定時制高校から映像・写真業界を目指せる?進学先の選び方

定時制高校に通っていて、
「映像系の大学へ進学できる?」
「写真の専門学校へ行ける?」
「大学と専門学校のどっちがいい?」
と迷っている人もいると思います。
結論からいうと、定時制高校からでも、映像・写真を学べる大学や専門学校への進学を目指せます。
ただし、映像・写真系は学校によって、撮影・編集・作品制作・機材・実習などがかなり違います。
定時制高校を経験した立場から、「何を学べるか」だけでなく「卒業まで通い続けられそうか」も含めて考えます。
「大学か専門学校か」より先に、「自分は何を作りたいのか」を考えると学校を選びやすくなります。
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定時制高校から映像・写真系へ進学できる?
定時制高校を卒業すれば、高校卒業資格を得られます。
大学へ進学する場合も、定時制高校だったことだけを理由に大学入学資格がなくなるわけではありません。
専門学校についても、学校ごとの出願条件を満たせば進学を目指せます。
確認したいのは、
- 入試方式
- 出願資格
- 学力試験
- 面接
- 作品提出
- ポートフォリオ
- 高校の卒業見込み
などです。
映像・写真系では、学校によって選考方法が違います。
「定時制高校だから無理」と考えるのではなく、志望校の出願資格・入試方法を確認します。
大学進学そのものが不安な人はこちらです。
映像・写真系といっても学ぶ内容はかなり違う


「映像・写真系へ行きたい」
と思っていても、興味があることは人によって違います。
写真を撮りたい
写真には、
- 人物
- 商品
- 広告
- ファッション
- ブライダル
- 風景
- スタジオ撮影
などがあります。
同じ写真でも、何を撮りたいかによって学びたい技術は変わります。
映像を撮りたい
映像にも、
- 映画
- テレビ
- CM
- MV
- Web動画
- YouTube
- イベント映像
- ドキュメンタリー
などがあります。
一人で作る動画と、大人数で制作する映像では必要な技術も違います。
映像を編集したい
編集では、
- 映像素材を選ぶ
- 不要部分を切る
- 映像をつなぐ
- 色を調整する
- 音声を合わせる
- テロップを付ける
- 作品として仕上げる
といった作業があります。
企画・演出をしたい
カメラ操作より、
- 企画
- 構成
- 演出
- 脚本
- ディレクション
- 制作進行
に興味がある人もいます。
「映像が好き」だけでなく、「撮影・編集・企画のどこが好きか」まで考えてみます。
映像・写真の大学と専門学校は何が違う?
映像・写真分野に絞って比較すると、次のような違いがあります。
| 比較 | 大学 | 専門学校 |
|---|---|---|
| 学ぶ期間 | 4年制中心 | 2~4年など |
| 学び | 芸術・文化・メディアまで幅広い学校も | 撮影・編集など実技中心の学校も |
| 作品制作 | 演習・ゼミ・卒業制作など | 制作実習が多い学校も |
| 機材 | 大学・学部による | 業務用機材を使える学校も |
| 理論 | 映画・芸術・メディア研究など | 実務寄りの授業が多い学校も |
| 進路 | 映像以外も検討しやすい | 映像・写真業界を意識した学校も |
| 卒業 | 学士 | 課程により専門士など |
ただし、
大学=座学だけ
専門学校=実習だけ
ではありません。
大学でも多くの作品制作を行う学科があります。
専門学校でも、映像理論・企画・著作権などを学ぶ場合があります。
最終的には、学校種よりカリキュラムを見ることが大切です。
大学が候補になりやすい人
例えば、
- 映像だけに進路を絞っていない
- 写真と芸術を一緒に学びたい
- 広告・メディアにも興味がある
- 映画や写真の歴史・文化も学びたい
- 4年間かけて作品を作りたい
- 映像以外の仕事も考えたい
人には大学も候補になります。
専門学校が候補になりやすい人
例えば、
- カメラを使う授業を多く受けたい
- 編集ソフトを実践的に学びたい
- 撮影・照明・音声を経験したい
- 映像・写真系の仕事がかなり決まっている
- 制作実習を多く経験したい
人には専門学校も比較候補になります。
ただし、専門学校なら必ず実習が多いとは限りません。
学校ごとに確認してください。
映像・写真系は、学校によって撮影・編集・作品制作の割合がかなり違います。
気になる学校を2~3校並べて、カリキュラム・作品制作・機材・就職先を確認してみてください。
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映像・写真の仕事は大学や専門学校を卒業しないとなれない?
