定時制高校から調理師・パティシエになれる?専門学校の選び方と注意点

定時制高校からでも、調理・製菓専門学校への進学や、調理師・パティシエを目指すことはできます。
ただし、料理やお菓子作りが好きだからといって、専門学校の実習を必ず楽に続けられるとは限りません。
調理・製菓専門学校では、学校や学科によって、
- 朝からの実習
- 実習前の着替えや食材準備
- 長時間の立ち作業
- グループでの作業
- 洗い物や清掃
- 包丁や製菓道具の管理
- 資格試験の勉強
などが必要になる場合があります。
授業料以外に、食材費、包丁、製菓道具、白衣、帽子、靴、資格試験料などがかかる学校もあります。



完成した料理だけでなく、
準備と片付けも見て選びたいです!!
そのため、定時制高校から調理・製菓専門学校を選ぶときは、
「合格できるか」だけでなく、
「朝からの実習や立ち作業を続けられそうか」
まで確認した方がよいと思っています。
この記事では、定時制高校から調理・製菓専門学校へ進む方法、入学後の生活、実習、調理師・製菓衛生師の資格、材料費、アルバイト、学校選びについて解説します。
※資格、実習、授業時間、学費、材料費、入試、就職実績は、学校・学科・年度によって異なります。必ず学校の公式サイト、募集要項、パンフレットで最新情報を確認してください。
調理・製菓専門学校は、入学できるかだけでなく、朝の実習・立ち作業・片付け・費用まで続けられそうかを確認することが大切です。
高校卒業後の進路を考えている方へ
大学・専門学校の資料をまとめて請求できます
進学先を探していると、気になる学校がいくつも出てきますよね。
ですが、1校ずつ公式サイトを探して資料を申し込んでいくのは意外と時間もかかって大変です。
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紙のパンフレットがあると、「学べる内容」「リアルな学費」「入試方法」などを、保護者の方と一緒にじっくり見比べられます。
まだ「ここに行く!」と決まっていなくても大丈夫。まずは気になった学校の資料を集めて眺めてみるところから始めてみましょう。
定時制高校生が最初に考えたいのは「入学できるか」より「続けられるか」


