屋久島おおぞら高等学校はどんな学校?学費・スクーリング・学院との違い

屋久島おおぞら高等学校について、
「おおぞら高等学院とは何が違う?」
「普段はどこで学ぶ?」
「学費や屋久島スクーリングはいくらかかる?」
と気になっている人もいると思います。
屋久島おおぞら高等学校は、鹿児島県屋久島町に本校を置く広域通信制・単位制高校です。
普段は近くのキャンパスや自宅・オンラインで学び、年1回、屋久島でスクーリングを行います。
この記事では、学び方・マイコーチ・屋久島スクーリング・学費・入試について分かりやすく解説します。
屋久島おおぞら高等学校はどんな通信制高校?
屋久島おおぞら高等学校は、鹿児島県屋久島町に本校を置く広域通信制・単位制高校です。
2005年に開校し、全国から入学できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 屋久島おおぞら高等学校 |
| 設置 | 学校法人KTC学園 |
| 課程 | 広域通信制・単位制 |
| 学科 | 普通科 |
| 本校 | 鹿児島県熊毛郡屋久島町平内34-2 |
| 開校 | 2005年 |
| スクーリング | 年1回・屋久島 |
| サポート校 | おおぞら高等学院 |
本校は屋久島にありますが、普段から屋久島へ通学するわけではありません。
日常の学習は、自宅やオンライン、全国にあるおおぞら高等学院のキャンパスなどで進めます。そのうえで、年1回の屋久島スクーリングに参加します。
3年間で卒業するための要件
学校公式サイトでは、主な卒業要件として次の内容が案内されています。
- 通算で3年以上在籍する
- 必履修科目を含めて74単位以上を修得する
- 特別活動に合計30時間以上参加する
- 屋久島おおぞら高等学校に6か月以上在籍し、10単位以上を修得する
新入学の場合は、これらの要件を満たすことで3年間での高校卒業を目指せます。
レポートを提出して合格し、スクーリング・特別活動・試験に取り組むことが、単位修得の基本的な流れです。
屋久島おおぞら高等学校とおおぞら高等学院の違い


ここは特に間違えやすいところです。
| 比較 | 屋久島おおぞら高等学校 | おおぞら高等学院 |
|---|---|---|
| 種類 | 通信制高校 | サポート校 |
| 高卒資格 | 取得する学校 | 単独では出さない |
| 主な役割 | 単位・卒業 | 学習・通学・生活支援 |
| 主な場所 | 屋久島本校 | 全国のキャンパス |
簡単にいうと、
屋久島おおぞら高等学校
→ 高校卒業資格を取得する学校
おおぞら高等学院
→ 普段の高校生活を支えるサポート校
です。
「おおぞら高等学院=通信制高校そのもの」ではありません。
みらい学科では、
屋久島おおぞら高等学校と、おおぞら高等学院の両方を利用しながら高校生活を送ります。
なお、2026年4月には「みえ大台おおぞら高等学校」も開校しています。
屋久島おおぞら高等学校とは別の通信制高校なので、公式情報を確認するときは学校名まで見ると混同しにくくなります。
おおぞらには2つの学び方がある


屋久島おおぞら高等学校には、通学型の「みらい学科」と、自宅学習型の「つながる学科」があります。
| 学科 | 学習の中心 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| みらい学科 | キャンパス通学 | マイコーチ・体験授業・専門コース |
| つながる学科 | 自宅・オンライン | 動画教材・オンラインや電話によるサポート |
どちらも屋久島おおぞら高等学校で高校卒業を目指しますが、普段の学習場所や受けられるサポートが異なります。
みらい学科|週1~5日からキャンパスへ通う
みらい学科では、屋久島おおぞら高等学校に在籍しながら、おおぞら高等学院のキャンパスへ通います。
基礎コースは、週1~5日から自分のペースに合わせて登校日数を選べます。
個別指導コースも週1~5日から選ぶことができ、授業時間は午後12時50分から17時20分までです。午後から通いたい人や、集団授業に不安がある人が比較しやすいコースです。
時間割や開講コースはキャンパスによって異なるため、希望するキャンパスの登校時間や授業内容も確認しておきましょう。
つながる学科|自宅・オンライン中心で学ぶ
自宅中心で学びたい人には、つながる学科の「ジブン探求コース」があります。
専用の動画教材を使い、パソコン・スマートフォン・タブレットなどから学習を進めます。
日々の学習は自分で進めますが、担当教員が進み具合を確認します。学校公式サイトでは、月1回、オンラインや電話を使ったサポートも案内されています。
自宅学習が中心でも、レポート・試験・特別活動・屋久島スクーリングには取り組みます。
屋久島おおぞら高校の学費はいくら?