映像・写真の仕事には、特定の学歴や資格が必須ではない職種もあります。
そのため、
「映像編集者になるなら必ず専門学校へ行かなければいけない」
というわけではありません。
一方、学校へ進むことで、
- 機材を使える
- 制作方法を学べる
- 講師から意見をもらえる
- チーム制作を経験できる
- 学生作品を残せる
- 就職支援を利用できる
といった環境を利用できる場合があります。
進学するかどうかも含めて、
自分がお金と時間をかけて何を学びたいのか
を考えます。
大学では映像・写真の何を学ぶ?
大学では学校によって、
- 映像表現
- 写真表現
- 映画
- メディア
- デザイン
- 広告
- 芸術
- 映像文化
- 映画史・写真史
- 作品制作
などを学べます。
機材操作だけでなく、
作品をどう見て、どう考えるのか
まで学べる学校もあります。
大学でも作品制作を確認する
「大学だから理論中心」
と決めつけず、
- 1年次から制作するか
- 撮影実習があるか
- 編集室を使えるか
- 個人作品を作れるか
- 卒業制作があるか
を確認してください。
専門学校では映像・写真の何を学ぶ?
映像・写真系専門学校では、
- カメラ操作
- 写真撮影
- 動画撮影
- 照明
- 音声
- 編集
- 写真加工
- スタジオ撮影
- ロケ撮影
- 企画
- 作品制作
などを学ぶ学校があります。
ただし、
「映像クリエイター科」
という名前でも、
- 撮影中心
- 編集中心
- CG中心
- 映画制作中心
では内容がかなり違います。
学科名だけでなく、実際の時間割やカリキュラムまで確認してください。
「実習あり」より何本作品を作れるかを見る
映像・写真系のパンフレットには、
「豊富な制作実習」
「プロ仕様の設備」
「現場を意識した授業」
などと書かれていることがあります。
ただ、それだけでは自分が実際に何をするのか分かりません。
確認したいのは、
- 1年間に何作品くらい作るか
- 1年生から制作できるか
- 個人作品を作れるか
- チーム制作は何回あるか
- 撮影から編集まで行うか
- 自分で企画できるか
- 卒業制作があるか
- 完成作品を発表する機会があるか
です。
「実習がありますか?」より、「学生一人が何作品くらい完成させますか?」と聞く方が具体的です。
学校の機材は「あるか」より実際に使えるかを見る


映像・写真系では、
- 一眼・ミラーレスカメラ
- ビデオカメラ
- レンズ
- 照明
- マイク
- 録音機材
- 撮影スタジオ
- 編集用パソコン
- 編集ソフト
などが紹介されていることがあります。
ただし、
最新の機材が置いてある=自分がたくさん使える
ではありません。
機材について聞きたいこと
- 何人で1台使う?
- 授業外でも借りられる?
- 学外へ持ち出せる?
- 貸出料金は?
- 自分で買う必要がある?
- 故障時はどうなる?
などを確認します。
設備の豪華さより、学生が実際に機材を使える時間を確認します。
カメラやパソコン代は学費と別に確認する
映像・写真系では、授業料以外の費用にも注意します。
学校によって、
- カメラ
- レンズ
- SDカード
- 外付けSSD
- パソコン
- 編集ソフト
- 三脚
- 撮影交通費
- 印刷費
- 作品制作費
などが必要になる場合があります。
もちろん、すべて自分で購入する学校ばかりではありません。
学校から借りられる場合もあります。
そのため、
「自分で購入する必要があるものは何か」
を入学前に確認してください。
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写真を学ぶなら「何を撮る学校か」を見る
写真学科でも、
- 人物
- 商品
- 広告
- ファッション
- ブライダル
- スタジオ
- 風景
- 芸術写真
など、扱う内容は違います。
例えば、
「商品撮影に興味がある」
なら、商品・広告撮影を学べる学校を比較します。
「人物を撮るのが好き」
なら、ポートレート・ファッション・ブライダルなどを確認します。



「写真学科」という名前より、
学生作品を見たいです!!