定時制高校から調理・製菓専門学校へ進学することはできます。
ただ、私が特に大切だと思うのは、「入学できるか」だけで学校を決めないことです。
夜間定時制に通っている人の場合、卒業後に、朝から授業や実習へ通う生活へ変わる可能性があります。
調理・製菓専門学校では、授業が始まる前に実習着へ着替えたり、材料や道具を準備したりする場合があります。
授業が終わっても、洗い物や清掃、使用した道具の確認が残ることもあります。
そのため、学校を選ぶときは、資格や就職先だけでなく、
- 朝から通えるか
- 実習前の集合時間に間に合うか
- 長時間立っていられそうか
- 暑さやにおいが負担にならないか
- アルバイトを調整できるか
- 実習後に休む時間があるか
- 欠席した場合に補習を受けられるか
も確認しておくと安心です。
夜間通学から朝の実習へ変わる
夜間定時制では、夕方から夜に授業を受ける学校があります。
一方、昼間課程の調理・製菓専門学校では、朝から授業や実習が始まる場合があります。
学校の時間割に「1限は9時から」と書かれていても、実習日は着替えや準備のため、もっと早く到着する必要があるかもしれません。
学校資料や個別相談では、次の点を確認しましょう。
- 1限の開始時間
- 実習日の集合時間
- 実習着へ着替える時間
- 自宅を出る時間
- 週に何日通うか
- 朝の交通機関の混雑
- 遅刻した実習の扱い
- 帰宅時間
夜間定時制から進学する人は、授業開始時間だけでなく、着替えや食材準備を含めた集合時間を確認しましょう。
実習後にも洗い物や清掃がある
調理・製菓実習は、料理やお菓子が完成した時点で終わるとは限りません。
実習後には、
- 使用したボウルや鍋を洗う
- 包丁や道具を確認する
- 作業台を消毒する
- 床を清掃する
- 食材やごみを片付ける
- 白衣や持ち物を整える
などの作業が必要になる場合があります。
作業の進み方によっては、予定より下校が遅くなる可能性も考えておきましょう。
授業終了の直後にアルバイトを入れると、片付けや移動の時間が足りなくなることがあります。
午前中の体験実習へ参加してみる
生活リズムが不安な人は、午前中に開催されるオープンキャンパスや体験実習へ参加してみましょう。
実際に朝から移動して実習すると、
- 朝起きられそうか
- 通学に何分かかるか
- 午前中から作業へ集中できるか
- 実習着を着続けられそうか
- 終了後にどのくらい疲れるか
を確認できます。
私自身、夜間定時制の生活が体に合わず、体調面で大変に感じました。
そのため、「進学すれば自然に朝型になるだろう」と考えるだけではなく、実際の時間に通学してから判断したほうが安全です。
朝の集合時間や実習内容は、学校によって違います。
定時制高校から調理・製菓専門学校へ進学できる?
定時制高校を卒業すると、高校卒業資格を得られます。
文部科学省は、専門学校の専門課程への入学資格として、高等学校または中等教育学校を卒業した人などを挙げています。そのため、定時制高校を卒業後、高校卒業者を対象とする調理・製菓専門学校への出願を考えられます。
ただし、実際の入試方式や出願条件は学校によって異なります。
確認したいのは、次の項目です。
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 入試方式 | 総合型選抜・推薦・一般選抜など |
| 選考内容 | 面接・作文・書類・筆記試験など |
| 出願資格 | 高校卒業見込み・既卒者の受け入れ |
| 出願時期 | エントリー・出願・締切 |
| 必要書類 | 調査書・推薦書・志望理由書 |
| 事前参加 | オープンキャンパス参加が必要か |
| 特待生 | 選考内容・免除額・継続条件 |
入試の詳しい説明は、この分野の記事で長く繰り返す必要はありません。
まずは、希望する学校の募集要項を確認し、定時制高校の先生へ早めに相談しましょう。
専門学校の入試や進学の基本的な流れはこちらの記事で解説しています。


「料理やお菓子作りが好き」だけでは分からない5つのこと


料理やお菓子作りが好きなことは、進路を考える大切なきっかけです。
ただし、自宅で自由に作ることと、専門学校の実習で決められた条件の中で作ることには違いがあります。
決められた時間内に完成させる
自宅では、疲れたら休んだり、作るものを変更したりできます。
専門学校の実習では、
- 決められた開始時間
- 使用できる材料
- 指定された手順
- 完成までの時間
- 提出や試食の時間
などが決まっている場合があります。
作業が遅れたときも、次の工程や周りの学生に合わせて進める必要があります。
「ゆっくりなら作れる」だけでなく、時間を意識して作業できそうかも体験授業で確認しましょう。
長時間立って作業する
調理・製菓実習では、作業台の前で立ちながら、
- 食材を切る
- 生地を混ぜる
- 鍋やオーブンを確認する
- 盛り付ける
- 洗い物をする
- 作業台を清掃する
といった作業を続ける場合があります。
途中で座れる時間や休憩の取り方は、学校や授業によって異なります。
体力面が不安な人は、
- 1回の実習時間
- 休憩の回数
- 座って受ける授業との割合
- 体調不良時の相談先
- 実習室の近くに休める場所があるか
を確認しましょう。
家で料理できることと、決められた時間に立って実習を続けられることは同じではありません。
暑さ・におい・音がある
調理実習室では、火、蒸気、オーブンなどによって暑く感じる場合があります。
製菓実習では、バター、クリーム、チョコレート、焼き菓子などのにおいが長く残ることもあります。
さらに、
- 換気扇
- ミキサー
- 食器や調理器具
- 周りの学生の声
- 人の移動
などの音や動きがあります。
感覚面や体調に不安がある人は、見学だけではなく、実際の実習室で体験授業を受けてみましょう。
チームで役割を分担する
実習では、必ずしも一人で最初から最後まで作るとは限りません。
複数人で作業台を使い、
- 材料を準備する人
- 食材を切る人
- 加熱を担当する人
- 盛り付ける人
- 洗い物をする人
などに分かれる場合があります。
作業が遅れている人がいれば手伝ったり、自分の作業が終わったことを周りへ伝えたりすることも必要です。
人と関わるのが苦手だから進学できないわけではありません。
ただし、個人作業とグループ作業の割合は確認しておきましょう。



