定時制高校から介護福祉士になれる?専門学校・大学の進学ルートを解説

高校卒業後に、介護福祉士養成施設に指定されている専門学校・短大・大学などへ進み、必要な知識や技術を学ぶ方法があります。
ただし、夜間定時制から進学する場合は、
「朝からの授業に通えるかな」
「介護実習についていけるかな」
「アルバイトと両立できるかな」
「体調を崩して実習を休んだらどうなるのかな」
と不安に感じる人もいると思います。
定時制から介護福祉士を目指す際は、「入学できるか」だけでなく、朝からの授業や実習に通い続けられるかまで考えることが大切です。



合格だけでなく、
卒業までの継続性も重視したいです。
この記事では、定時制高校から介護福祉士を目指す方法、専門学校と大学の違い、介護実習、生活リズム、アルバイトとの両立、学校選びについて解説します。
※資格制度、国家試験、実習、学費、就職実績は、制度・学校・学科・年度によって変わる場合があります。必ず最新の公式情報や募集要項を確認してください。
定時制高校から介護福祉士を目指すことはできますが、資格だけでなく、朝の通学・実習・生活リズムまで確認することが大切です。
高校卒業後の進路を考えている方へ
大学・専門学校の資料をまとめて請求できます
進学先を探していると、気になる学校がいくつも出てきますよね。
ですが、1校ずつ公式サイトを探して資料を申し込んでいくのは意外と時間もかかって大変です。
スタディサプリ進路なら、気になる大学・短大・専門学校のパンフレットをまとめて請求できます。
紙のパンフレットがあると、「学べる内容」「リアルな学費」「入試方法」などを、保護者の方と一緒にじっくり見比べられます。
まだ「ここに行く!」と決まっていなくても大丈夫。まずは気になった学校の資料を集めて眺めてみるところから始めてみましょう。
定時制高校から介護福祉士を目指せる?
定時制高校からでも、介護福祉士を目指せます。
定時制高校を卒業すると高校卒業資格を得られるため、高校卒業者を対象とする介護福祉士養成施設や専門学校、短大、大学などへの進学を考えられます。
ただし、「福祉を学べる学校」であれば、どこでも介護福祉士を目指せるわけではありません。
学校を選ぶときは、希望する学科が介護福祉士養成施設として指定されているか、卒業後にどのような資格取得ルートへ進むのかを確認しましょう。
福祉系の学校ならどこでも同じではない
同じ「福祉学科」「介護福祉学科」という名称でも、学べる内容や目指せる資格は異なります。
学校によっては、
- 介護福祉士を目指せる
- 社会福祉士の受験資格を目指せる
- 精神保健福祉士の受験資格を目指せる
- 介護職員初任者研修を修了できる
- 福祉用具や介護事務を学べる
などの違いがあります。
学校資料では、次のような表記を確認してください。
- 介護福祉士国家試験の受験資格を得られるか
- 介護福祉士養成施設として指定されているか
- 卒業時に必要な課程を修了できるか
- 国家試験対策があるか
- 国家試験に不合格だった場合の支援があるか
定時制高校から専門学校へ進学できるか、基本的な流れから確認したい人はこちらも参考にしてください。


定時制高校生がまず考えたい生活の変化


定時制高校から介護福祉士養成施設へ進学することはできます。
ただ、私が特に大切だと思うのは、「入学できるか」だけで進学先を決めないことです。
夜間定時制に通っている人の場合、卒業後に昼間の専門学校や大学へ通う生活へ変わることがあります。
介護福祉士を目指す学校では、朝から授業が始まったり、実習先へ早い時間に集合したりする場合もあります。
そのため、資格や就職実績だけでなく、
- 朝何時に起きる必要があるか
- 1限は何時から始まるか
- 週に何日通うか
- 実習先へ何時に着く必要があるか
- 通学にどのくらい時間がかかるか
- 帰宅後に記録を書く時間があるか
- 体調不良時にどのような支援を受けられるか
まで確認しておくと安心です。
夜間定時制から朝の授業へ変わる
夜間定時制では、夕方から夜に授業を受ける学校があります。
昼間の専門学校や大学へ進学すると、朝から授業を受ける生活へ変わる可能性があります。
例えば、夜間定時制では夕方まで休んだり、昼間にアルバイトをしたりできた人でも、進学後は朝から学校へ行かなければなりません。
生活時間が変わることで、
- 朝起きるのがつらい
- 午前中に集中しにくい
- 通勤・通学ラッシュが負担になる
- 帰宅後に疲れて課題ができない
- 睡眠時間が足りなくなる
と感じる場合もあります。
夜間定時制から進学する人は、学校の授業開始時間だけでなく、自宅を何時に出る必要があるかまで確認しましょう。
実習先は学校より遠い場合がある
介護実習では、普段通っている学校ではなく、介護施設や福祉事業所へ直接向かう場合があります。
学校までは通いやすくても、実習先が遠ければ、普段より早く家を出る必要があります。
学校選びでは、
- 実習先の地域
- 自宅から実習先までの距離
- 実習先を希望できるか
- 朝の集合時間
- 交通費
- 一人暮らしや宿泊が必要になる可能性
なども確認しましょう。
午前中のオープンキャンパスに参加してみる
夜間定時制から昼間の学校へ進むことが不安な人は、午前中に開催されるオープンキャンパスへ参加してみる方法があります。
実際に朝から学校まで移動すると、
- 朝起きられそうか
- 電車やバスが混雑しているか
- 学校まで何分かかるか
- 到着した時点でどのくらい疲れるか
- 午前中に説明を聞けそうか
を確認できます。
私自身、夜間定時制では生活リズムが体に合わず、体調面で大変に感じました。
そのため、私なら「進学すれば朝型になれるだろう」と考えるだけでなく、実際に朝の通学を試してから学校を選びます。
夜間・昼間・三部制の生活の違いを確認したい人はこちらも参考にしてください。


