通信制高校からホテル・観光業界へ|大学と専門学校はどちらがいい?

通信制高校に通っていて、
「卒業後にホテルで働けるのかな」
「ホテル・観光系なら大学と専門学校のどちらがいい?」
「英語が苦手でも大丈夫?」
と悩んでいる人もいると思います。
ホテル・観光業界には、ホテルフロントだけでなく、旅行会社、ツアー関連、ホテル運営、観光企画などさまざまな仕事があります。
そのため、
「ホテルで働きたいなら専門学校」
と最初から決める必要はありません。
ホテルの現場に近い実習を多く経験したいのか。
観光・経営・地域づくりなども幅広く学びたいのか。
まずは、将来やってみたい仕事から大学と専門学校を比べることが大切です。
大学と専門学校のどちらが上かではなく、「ホテル・観光業界で何をしたいか」から進学先を考えます。
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通信制高校からホテル・観光業界を目指せる?
通信制高校からでも、大学や専門学校へ進学し、ホテル・観光業界を目指すことはできます。
ただ、進学するときに大切なのは、高校の種類だけではありません。
大学・専門学校ごとの出願条件や入試方式を確認し、必要な準備を進めていきます。
ホテル系の学校を卒業することが必須とは限らない
ホテルフロントは、特定の学歴や資格が必須とは限らない仕事です。
そのため、高校卒業後には、
- 就職する
- 大学へ進学する
- ホテル・観光系専門学校へ進学する
など、複数のルートがあります。
この記事では、その中でも大学と専門学校へ進学する場合の違いを中心に紹介します。
ホテル・観光業界にはどんな仕事がある?


「ホテル・観光」と一つにまとめられますが、仕事内容はかなり違います。
進学先を選ぶ前に、
自分はどんな仕事に興味があるのか
を考えてみましょう。
| 分野 | 仕事の例 | 学校で確認したいこと |
|---|---|---|
| ホテル宿泊 | フロント・予約・コンシェルジュ | 接客・語学・ホテル実習 |
| ホテル料飲 | レストラン・宴会サービス | 接客実習・料飲サービス |
| 旅行 | 旅行会社・ツアー関連 | 旅行実務・資格・企画 |
| 観光 | 観光案内・地域観光 | 観光学・地域・語学 |
| 企画・運営 | ホテル運営・観光企画 | 経営・マーケティング |
| インバウンド | 外国人旅行者への対応 | 語学・異文化理解 |
例えばホテルフロントなら、チェックイン・チェックアウトだけではなく、宿泊予約、館内案内、問い合わせ対応などもあります。
旅行会社では、旅行商品の説明や販売、交通機関・宿泊施設の予約などを行います。
また、将来的にホテルの運営や企画、マーケティングなどへ関わりたい人もいると思います。
ホテル・観光系の大学と専門学校は何が違う?
大学と専門学校には、それぞれ違いがあります。
ただし、学校・学科によって授業内容はかなり異なるため、次の表は大まかな目安として見てください。
| 比較 | 大学 | 専門学校 |
|---|---|---|
| 学ぶ内容 | 観光・経営・地域・国際など幅広い | ホテル・旅行など仕事に近い内容を学ぶ学校もある |
| 年数 | 4年制が中心 | 2年制などが多い |
| 実習 | 大学・学部による | ホテル実習などを重視する学校もある |
| 語学 | 語学+国際・観光など | 接客英語など実務寄りの授業がある学校もある |
| 進路 | 観光以外の仕事も考えやすい | ホテル・旅行業界を意識しやすい学校もある |
| 確認点 | 学部・ゼミ・インターン・就職先 | 実習・資格・就職職種・時間割 |
大学だから実習が少ない、専門学校だから必ず実践的とは限りません。
最終的には、自分が検討している学部・学科のカリキュラムを確認してください。
大学が候補になりやすい人
例えば、
- ホテル以外の仕事も残しておきたい
- 観光業界を幅広く学びたい
- 経営やマーケティングにも興味がある
- 地域観光やまちづくりに興味がある
- 語学や国際分野も学びたい
- 4年間で進路を考えたい
という人は、大学も比較してみるとよいと思います。
専門学校が候補になりやすい人
例えば、
- ホテルで働きたい気持ちが強い
- フロントや接客を練習したい
- ホテル実習を経験したい
- 旅行実務を学びたい
- 仕事に近い授業を受けたい
- 比較的早く就職へつなげたい
という人は、ホテル・観光系専門学校も候補になります。
ただし、
「専門学校ならホテルへ就職できるから安心」
と決めないようにします。
学校によって実習内容や就職先は違います。
就職実績は「就職率」だけで見ない
学校資料に、
「就職率99%」
などと書かれていても、それがホテル・観光業界だけの数字とは限りません。
確認したいのは、
- ホテル・観光業界へ就職した人数
- 実際の企業名
- 実際の職種
- 学科ごとの実績か
- 最新年度の実績か
などです。
自分が目指している職種への就職実績を見ることが大切です。
大学か専門学校か迷ったら、「どちらが有利か」より、卒業後にやりたい仕事と授業内容を比べます。
ホテル・観光系は、同じ分野名でも大学・専門学校によって授業や実習が違います。
まだ進学先を決めていない場合は、
- カリキュラム
- 実習
- 語学
- 就職先
- 学費
資料を取り寄せただけで進学を決める必要はありません。
実習・語学・就職先・通学日数などを比べてみてください。
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仕事別に大学と専門学校を考える
「ホテル・観光業界へ行きたい」といっても、目指す仕事によって確認したいことが変わります。
ホテルフロントを目指す場合
ホテルフロントを目指す場合も、大学・専門学校のどちらか一方が必須とは限りません。
専門学校を見るなら、
- フロント実習
- 宿泊予約
- 接客マナー
- 接客英語
- ホテル実習・インターン
などを確認します。
大学なら、
- 観光学
- ホスピタリティ
- 経営
- マーケティング
- 国際分野
- 語学
などを学びながらホテル業界を目指せる学部・学科もあります。
ホテル以外の進路も残しておきたい場合は、大学も比較するとよいと思います。
ホテルの企画・経営に興味がある場合
ホテルにはフロント以外にも、
- 宿泊プラン
- 広報
- マーケティング
- 売上管理
- 人事
- ホテル運営
などがあります。
将来、ホテルの運営や企画にも関わりたい場合は、観光系だけではなく、経営やマーケティングを学べる大学も比較してみます。
旅行会社・ツアー関連を目指す場合
旅行会社では、
- 旅行商品の説明・販売
- 旅行プランの相談
- 交通機関の予約
- 宿泊施設の手配
- 見積もり
などを行います。
学校では、
- 旅行実務
- 観光地理
- 旅行商品の企画
- 接客
- 語学
- 旅行関連資格の対策
などを確認します。
ツアーに同行する仕事では、旅行者への案内だけでなく、ホテルや交通機関との連絡、日程変更などへの対応もあります。
「旅行が好き」という気持ちだけではなく、実際の仕事内容まで調べておくとよいと思います。
将来ホテル・観光業界で何をしたいかによって、学校で重視したい授業も変わります。
英語が苦手でもホテル・観光業界を目指せる?