おおぞらの学費は、次の2つに分けて考える必要があります。
- 屋久島おおぞら高等学校の校納金
- おおぞら高等学院のコース学費
特にみらい学科では、両方の費用が必要です。
屋久島おおぞら高等学校の校納金
2027年度募集要項では、授業料は次のように案内されています。
1単位15,000円×履修単位数
例えば、年間24単位を履修する場合は、15,000円×24単位で360,000円です。
履修単位数は、学年や前の高校で修得した単位によって変わります。
また、現行の学校公式FAQでは、次の費用も案内されています。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 入学金 | 50,000円 |
| 施設費 | 90,000円 |
| 授業料 | 1単位15,000円 |
2027年度募集要項には入学金・施設費の金額が掲載されていないため、2027年度も同額かどうかは出願前に確認してください。
科目登録時の教科書・教材代は、学校側が負担すると案内されています。
みらい学科はコース学費も必要
みらい学科では、屋久島おおぞら高等学校の校納金とは別に、おおぞら高等学院のコース学費がかかります。
2027年度の年間コース学費は次のとおりです。
| コース | 年間コース学費 |
|---|---|
| 基礎コース | 396,000円 |
| 個別指導コース | 580,800円 |
進学コースや専門コースは、選ぶコースによって金額が異なります。
高等学校等就学支援金は、屋久島おおぞら高等学校側の授業料に充てられます。おおぞら高等学院のコース学費とは分けて考えてください。
学費以外に確認したい費用
選ぶ学科・コースによっては、次の費用も確認が必要です。
- パソコン・タブレット・通信環境
- キャンパスまでの通学交通費
- イベントや実習の実費
- 専門コースで使用する道具
- 屋久島までの往復交通費
過去の公式募集要項では、屋久島スクーリングに参加するときの往復交通費は別途必要と案内されています。
学校を比較するときは、授業料だけでなく、入学金・施設費・コース学費・交通費まで含めた金額を確認しましょう。



卒業までの資金計画を、
まとめて確認しましょう!!
マイコーチ|相談しやすいコーチを希望できる
みらい学科には、学校生活を支える「マイコーチ」の仕組みがあります。
入学後、複数のコーチと関わる期間を経て、「この人なら話しやすそう」と思うコーチを希望できます。その後、本人の希望や状況をもとに学校側が担当を決めます。
マイコーチには、学習の進め方だけでなく、学校生活の悩みや進路、将来についても相談できます。
個別指導コースでは、マイコーチによる定期的な三者面談も案内されています。



入学後のサポートを
具体的に聞きましょう!!
「なりたい大人」を探す体験学習・専門コース
おおぞらでは、将来の職業をすぐに決めるのではなく、さまざまな体験を通して「なりたい大人」を考えていきます。
「みらいの架け橋レッスン」では、資格・検定、スポーツ、音楽、パソコン、料理などの中から、興味のある内容を選んで体験します。
「社会の架け橋プログラム」では、地域や社会で働く人と関わり、教室の中だけでは分からない仕事や考え方に触れます。
体験したことや、そのとき感じたことは「KTCみらいノート」に書き残し、自分の興味や将来を考える材料にします。
専門コースで学べること
みらい学科には、興味のある分野を専門的に学べるコースもあります。
| 分野 | コースの例 |
|---|---|
| IT | プログラミングコース |
| クリエイティブ | マンガイラストコース |
| 生活・社会 | 子ども・福祉コース、住環境デザインコース |
| 進学 | 進学コース |
開講しているコースはキャンパスによって異なります。希望するコースがある場合は、自宅から通えるキャンパスで受講できるか確認してください。
屋久島スクーリング|年1回・4泊5日の実施例