映像を学ぶなら撮影だけでなく編集まで見る
映像制作は、カメラを持って撮影するだけではありません。
学校では、
- 企画
- 絵コンテ
- 撮影
- 照明
- 音声
- 編集
- カラー調整
- テロップ
- 完成作品
まで経験できるかを確認します。
映像編集を中心に学びたい場合でも、制作全体の流れを知れる環境か見ておきたいです。
「編集ソフトを使える」だけでなく、作品完成までの流れを学べるか確認します。
ポートフォリオ・作品集を作れる環境か確認する
映像・写真系では、卒業までに作品を残せるかも確認したいです。
学校資料では、
- 授業作品
- 個人作品
- チーム作品
- 卒業制作
- 写真展
- 上映会
- コンテスト
- Web公開
- 就職用作品集
などを見ます。
ただし、
「年間20作品作れるから10作品の学校より良い」
と単純には言えません。
大切なのは、
どんな役割で、どこまで自分が関わった作品なのか
です。
映像系はチーム制作の多さも確認する
映像制作では、
- 監督・ディレクター
- カメラ
- 照明
- 音声
- 編集
- 制作
など、複数人で作品を作る場合があります。
人と話すのが苦手でも目指せる?
人と話すことが苦手だからといって、
「映像・写真系は無理」
と決める必要はありません。
ただし、
人と一切話さなくてよい仕事
とも限りません。
学校では、
- 個人制作はどのくらいある?
- グループ制作はどのくらいある?
- 担当を変えられる?
- 苦手なとき先生へ相談できる?
などを確認しておくとよいと思います。
定時制高校から昼間の大学・専門学校へ変わる負担も見る
ここは、私自身の定時制高校での経験から特に確認したいところです。
私は夜間の定時制高校に通っていました。
私の場合は夜中心の生活リズムが合わず、体調面でも大変に感じました。
アルバイトと学校を両立することも簡単ではありませんでした。
だから映像・写真系へ進学するときも、
「合格できるか」だけではなく「通い続けられるか」
を確認した方がよいと思っています。
授業以外の制作時間も見る
進学先によっては、朝からの授業や週に何日も通う生活、放課後の制作、ロケ撮影などが入る場合があります。
時間割が15時まででも、そのあとに作品制作が続く場合があります。
アルバイトとの両立も確認する
私は定時制高校のとき、アルバイトとの両立を大変に感じました。
そのため、
- 制作の多い時期
- 撮影日
- 放課後の制作
- 土日の実習
- 締め切り前
なども確認したいです。
時間割だけでなく、放課後や休日の作品制作まで含めて通い続けられそうか考えます。
撮影実習を休んだ場合の対応も確認する
体調に波がある人には重要なポイントです。
撮影実習では、
- 機材を使う
- スタジオを予約する
- チームで撮影する
- モデルを呼ぶ
- ロケへ行く
ことがあります。
そのため、
その日を休んだらどうなるのか
を入学前に確認しておきます。
学校へ聞きたいこと
- 撮影実習の振替はある?
- 補習できる?
- グループ制作を休んだら?
- 機材実習を別日に受けられる?
- 出席は単位にどう影響する?
- 締め切りについて相談できる?