英語が苦手だからといって、すぐにホテル・観光業界を諦める必要はないと思います。
ただ、職場によっては外国人旅行客へ対応する機会があります。
学校を見るときは、
- 接客英語
- 観光英語
- TOEICなどの対策
- 第二外国語
- 海外研修・留学
- インバウンド対応
などを確認します。
「英語を学べる」だけで決めない
パンフレットに、
「グローバル」
「国際観光」
と書かれていても、実際の授業内容は学校によって異なります。
英語が苦手な場合は、
- 基礎から学べるか
- クラス分けがあるか
- 補習があるか
- 何年間学ぶのか
まで確認してみるとよいと思います。
英語が苦手なら、「英語を使うか」だけではなく、入学後にどのレベルから学ぶのかを確認したいです。
ホテル・観光系の資格は学校選びの一要素
ホテル・観光分野には、仕事に関連するさまざまな資格があります。
例えば、
- ホテル・マネジメント技能士
- サービス接遇検定
- TOEICなどの語学資格
- 国内旅行業務取扱管理者
- 総合旅行業務取扱管理者
- 旅程管理主任者
などがあります。
ただし、資格名が多い学校ほど良いとは限りません。
特に学校資料では、
「取得できる」
「取得を目指す」
「対策講座がある」
「合格実績がある」
では意味が違います。
自分が目指す仕事に関係する資格なのか、どのようなサポートがあるのかを確認してください。
ホテル実習・インターンは内容まで確認する
ホテル・観光系の学校を比べるときは、実習も確認したいポイントです。
ただ、
「ホテル実習あり」
という言葉だけで判断しない方がよいと思います。
確認したいのは、
- 実習先
- 実習を行う学年
- 期間
- 必修か選択か
- 実際に担当する仕事
- 交通費・宿泊費
- 欠席した場合の対応
などです。
学校によっては、フロントだけでなく、レストランや宴会部門などを経験する場合もあります。
通信制高校生は進学後と就職後の生活も確認したい