介護福祉士になる主な進路


高校卒業後に介護福祉士を目指す方法は、一つではありません。
主なルートには、介護福祉士養成施設へ進学する方法と、介護の仕事へ就職して実務経験を積む方法があります。
介護福祉士養成施設へ進学する
高校卒業後に、国や都道府県から指定された介護福祉士養成施設へ進学する方法です。
介護福祉士養成施設には、専門学校、短大、大学などに設置された課程があります。
養成施設で必要な知識と技術を学び、卒業後に国家試験を受験します。
学校によっては、
- 介護技術
- 生活支援技術
- 認知症
- 障害福祉
- 医療的な基礎知識
- コミュニケーション
- 介護過程
- 介護記録
- 介護実習
- 国家試験対策
などを学びます。
2027年度以降に養成施設を卒業する人は国家試験合格が必要
介護福祉士養成施設を2027年4月以降に卒業する人は、介護福祉士になるために国家試験への合格が必要です。
2027年3月までの卒業者を対象にした経過措置がありますが、これから進学する高校生の多くは、国家試験合格が必要になる可能性が高いです。
学校資料では、「国家試験対策あり」という言葉だけでなく、
- 国家試験を何人が受験したか
- 何人が合格したか
- 何年度の実績か
- 模擬試験があるか
- 放課後の補習があるか
- 個別指導を受けられるか
- 不合格だった場合も支援を受けられるか
まで見ておくと安心です。
介護の仕事へ就職して実務経験を積む
高校卒業後に介護施設などへ就職し、実務経験を積んでから国家試験を目指すルートもあります。
実務経験ルートでは、原則として3年以上の実務経験に加えて、実務者研修を修了する必要があります。「3年間働けば自動的に受験できる」というわけではありません。
このルートには、
- 働きながら経験を積める
- 収入を得ながら資格を目指せる
- 実際の仕事を経験してから受験できる
という面があります。
一方で、
- 仕事と実務者研修を両立する必要がある
- 国家試験の勉強時間を確保する必要がある
- 職場によって担当できる業務が違う
- 実務経験として認められる仕事か確認が必要
という注意点もあります。
実務経験として認められる施設や職種には条件があります。就職先を決める前に、国家試験の受験資格につながる仕事か確認しましょう。
主な資格取得ルートを比較
| 比較 | 養成施設へ進学 | 就職して実務経験を積む |
|---|---|---|
| 学び方 | 学校で介護を体系的に学ぶ | 働きながら経験と研修を積む |
| 主な期間 | 2年以上の課程など | 実務経験3年以上+実務者研修 |
| 収入 | 学費が必要 | 働きながら収入を得られる |
| 実習・経験 | 学校が実習先を調整する場合がある | 実際の職場で経験を積む |
| 国家試験対策 | 学校の対策を受けられる場合がある | 自分や職場、研修機関で準備する |
| 向いている可能性 | 基礎から学校で学びたい人 | 早く働きながら資格を目指したい人 |
| 注意点 | 学費・通学・実習の負担 | 仕事・研修・試験勉強の両立 |
どちらが必ずよいということではありません。
自分の学費、生活リズム、体調、働き方を考えて選びましょう。
社会福祉士・精神保健福祉士との違い
福祉系には、介護福祉士以外の国家資格もあります。
| 資格 | 主な役割 |
|---|---|
| 介護福祉士 | 食事・入浴・移動など、生活や身体の介護を支える |
| 社会福祉士 | 生活上の相談を受け、制度や支援機関につなぐ |
| 精神保健福祉士 | 精神保健・福祉分野で相談や生活を支援する |
介護福祉士は、利用者の生活に近い場所で、直接的な介護や生活支援に関わる資格です。
一方で、社会福祉士や精神保健福祉士は、相談支援や制度、関係機関との調整が中心になる場合があります。
相談支援へ興味がある人は、社会福祉士や精神保健福祉士を目指せる大学も別に確認してみましょう。
資料で進学先を比べると安心です。
気になる学校が何校かあると、1校ずつ資料を申し込んでいくのは意外と大変です。まとめて請求しておくと、あとからゆっくり見比べられるので便利です。
専門学校と大学はどちらがよい?