技術だけでなく、
周りと声をかけ合う場面もあります!
作る時間より片付けが長く感じることもある
調理・製菓の仕事では、衛生管理や片付けも大切です。
完成した料理やお菓子だけに注目すると、入学後に「思っていた授業と違った」と感じる可能性があります。
体験授業では、完成後にどこまで片付けをするのかも見てみましょう。
気になる学校が何校かあると、1校ずつ資料を申し込んでいくのは意外と大変です。まとめて請求しておくと、あとからゆっくり見比べられるので便利です。
調理師・パティシエ・製パン・カフェの違い


調理・製菓専門学校を選ぶ前に、自分が何を中心に学びたいのかを整理しましょう。
| 分野 | 主に学ぶ内容 | 資格・学校選びで見ること |
|---|---|---|
| 調理 | 和食・洋食・中華・給食・衛生など | 調理師養成施設か |
| 製菓 | 洋菓子・和菓子・チョコなど | 製菓衛生師の受験資格 |
| 製パン | 発酵・成形・焼成など | 実習時間・設備・就職先 |
| カフェ | 調理・製菓・ドリンク・接客など | 学科の中心分野 |
| 食品系 | 商品開発・食品衛生・製造など | 就職職種・資格 |
調理師を目指す場合
調理師資格を取得する方法には、主に次の2つがあります。
- 指定された調理師養成施設を卒業し、都道府県知事へ免許を申請する
- 対象となる施設で2年以上の調理業務経験を積み、調理師試験に合格して免許を申請する
専門学校へ進む場合は、
- 希望する学科が調理師養成施設か
- 卒業時に必要な課程を修了できるか
- 1年制と2年制で学ぶ内容がどう違うか
- 免許申請を学校が案内してくれるか
を確認しましょう。
パティシエ・製菓衛生師を目指す場合
パティシエは、主に洋菓子などを作る仕事を表す名称です。
製菓衛生師は、菓子製造に関する衛生や知識・技能に関係する国家資格です。
製菓衛生師は、指定された養成施設で1年以上必要な知識・技能を学ぶ方法や、2年以上菓子製造業に従事する方法で受験資格を得て、都道府県が行う試験に合格した後に免許を申請します。
学校を選ぶときは、
- 製菓衛生師養成施設か
- 受験資格を得られるか
- 試験対策があるか
- 受験者数と合格者数
- 不合格だった場合の支援
- 洋菓子・和菓子・製パンの実習割合
を確認しましょう。
製パン・カフェ系を選ぶ場合
製パン系では、生地作り、発酵、成形、焼成などを学びます。
カフェ系では、料理や製菓に加えて、ドリンク、接客、販売、原価計算などを学ぶ場合があります。
ただし、「カフェ学科」という名前でも、
- 調理中心
- 製菓中心
- ドリンク中心
- 接客・店舗運営中心
など、学校によって内容が違います。
学科名の印象だけで決めず、授業時間の内訳を見ましょう。
資格の取り方で学校を選ぶ
学校を選ぶときは、「調理を学べる」「パティシエを目指せる」という説明だけで判断しない方が安心です。
学科名だけで資格を判断しない
同じ学校の中でも、
- 調理師免許に対応する学科
- 製菓衛生師の受験資格を目指せる学科
- 資格取得より実技を中心にする学科
- 調理とカフェ運営を学ぶ学科
に分かれている場合があります。
合格率は人数も確認する
製菓衛生師などの試験実績を見る場合は、合格率だけでなく、
- 受験者数
- 合格者数
- 対象年度
- 新卒者だけの数字か
- 不合格だった人への支援
を確認しましょう。
合格率100%でも、受験した人数が少ない場合があります。
欠席時の補習を見る
実習を欠席すると、補習や再実習が必要になる場合があります。
学校資料や個別相談では、
- 欠席した実習を補えるか
- 補習はいつ行うか
- 補習費がかかるか
- 長期欠席した場合の対応
- 休学・復学制度
- 担任や学生相談室
- 資格取得への影響
を確認しましょう。
専門学校の資格・実習・欠席対応などの見方は、こちらの記事でも解説しています。
学費以外にかかる費用