屋久島おおぞら高等学校では、年1回、屋久島で集中スクーリングを行います。
2026年度の学校公式記事では、4泊5日で実施された例が紹介されています。
普段は自宅やキャンパスで学んでいる生徒も、屋久島では全国から集まった生徒と一緒に授業や活動へ参加します。
屋久島では何をする?
学校公式の記事では、次のような内容が紹介されています。
- 教科授業
- グループ活動
- チームビルディング
- 屋久島の自然を使った体験学習
- 全国から参加する生徒との交流
- 宿舎での共同生活
屋久島の自然を楽しむ時間もありますが、修学旅行ではありません。単位修得に必要な授業や特別活動を行う正式なスクーリングです。
宿泊や移動について確認したいこと
初めて家を離れて宿泊する場合は、次の点を学校説明会や個別相談で聞いておくと安心です。
- 部屋の人数や入浴方法
- 食事やアレルギーへの対応
- 体調が悪くなったときの対応
- 一人で過ごせる時間
- 集合場所と屋久島までの移動方法
- 往復交通費を含めた必要費用
宿泊への不安だけで参加を諦めるのではなく、実際の生活やサポート体制を聞いてから判断すると、参加する姿を想像しやすくなります。



交通費や宿泊費の総額も
確認するんだよ!
不登校経験がある人は登校日数と時間帯を確認
おおぞらには、週1~5日から選べる基礎コース、午後から通う個別指導コース、自宅中心で学ぶジブン探求コースがあります。
不登校経験がある人が学校を選ぶときは、登校日数だけでなく、次の点も確認しておきたいところです。
- 何時から授業が始まるか
- キャンパスで何時間過ごすか
- 集団授業と個別学習のどちらが多いか
- レポートが遅れたときに相談できるか
- 欠席した後に戻りやすい仕組みがあるか
同じ「週1日」でも、通学時間や授業時間、教室の人数によって負担は変わります。
学校見学では、実際に利用するキャンパスの時間割や教室の雰囲気まで見ておくと、自分の高校生活を考えやすくなります。



復帰のしやすさを事前に
確認しておくんです!
2027年度の入試・転入・編入
2027年度募集要項では、入試について次のように案内されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願方法 | Web出願 |
| 出願書類 | 入学願書・作文・中学校または前籍校の作成書類 |
| 選考方法 | 書類選考・個別面接・作文・プレイスメントチェック |
| 受験料 | 15,000円 |
中学校で欠席が多かった人も出願できます。
おおぞら高等学院の公式FAQでは、中学校の出席日数は入試の合否に関係しないと案内されています。
ただし、出願時には中学校や前籍校が作成する書類も必要です。必要書類や手続きが気になる場合は、出願前に確認しておきましょう。
転入・編入の場合
現在ほかの高校に在籍している人は転入、高校を退学した人は編入として出願できます。
2027年度募集要項では、転入・編入の出願は随時受け付け、定員になり次第締め切ると案内されています。
卒業時期は、前の高校での在籍期間や修得単位、転入・編入の時期によって変わります。
前籍校の在籍期間や修得単位を引き継げる場合があるため、現在高校に在籍している人は、退学手続きをする前に相談するのがおすすめです。
大学・専門学校への進学や就職実績