介護福祉士を目指す場合、専門学校・短大・大学などが選択肢になります。
どの進学先がよいかは、学びたい内容や卒業後の進路によって異なります。
専門学校が合いやすい人
専門学校は、介護福祉士を目指して、介護技術や実習を集中的に学びたい人に合う場合があります。
学校によっては、時間割がある程度決められており、同じ目標を持つ学生と一緒に学びます。
専門学校が合いやすい可能性があるのは、
- 介護福祉士を目指す気持ちが固まっている
- 介護技術を基礎から学びたい
- 実習を通して現場を経験したい
- 国家試験対策を受けたい
- 比較的早く介護の仕事へ進みたい
という人です。
ただし、短い期間に授業・実習・国家試験対策が集中する場合があります。
大学より修業期間が短いから、専門学校の方が楽とは限りません。
大学が合いやすい人
大学では、介護だけでなく、福祉、心理、医療、社会保障、地域支援などを幅広く学べる場合があります。
大学が合いやすい可能性があるのは、
- 介護以外の福祉分野も学びたい
- 4年間かけて進路を考えたい
- 社会福祉士などの資格も検討したい
- 福祉・心理・地域支援を幅広く学びたい
- 一般企業や公務員なども進路に入れたい
という人です。
ただし、福祉系の大学なら、すべて介護福祉士を目指せるわけではありません。
介護福祉士養成課程がない大学もあります。
専門学校と大学を比較
| 比較 | 専門学校 | 大学 |
|---|---|---|
| 修業期間 | 2年制など学校による | 4年制が中心 |
| 学び方 | 介護技術・実習・国家試験対策を学びやすい | 福祉・心理・法律なども幅広く学びやすい |
| 時間割 | 決められた授業が多い場合がある | 自分で履修を組む部分がある |
| 実習 | 介護実習が中心 | 学科・資格によって異なる |
| 目指す資格 | 介護福祉士など | 介護福祉士・社会福祉士など学校による |
| 向いている人 | 介護職へ早く進みたい人 | 福祉を幅広く学びたい人 |
| 確認点 | 養成施設・国家試験・実習・学費 | 取得資格・指定科目・実習・学費 |
定時制高校から進学する場合は、資格だけでなく、
- 朝から通えるか
- 週に何日通うか
- 実習期間はいつか
- 自宅から無理なく通えるか
- アルバイトを続けられるか
も比べてください。
専門学校の学費・資格・実習・サポートをまとめて確認したい人はこちらも参考にしてください。
介護実習では何をする?


介護福祉士を目指す学校では、介護施設や福祉事業所などで実習を行います。
実習内容は学校や実習先によって異なりますが、次のようなことを学ぶ場合があります。
- 利用者とのコミュニケーション
- 食事の支援
- 移動や立ち上がりの支援
- 入浴・着替えなどの生活支援
- 生活環境の整備
- 介護記録
- 職員との情報共有
- 利用者の生活や希望の理解
- 支援方法の振り返り
介護実習は、介助方法を覚えるだけではありません。
利用者によって、体の状態、生活、希望、できることは違います。
全員へ同じ方法で支援するのではなく、本人の希望や状態に合わせて考える必要があります。
実習で確認したいこと
| 確認すること | 見るポイント |
|---|---|
| 実習先 | 高齢者施設・障害福祉施設など |
| 実習時期 | 何年次の何月に行うか |
| 実習期間 | 何日・何週間・何時間か |
| 集合時間 | 朝何時までに到着するか |
| 交通 | 自宅から実習先までの距離 |
| 実習記録 | 日誌・レポートをいつ書くか |
| 欠席 | 補習・再実習の条件 |
| 費用 | 交通費・実習着・健康診断など |
| 相談先 | 実習中に学校へ連絡できるか |
実習記録は帰宅後に書く場合もある
実習では、施設で過ごして終わりとは限りません。
帰宅後に、
- その日に行った支援
- 利用者の様子
- 自分が気づいたこと
- うまくできなかったこと
- 次回に改善したいこと
などを記録する場合があります。
実習先までの移動に時間がかかり、帰宅後に記録を書くと、睡眠時間が短くなる可能性もあります。
実習は、施設にいる時間だけでなく、移動・準備・記録まで含めて考えましょう。
体調不良で実習を休んだ場合
資格取得に必要な実習では、決められた時間や内容を満たす必要があります。
体調不良で休んだ場合、別の日に補う必要が出る可能性があります。
学校を選ぶ前に、
- 欠席した実習を補えるか
- 再実習はいつ行われるか
- 追加費用がかかるか
- 実習先を変更できるか
- 長期欠席した場合はどうなるか
- 休学・復学制度があるか
- 体調面の相談窓口があるか
を確認しましょう。
身体介護は力だけで行うものではない
介護実習では、利用者の移動、立ち上がり、着替えなどを支援する場面があります。
体力が必要になる場合はありますが、力任せに介助することが正しいわけではありません。
介助技術、福祉用具、利用者の動き、周囲の職員との協力を学び、安全に支えることが大切です。