私は、通信制高校から進学先を選ぶ場合、ここもかなり大切だと思っています。
大学・専門学校へ毎日通えるか
通信制高校では、自宅で勉強する時間が多かったり、登校日数が少なかったりする人もいます。
そこから大学や専門学校へ進むと、
- 朝から授業
- 週4〜5日の通学
- 実習
- グループワーク
- インターン
- 課題
などが増える場合があります。
「入試に受かるか」だけではなく、
入学後の1週間を続けられそうか
も考えておきたいです。
進路を選ぶときは、
「興味のある分野だから通えるはず」
だけではなく、
- 何時から授業が始まるのか
- 週に何日通うのか
- 実習日は何時に集合するのか
- 通学時間はどのくらいか
まで確認した方がよいと思っています。
ホテル就職後の勤務時間も見る
ホテルは、学校卒業後の生活リズムも確認しておきたい業界です。
ホテルによっては、
- 早番
- 遅番
- 夜勤
- 土日祝日の勤務
- 立ち仕事
- 接客
などがあります。
ホテルへ泊まることが好きでも、
「ホテルが好き」と「ホテルで働く生活が自分に合う」は別です。
どのような勤務になる可能性があるのかも調べてから進路を考えたいです。
ホテル・観光系の学校資料で確認したい10項目


学校名だけを見ても、自分に合うかは分かりません。
私は、大学・専門学校を同じ条件で比較するのがおすすめです。
- ホテル・観光系で何を学べるか
- フロント・旅行・企画のどれが中心か
- ホテル実習・インターンの内容
- 英語・語学授業
- 取得を目指せる資格
- 実際の就職先と職種
- 週の通学日数と時間割
- 学費・実習費・交通費
- 欠席した実習への対応
- 入試方式と出願時期
学校名ではなく実際に通う学科を見る
同じ学校でも学科やコースが違えば、
- 授業
- 実習
- 学費
- 就職先
- 取得を目指す資格
も違います。
学校全体の紹介だけではなく、自分が入りたい学科・コースのページを確認してください。
1校だけでは、その学校の実習や学費が多いのか少ないのか判断しにくいことがあります。
大学・専門学校を2〜3校ほど、同じ条件で比べてみると違いが分かりやすくなります。
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オープンキャンパスで確認したいこと
パンフレットだけでは分からないこともあります。
ホテル・観光系なら、オープンキャンパスで次のようなことを聞いてみます。
実習について
- ホテル実習は何年次ですか?
- 実習先はどこですか?
- 実習ではどのような仕事をしますか?
通学について
- 1限は何時からですか?
- 週何日通いますか?
- 実習日は普段より早いですか?
就職について
- ホテル業界へ何人就職していますか?
- 実際にはどのような職種へ就職していますか?
通信制高校から進学する場合
- 通信制高校出身者は在籍していますか?
- 入学前に準備した方がよいことはありますか?
学校側の回答だけではなく、実際の校舎や通学時間、自分がその場所へ週に何度も通えそうかも確認してみてください。
通信制高校のうちに準備できること
ホテル・観光業界に興味を持ったからといって、すぐ進学先を一つに決める必要はありません。
まずは、
- 興味のある仕事を調べる
- 大学・専門学校の両方を見る
- 入試方式を確認する
- 語学や必要科目を確認する
- 学費を確認する
- オープンキャンパスへ行く
- 毎日通えそうか考える
という順番でもよいと思います。
ホテルフロントをしたい人と、観光企画をしたい人では、同じ学校が合うとは限りません。
学校名を決める前に、どんな仕事に興味があるのかを少しずつ整理してみてください。
私の意見|興味だけでなく、続けられる生活かも見たい
現在は公立の通信制高校に在籍し、将来の進路を考えている立場です。
だからこそ私なら、
「ホテルが好きだからホテル専門学校」
とすぐには決めないと思います。
フロントをしたいのか、旅行会社で働きたいのか、ホテルの企画や経営にも興味があるのか。
まずは、やりたい仕事を分けて考えたいです。
進路を選ぶときは、
「興味があるか」だけでなく、その生活を続けられそうか
も大切だと思っています。
授業時間、通学日数、実習、卒業後の勤務時間まで見てから、自分に合う進路を考えたいです。
通信制高校からホテル・観光業界を目指す人のFAQ
まとめ|ホテル・観光でやりたい仕事から進路を選ぼう
通信制高校からでも、大学や専門学校へ進学してホテル・観光業界を目指せます。
今回のポイントは次の通りです。
- 大学は観光・経営などを幅広く学べる場合がある
- 専門学校はホテル・旅行実務を学べる学校もある
- 実習・語学・就職先を比べる
- 通学日数や生活リズムも確認する
- 就職後の勤務時間や仕事内容まで考える
最初から「大学か専門学校か」だけで決める必要はありません。
まずは、ホテル・観光業界でどんな仕事をしたいのかを考え、その仕事につながる学校を比べてみてください。
学校名だけでなく、学びたいことや続けられそうな生活まで見て選ぶことが大切だと思います。
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