屋久島おおぞら高等学校の卒業後は、大学・短大・専門学校への進学、留学、就職などの進路を目指せます。
公式サイト掲載の主な大学合格実績
おおぞら高等学院の進学コース公式サイトには、次の大学などが主な合格実績として掲載されています。
国公立大学
- 京都大学
- 広島大学
- 筑波大学
- 愛媛大学
- 名古屋大学
私立大学
- 青山学院大学
- 慶應義塾大学
- 上智大学
- 東京理科大学
- 同志社大学
- 明治大学
- 立教大学
- 早稲田大学
このほかにも、関西大学・関西学院大学・中央大学・東洋大学・日本大学などが紹介されています。
※公式サイトには年度別の合格者数が掲載されていないため、過去の主な合格実績としてご覧ください。
指定校推薦も利用できる
屋久島おおぞら高等学校の公式サイトでは、指定校推薦の一例として次の大学が紹介されています。
- 東北学院大学
- 城西大学
- 国士舘大学
- 東京家政学院大学
- 立正大学
- 日本福祉大学
- 桜美林大学
- 岡山理科大学
- 近畿大学
短期大学や専門学校についても、指定校推薦があると案内されています。
指定校推薦は、希望すれば必ず利用できる制度ではありません。評定などの条件、学部・学科、募集人数は年度によって変わるため、希望する進路がある場合は早めに確認してください。
専門学校・就職の実績
学校公式サイトには、専門学校への進学実績も多数あると掲載されています。
また、卒業生が活躍している職業の例として、次のような分野が紹介されています。
- 医療・福祉・保育
- 美容・ファッション
- 建築・製造
- 飲食・サービス
- デザイン・イラスト
- 公務員・教師
具体的には、歯科衛生士、介護福祉士、保育士、美容師、建築士、パティシエ、グラフィックデザイナー、公務員などが挙げられています。
進路に向けて受けられるサポート
通学キャンパスでは、大学や専門学校の講師を招いた進学ガイダンス、小論文指導、面接対策などを行っています。
進学コースでは、オンライン授業や映像教材に加えて、学校推薦型選抜・総合型選抜の出願準備、面接・小論文の個別指導も受けられます。
就職希望者には、進路ガイダンスや希望に合わせた求人情報の提供も行われています。
進学実績だけでなく、自分が通うキャンパスでどのような受験・就職支援を受けられるかも確認しておきましょう。
おおぞらとほかの通信制高校を比較する
通信制高校によって、登校日数・学費・スクーリング・レポート支援は異なります。
屋久島おおぞら高等学校が気になっている場合も、ほかの通信制高校を2~3校だけ同じ条件で比べてみると、自分が重視したいことを整理しやすくなります。
特に、次の4点を同じ条件で比べてみてください。
- 希望する通い方での年間学費
- 普段の登校日数と時間帯
- スクーリングの場所と宿泊日数
- 欠席時やレポートが遅れたときの支援
資料は、入学する学校をすぐに決めるためではなく、各校の違いを整理するためにも利用できます。


私の意見|登校日数より「休んだ後に戻れるか」も見たい
※ここからは屋久島おおぞら高等学校での体験ではありません
私は中学生のころに不登校を経験しました。
その後、夜間定時制高校と通信制高校で学んで感じたのは、登校日数だけでは学校の通いやすさを判断できないということです。
実際に高校生活を続けるうえでは、次のような部分も大切でした。
- 朝と午後のどちらが動きやすいか
- レポートが分からないときに質問できるか
- 欠席した後に授業へ戻りやすいか
- 先生へ相談しやすいか
- 自宅学習を一人で抱え込まずに進められるか
おおぞらには、週1~5日の通学、午後からの個別指導、自宅中心のジブン探求コースがあります。
選択肢が多いからこそ、「週何日なら通えそうか」だけでなく、「休んだときにどう支えてもらえるか」まで確認したいです。
また、屋久島おおぞら高等学校では年1回、屋久島で数日間のスクーリングを行います。
普段の通い方だけでなく、屋久島での宿泊生活や移動、学費も含めて3年間を想像してから決めることが大切だと思います。
屋久島おおぞら高等学校についてよくある質問
まとめ|おおぞらは普段の学び方と屋久島の両方で考えよう
屋久島おおぞら高等学校は、鹿児島県屋久島町に本校を置く広域通信制・単位制高校です。
主な特徴は次のとおりです。
- 通学型のみらい学科と、自宅学習型のつながる学科がある
- みらい学科ではマイコーチや体験授業、専門コースを利用できる
- 年1回、屋久島で集中スクーリングを行う
- みらい学科では、高校本体とサポート校の両方の費用が必要
- 中学校の出席日数は入試の合否に関係しないと案内されている
学校を選ぶときは、「週何日通えるか」だけでなく、授業の時間帯、欠席後のサポート、屋久島での宿泊生活、3年間の総額まで確認してみてください。
実際に利用するキャンパスを見学し、ほかの通信制高校とも同じ条件で比べると、自分に合う学び方を判断しやすくなります。
学費・履修単位・コース・スクーリング・入試などは年度によって変更される可能性があります。
実際に出願するときは、入学年度の最新募集要項・学校公式情報・個別相談で確認してください。




