽になりました。
授業だけでなく、学校まで移動することも負担の一部だったのだと思います。
通学だけでも体力を使う
自宅から学校までの移動には時間がかかります。
公共交通機関の待ち時間や乗り換えがあれば、さらに疲れます。
仕事が終わった後に移動すると、学校へ着く前から疲れていることもあります。
車で送ってもらえた日は、その負担が減り、学校へ向かう気持ちが少し楽になりました。
移動時間も両立の一部として考える
アルバイトと学校を両立できるか考えるときは、
- 自宅から職場
- 職場から学校
- 学校から自宅
の移動時間も確認した方がよいと思います。
授業と仕事の時間だけなら余裕があるように見えても、移動を入れるとほとんど休めない場合があります。
定時制高校とアルバイトを両立しやすい可能性がある人
次のような人は、比較的両立しやすい可能性があります。
- 学校の時間帯が生活リズムに合っている
- 通学時間が短い
- 勤務日数を調整できる
- テスト前に休みを取れる
- 睡眠時間を確保できる
- 家族や先生へ相談できる
- 完全に休める日がある
ただし、すべて当てはまっても必ず両立できるとは限りません。
実際に始めてみなければ分からない疲れもあります。
定期的に見直すことも大切
始めた直後は問題がなくても、学校の勉強や仕事の内容が変わることがあります。
月に一度でも、
- 学校を休む日が増えていないか
- 睡眠時間が減っていないか
- 休日に回復できているか
- 食事を取る時間があるか
- イライラや不安が増えていないか
を振り返ってみましょう。
アルバイトとの両立を慎重に考えたい人
次のような場合は、勤務日数や開始時期を慎重に考えた方がよいと思います。
- 夜の生活リズムが合わない
- すでに体調に波がある
- 通学時間が長い
- 入学直後から多く働く予定
- 深夜近くまで働く
- シフトを断りにくい
- 睡眠時間が短くなっている
- 学校へ通うだけでかなり疲れている
一つ当てはまるから、アルバイトをしてはいけないという意味ではありません。
学校へ慣れるまで待つ、日数を減らす、短時間勤務を選ぶなどの方法があります。
学校を休んでアルバイトへ行く状態が続いていないか
アルバイトへ行けていると、
「学校も頑張れば行けるのでは」
と思うことがあります。
しかし、仕事と学校では、求められることや感じる負担が違います。
学校を休む日が増えている場合は、アルバイトへ行けるかだけで判断せず、学校生活とのバランスを見直しましょう。
定時制高校が自分に合わないと感じやすい場面は、こちらの記事でも体験を交えて解説しています。


今の私ならこのように働く
今の私がもう一度、定時制高校とアルバイトを両立するなら、入学直後から多く働くことはしないと思います。
まずは学校へ通い、生活リズムと疲れ方を確認します。
最初に学校だけの生活を試す
授業が始まる時間。
学校までの通学。
帰宅する時間。
帰宅後にどのくらい疲れているか。
これらは、実際に通わなければ分からない部分があります。
学校だけでも疲れが強いなら、すぐにアルバイトを加えないと思います。
働くなら少ない日数から始める
アルバイトを始める場合も、最初は少ない日数から試します。
続けられそうなら少しずつ調整します。
最初から働ける時間をすべてシフトに使うことはしません。
学校と睡眠を先に確保する
今の私なら、
働ける時間ではなく、学校と睡眠を残したうえで働ける時間
を考えます。
学校と睡眠を先に予定へ入れ、残った時間の中で働けるかを確認します。
収入を増やすことも大切ですが、体調を崩して学校と仕事の両方を続けられなくなると、結果的に負担が大きくなります。
減らしたいと言える職場を探す
シフトを減らしたいときに相談できるかも大切です。
面接や採用後には、
- 高校生であること
- 夜間定時制へ通っていること
- テスト前は相談したいこと
- 体調によって調整が必要な場合があること
を伝えられる職場の方が安心です。
働ける最大の時間ではなく、翌日も学校へ行ける時間を考えたいです。
アルバイトを始める前のチェックリスト


定時制高校へ通いながらアルバイトを始める前に、次の項目を確認してみましょう。
時間と移動
- 学校は何時に始まり、何時に終わるか
- 職場から学校まで何分かかるか
- 食事を取る時間はあるか
- 何時間眠れそうか
勤務条件
- 週に何日から始めるか
- 1回の勤務時間は長すぎないか
- テスト前に勤務を減らせるか
- 連勤を避けられるか
- 完全に休める日があるか
体調と相談先
- 現在、学校へ通うだけで疲れていないか
- 体調が悪い日に休めるか
- 家族へ相談できるか
- 学校の先生へ相談できるか
- アルバイト先へ勤務変更を伝えられるか
すべてを完璧に整えなければ、アルバイトを始められないわけではありません。
ただ、始める前に確認しておくと、無理が出たときに調整しやすくなります。
その後、私は通信制高校へ移った
私は、アルバイトとの両立だけでなく、夜間の生活リズムや体調、通学なども大変になり、その後は通信制高校へ移りました。
アルバイトだけが転校の理由だったわけではありません。
いくつもの負担が重なって、毎日決められた時間に通い続けることが難しくなりました。
通信制高校の方が自分のペースに合っていた
通信制高校へ移ってからは、自宅学習を中心に進められるようになりました。
レポートの期限やスクーリングの日程を自分で管理する必要はあります。
一方で、毎日夜に学校へ通う必要がなくなり、私には定時制高校よりも合っていました。
決まった時間に毎日通う方が安心する人もいれば、自分のペースで学ぶ方が合う人もいます。
定時制高校と通信制高校の違いは、両方へ通った経験からこちらの記事で比較しています。
定時制高校とアルバイトについて私が思うこと
私は、定時制高校生がアルバイトをすること自体は悪くないと思います。
働くことでお金を得られますし、学校以外の人と関わる経験にもなります。
自分にも働けるという自信につながる人もいると思います。
ただ、学校へ行きながら働けているからといって、無理がないとは限りません。
私は当時、「働けるなら働いた方がよい」「周りも働いているから、自分も続けなければ」と考えていたと思います。
今は、アルバイトを減らしたり休んだりすることは、逃げではないと思っています。
また、無理を続けられることを、自分の強みにしなくてもよいと思います。
学校も仕事も頑張っている姿は立派に見えるかもしれません。
しかし、体調を崩すまで続ける必要はありません。
「もう少し減らしたい」
「今は学校だけにしたい」
と言えることも、自分の生活を守るために必要だと思います。
定時制高校とアルバイトについてよくある質問
まとめ:学校と睡眠を残せる働き方を考えよう
定時制高校とアルバイトを両立している人はいます。
昼間に働き、夕方から学校へ通えることは、夜間定時制高校の特徴の一つです。
ただし、授業時間が短くても、
- アルバイト
- 移動
- 夜の授業
- 帰宅後の生活
- 睡眠
をすべて合わせると、負担が大きくなる場合があります。
私も最初は、学校とアルバイトの両方を続けられると思っていました。
友達ができたことや、給食、先生へ直接質問できることなど、定時制高校には良い部分もありました。
しかし、夜の生活リズムとアルバイトを続ける中で、少しずつ体調を崩し、学校へ通うことも難しくなりました。
学校へ通い続けるために、働き方を調整することも必要です。
定時制高校だから無理なく働けると考えず、働ける最大の時間ではなく、翌日も学校へ行ける時間を考えてみてください。