「サポートは充実していますか?」
より、
「撮影実習を体調不良で1回休んだらどうなりますか?」
と聞く方が具体的です。
映像・写真系では、授業内容だけでなく、実習や通学の仕方も学校によって違います。
定時制高校から進学する場合は、学びたい内容と通い続けやすさの両方を比較してみてください。
資格の数だけで映像・写真系の学校を選ばない
映像・写真分野では、
「資格をたくさん取れる学校」
という理由だけで選ばなくてもよいと思います。
資格だけではなく、
- 何を作れるか
- どんな技術を学べるか
- 機材を使えるか
- 学生作品
- 就職職種
も一緒に見ます。
資格の数より、「卒業までに何ができるようになるか」を確認します。
就職率より映像・写真の「職種」を見る
「就職率○%」
だけでは、映像・写真業界へどのくらい進んでいるのか分かりません。
学校資料では、
- 映像編集
- 動画制作
- 撮影
- 撮影助手
- 制作進行
- 写真スタジオ
- 広告制作
など、具体的な職種を確認します。
会社名だけでも分からない
同じ映像制作会社へ入っても、
撮影なのか。
編集なのか。
制作進行なのか。
仕事内容は違います。
そのため、
「どこへ就職したか」と「どんな職種か」をセットで見る
のがおすすめです。
フリーランスだけを成功例にしない
映像・写真系では、
「フリーランスとして活躍」
という言葉も見かけます。
フリーランスという働き方もありますが、制作会社などへ就職して経験を積む方法もあります。
卒業後すぐフリーランスだけを目標にせず、会社員を含めた働き方を確認します。
高校生のうちに小さな作品を一度作ってみる


映像・写真に興味があるなら、高額な機材を買う前に、小さな作品を作ってみる方法があります。
例えば、
- スマホで写真を撮る
- 30秒~1分程度の動画を作る
- 写真を数枚並べて作品にする
- 手元にある環境で編集する
- 好きな構図を探す
などです。
「見るのが好き」と「作るのが好き」は違う
映画を見るのが好きでも、
- 何度も撮り直す
- 大量の素材を整理する
- 長時間編集する
- 細かな修正をする
- 締め切りまで完成させる
作業が好きとは限りません。
写真も同じです。
高いカメラを買う前に、まず一度作ってみると、自分がどの作業を楽しいと感じるのか分かりやすくなります。
学校資料で確認したい10項目
映像・写真系の大学・専門学校を比較するときは、次の10項目を確認してみてください。
- 映像と写真のどちらが中心か
- 撮影と編集の授業割合
- 1年間にどんな作品を作るか
- 使用できるカメラ・照明・音声機材
- 編集用PC・ソフト
- 個人制作とチーム制作の割合
- 卒業制作・ポートフォリオ
- 機材・教材・制作の追加費用
- 就職先企業と実際の職種
- 授業時間・実習欠席時の対応
同じ「映像学科」でも内容はかなり違います。
学校名だけでなく、同じ10項目を横に並べて比較すると違いが分かりやすくなります。
撮影・編集・機材・作品・追加費用・就職職種まで見比べて、自分が作りたいものに近い学校を探してみてください。
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オープンキャンパスで聞きたいこと
オープンキャンパスでは、設備を見るだけでなく、実際の学生作品と時間割も見せてもらえるか聞いてみます。
特に、
・1年生がどんな作品を作っているか
・個人制作とチーム制作の割合
・機材を授業外でも借りられるか
・実習を欠席した場合の対応
・卒業生がどんな職種へ進んでいるか
は確認したいです。
設備を見るだけで帰らず、「学生作品」と「実際の時間割」を見せてもらうと学校生活を想像しやすくなります。
私の意見|機材の豪華さより「完成まで続けられるか」を見たい
私は映像・写真系の学校へ進学した経験はありません。
そのうえで私が学校を選ぶなら、機材の豪華さだけでは決めたくないです。
映像・写真は撮影して終わりではなく、準備、素材整理、編集、修正などを続けて作品を完成させます。
私は夜間の定時制高校で、生活リズムやアルバイトとの両立を大変に感じました。
その経験があるので、
- 朝から通えるか
- 放課後の制作まで続けられるか
- 実習を休んだらどうなるか
- アルバイトと両立できそうか
まで確認したいです。
何台カメラがあるかより、自分がどこまで作品に関われるか。
私はそこを見ながら学校を選びたいと思います。
定時制高校から映像・写真系へ進むときのFAQ
まとめ|映像・写真系は「何を作れる学校か」で比較しよう
定時制高校からでも、映像・写真系の大学や専門学校への進学を目指せます。
今回のポイントは次の通りです。
- 定時制高校から大学・専門学校を目指せる
- 「何を作りたいか」を先に考える
- 大学・専門学校はカリキュラムで比較する
- 実習の有無より実際に何作品作れるかを見る
- 機材は実際に使える時間まで確認する
- 通学・実習・制作を続けられそうか考える
- 就職率だけでなく卒業後の職種を見る
「映像が好きだから映像学科」
だけでは、まだ学校を決めるには早いと思います。
何を撮りたいのか。
何を編集したいのか。
どんな作品を作りたいのか。
そこまで考えてから、大学・専門学校を2~3校比べてみてください。
自分が実際に作品を作り、卒業まで続けている姿を想像できる学校かどうか。
そこまで確認すると、自分に合う学校を選びやすくなると思います。
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