調理・製菓専門学校では、授業料以外にも費用がかかる場合があります。
初年度の学費だけではなく、卒業までに必要な総額を確認しましょう。
確認したい費用
| 費用 | 確認すること |
|---|---|
| 入学金 | 入学手続き時に必要な金額 |
| 授業料 | 年間・卒業までの総額 |
| 施設費 | 実習室や設備の利用費 |
| 材料費 | 食材費が含まれているか |
| 道具代 | 包丁・製菓道具・計量器具 |
| 実習着 | 白衣・帽子・靴・エプロン |
| 教材費 | 教科書・レシピ集 |
| 資格費 | 受験料・免許申請料 |
| 補習費 | 欠席や再実習の追加費用 |
| 校外実習 | 交通費・宿泊費 |
| 研修費 | 店舗見学・研修旅行 |
食材・実習材料費
材料費が授業料に含まれている学校もあれば、別途徴収される学校もあります。
「教材・実習費別途」と書かれている場合は、具体的な年間金額を質問しましょう。
確認したいのは、
- 年間の材料費
- 追加徴収の有無
- 失敗した場合の追加材料
- 持ち帰り用の容器代
- 学内販売実習の費用
などです。
包丁・製菓道具
学校指定の包丁や製菓道具を購入する場合があります。
確認したいのは、
- 一式の金額
- 自分で選べるか
- 卒業後も使えるか
- 研ぎや修理の費用
- 紛失・破損時の追加購入
- 毎日持ち運ぶ必要があるか
です。
道具代が高くても、卒業後まで長く使うものなら考え方が変わります。
反対に、実習でしか使わない道具が多い場合もあります。
白衣・帽子・靴
調理・製菓実習では、白衣、帽子、靴などを学校指定で購入する場合があります。
洗い替えが必要か、クリーニングを自分でするのかも確認しましょう。
資格試験・研修・校外実習
授業料以外に、
- 資格試験の受験料
- 免許申請料
- 模擬試験
- 校外実習先への交通費
- 研修旅行
- 店舗見学
などが必要になる場合があります。
学費は、授業料だけでなく、材料費・道具代・実習着・資格費・補習費を含めた総額で比較しましょう。
学費の支援制度も確認する
学費を自分でも負担する必要がある人は、
- 給付型奨学金
- 貸与型奨学金
- 学費の分納・延納
- 特待生制度
- 教育ローン
- 高等教育の修学支援新制度
などを確認してみましょう。
高等教育の修学支援新制度は、対象となる大学・短大・専門学校などで、一定の要件を満たす人を対象に、授業料・入学金の減免と給付型奨学金を組み合わせて支援する制度です。対象校や本人の要件、申請時期を確認する必要があります。
なお、施設費や実習費などは、修学支援新制度による授業料等減免の対象に含まれないと案内されています。
授業料だけでなく、材料費や道具代も学校によって違います。
無料資料で費用を比べてみましょう。
気になる学校が何校かあると、1校ずつ資料を申し込んでいくのは意外と大変です。まとめて請求しておくと、あとからゆっくり見比べられるので便利です。
アルバイトと調理・製菓専門学校は両立できる?
アルバイトをしながら専門学校へ通う学生もいます。
ただし、夜間定時制に通っていたときと同じ勤務時間を続けられるとは限りません。
昼間の勤務が難しくなる
夜間定時制では、昼間にアルバイトをして、夕方から学校へ通っている人もいると思います。
昼間課程の専門学校へ進学すると、これまで働いていた時間が授業と重なります。
その結果、
- 夜の勤務が増える
- 帰宅時間が遅くなる
- 睡眠時間が減る
- 実習の予習ができない
- 道具の手入れができない
- 試験勉強の時間が不足する
ことも考えられます。
実習終了直後の勤務は避けた方が安心
実習では、予定どおりに作業が終わらないことがあります。
片付け、先生からの説明、道具の確認などを含めると、教室を出る時間が遅くなる可能性があります。
アルバイトを入れる場合は、授業終了時間だけでなく、
- 片付け
- 着替え
- 移動
- 食事
- 休憩
の時間を考えましょう。
試験や実習期間に勤務を減らせるか
アルバイト先には、
- 試験前
- 校外実習中
- 補習期間
- 就職活動中
- 資格試験前
に勤務日数を減らせるか確認しておきましょう。
入学直後から勤務を増やすのではなく、学校生活に慣れてから働く時間を調整する方法もあります。



実習後は疲れるかもしれません!!
就職先は「就職率」より職種と勤務時間を見る
調理・製菓専門学校を選ぶときは、就職率だけでなく、自分が希望する仕事へ何人進んでいるかを確認しましょう。
分野ごとの主な就職先
| 分野 | 就職先の例 |
|---|---|
| 調理 | ホテル・レストラン・料亭・給食施設 |
| 製菓 | 洋菓子店・ホテル・カフェ・ブライダル |
| 製パン | ベーカリー・ホテル・食品メーカー |
| カフェ | カフェ・飲食企業・店舗運営 |
| 食品系 | 食品メーカー・製造・販売 |
長い企業名の一覧だけでは、実際にどの仕事へ採用されたのか分からない場合があります。
確認したいのは、
- 調理師として就職した人数
- パティシエとして就職した人数
- 正社員としての就職か
- ホテル・個人店・給食施設などの割合
- 地元就職に対応しているか
- 卒業後も相談できるか
です。
早朝・土日勤務も確認する
パン屋、ホテル、飲食店などでは、早朝や土日・祝日の勤務がある場合も考えられます。
仕事内容だけでなく、
- 出勤時間
- 退勤時間
- 休日
- 繁忙期
- 立ち仕事の時間
- 職場までの通勤
も調べておきましょう。
高い就職率でも、調理師やパティシエとして就職した割合とは限りません。
通信制・定時制高校からの就職全体が不安な人は、こちらの記事も参考にしてください。


オープンキャンパスで見る7つのポイント


調理・製菓系は、パンフレットの写真だけでは分からないことが多い分野です。
可能であれば、体験実習へ参加しましょう。
1.一人が実際に作業できる時間
体験授業では、一部の学生だけが作業し、ほかの学生は見ている時間が長い場合もあります。
入学後の授業では、一人ひとりがどのくらい包丁やオーブンを使えるのか聞きましょう。
2.何人で一つの作業台を使うか
少人数制と書かれていても、実習台を何人で使うかは別です。
- 一つの作業台を何人で使うか
- 一人一台使える設備はあるか
- 役割を交代できるか
を確認しましょう。
3.失敗したときの先生の教え方
体験授業がうまくできたかよりも、失敗したときの対応を見たいです。
- どこが違ったのか説明してくれるか
- もう一度練習できるか
- 質問しやすいか
- 学生を急かすだけになっていないか
を確認しましょう。
4.片付けや清掃まで体験できるか
料理やお菓子が完成したところで体験授業が終わると、入学後の生活を想像しにくいです。
可能であれば、片付けや清掃の流れも質問しましょう。
5.欠席時の補習
体調不良などで実習を休んだ場合について、
- 補習の日時
- 補習費
- 再実習
- 資格への影響
- 長期欠席時の相談先
を確認しましょう。
6.材料費と道具代
「教材費」としてまとめられていても、何が含まれているかは学校によって違います。
包丁、白衣、帽子、靴、材料、資格試験の費用まで聞いてみましょう。
7.朝の集合時間
実習開始時間ではなく、着替えや準備を含めた集合時間を聞きましょう。
夜間定時制出身の学生がいるか、朝の通学に慣れない場合に相談できるかも確認すると安心です。
定時制高校在学中に試せること
調理・製菓分野を考えている人は、高校在学中から少しずつ試せます。
朝から料理を作ってみる
休日の午前中に起きて、朝から簡単な料理を作ってみましょう。
夜ではなく朝に作業することで、
- 起きてすぐ動けるか
- 午前中に集中できるか
- どのくらい疲れるか
を確認できます。
制限時間を決めてみる
自宅では時間を気にせず作れることもあります。
あえて、
「30分で準備する」
「1時間で完成と片付けまで行う」
など、制限時間を決めてみると、実習との違いを考えやすくなります。
洗い物まで一人で終わらせる
完成したところで終わらず、
- 道具を洗う
- 作業台を拭く
- ごみを片付ける
- 道具を元に戻す
ところまで行いましょう。
準備から片付けまで続けられそうかを見ることが大切です。
同じ料理を何度か作る
専門学校では、一度だけ作って終わりではなく、基礎技術を繰り返し練習することがあります。
同じ料理やお菓子を何度か作ると、
- 繰り返し練習できそうか
- 失敗したあともやり直せるか
- 手順を改善することが楽しいか
を考えられます。
資料を2〜3校比較する
複数の学校資料を比べると、
- 朝の集合時間
- 実習時間
- 取得できる資格
- 材料費
- 道具代
- 補習
- 就職先
の違いが分かりやすくなります。
気になる学校を比べると、資格・実習・就職先の違いが分かりやすくなります。
気になる学校が何校かあると、1校ずつ資料を申し込んでいくのは意外と大変です。まとめて請求しておくと、あとからゆっくり見比べられるので便利です。
夜間定時制に通った筆者が確認したいこと
私は、定時制高校から調理師やパティシエを目指すことは、進路の一つとして十分に考えてよいと思います。
調理や製菓は、学んだ結果が料理やお菓子という形で見えます。
完成したときに、達成感を感じやすい人もいると思います。
ただ、「作ることが好き」という気持ちだけで学校を決めるのは少し心配です。
自宅では、疲れたら休めます。
作るものを変更できます。
失敗したら、時間を置いてやり直すこともできます。
一方、専門学校や仕事では、
- 決められた時間に作る
- 指定された材料を使う
- 周りと同じ手順で動く
- 自分の担当を終わらせる
- 失敗しても次の作業へ進む
- 最後まで片付ける
- 衛生ルールを守る
ことが必要になると思います。
つまり、調理・製菓分野は、好きなものを自由に作るだけではなく、決められた条件の中で同じ品質を目指す分野でもあります。
有名な学校や設備が豪華な学校でも、自分が続けられなければ合わない可能性があります。
私は、完成した料理の写真よりも、基礎練習、洗い物、学生が失敗したときのフォローまで見せてくれる学校の方が安心できると思います。
定時制高校から調理・製菓専門学校を目指す人のよくある質問
まとめ:朝の実習・片付け・材料費まで確認しよう
定時制高校からでも、調理・製菓専門学校への進学や、調理師・パティシエを目指すことはできます。
ただし、学校を選ぶときは、「入学できるか」だけで判断しないことが大切です。
夜間定時制から進学する人は、
- 実習日は何時に集合するか
- 自宅を何時に出るか
- 実習後の片付けは何時までか
- 長時間の立ち作業を続けられそうか
- 暑さ・におい・音が負担にならないか
- アルバイトを調整できるか
- 欠席した実習を補えるか
- 先生へ質問しやすいか
を見ることが大切です。
料理やお菓子作りが好きな気持ちは、進路を考える大切なきっかけです。
ただし、完成した作品の写真だけで急いで学校を決めず、朝の通学、準備、実習、洗い物、材料費まで想像しながら、自分が無理なく続けられそうな学校を探してみてください。
まだ進学先が決まっていなくても大丈夫です。
無料資料を見ながら、続けやすそうな学校を探してみてくださいね。
気になる学校が何校かあると、1校ずつ資料を申し込んでいくのは意外と大変です。まとめて請求しておくと、あとからゆっくり見比べられるので便利です。