体力だけでなく、
安全な介助方法を学べるかも確認したいです。
体力面が不安な人は、
- 介護技術を基礎から練習できるか
- 福祉用具を使った授業があるか
- 実習前に繰り返し練習できるか
- 一人で無理に介助しない指導があるか
- 体調について先生へ相談できるか
を確認しましょう。
アルバイトと介護福祉士の学校は両立できる?
アルバイトをしながら専門学校や大学へ通う人もいます。
ただし、夜間定時制に通っていたときと同じ時間帯・勤務日数で働けるとは限りません。
昼間のアルバイトが授業と重なる
夜間定時制では、昼間にアルバイトをして、夕方から学校へ通っている人もいると思います。
昼間の専門学校や大学へ進学すると、これまで働いていた時間が授業と重なる可能性があります。
その結果、
- 夜のアルバイトが増える
- 帰宅時間が遅くなる
- 実習記録を書く時間が減る
- 国家試験の勉強ができない
- 睡眠時間が不足する
- 朝の授業に遅れる
ことも考えられます。
実習期間は勤務を減らせるか確認する
介護実習の期間は、普段の授業とは違う時間で動く場合があります。
アルバイト先には、
- 実習期間に休めるか
- 勤務日数を減らせるか
- 国家試験前に調整できるか
- 実習先が決まった後でも変更できるか
- 深夜勤務を避けられるか
を確認しておきましょう。
介護施設でアルバイトする場合
介護施設や福祉施設でアルバイトをすると、実際の仕事を知るきっかけになる可能性があります。
ただし、学校の実習とアルバイトでは役割が違います。
介護施設で働いた経験があっても、学校の実習が必ず免除されるわけではありません。
また、無資格の人が担当できる業務や研修体制は、職場によって異なります。
アルバイトをする場合も、無理な介助を一人で行わず、分からないことを職員へ確認できる職場かを見ることが大切です。
学費のためにアルバイトを減らせない場合
進学後もアルバイト収入が必要な人は、
- 給付型奨学金
- 貸与型奨学金
- 授業料の減免
- 学費の分納・延納
- 特待生制度
- 自治体や施設の修学資金
- 教育ローン
なども確認してみましょう。
修学資金には、卒業後に指定された施設や地域で一定期間働くことなど、返還免除の条件が付く場合があります。
介護福祉士に向いている可能性がある人
介護福祉士は、優しい人であれば誰でも向いているとは限りません。
相手へ親切にしたい気持ちは大切ですが、それだけでなく、本人の意思、安全、記録、周囲との連携も必要です。
相手の希望を確認できる人
介護では、自分がよいと思う支援を一方的に行うのではなく、本人の希望や状態を確認することが大切です。
「何でもしてあげたい」という気持ちが強すぎると、本人が自分でできることまで奪ってしまう可能性があります。
どこまで手伝ってほしいのか、本人はどうしたいのかを確認する姿勢が必要です。
分からないことを質問できる人
介護実習や仕事では、自己判断で進めると危険になる場面があります。
- 利用者の体調がいつもと違う
- 介助方法が分からない
- 記録の書き方が分からない
- 家族から質問された
- 判断に迷う
というときに、先生や職員へ確認できることが大切です。
記録を続けられる人
介護では、支援した内容や利用者の様子などを記録します。
人と関わることが好きでも、記録やレポートを大変に感じる人もいると思います。
文章を書くのが得意である必要はありませんが、必要な内容を正確に残す意識は必要です。
チームで働ける人
福祉・介護の現場では、介護職員だけでなく、看護師、相談員、ケアマネジャー、栄養士、医師などと連携する場合があります。
一人ですべてを解決するのではなく、
- 必要な情報を伝える
- 相手の意見を聞く
- 分からないことを確認する
- 利用者の変化を共有する
ことが大切です。
自分だけで抱え込まない人
人を支える仕事では、「自分が何とかしなければ」と感じることがあるかもしれません。
しかし、無理をして一人で抱え込むことが、必ず利用者のためになるとは限りません。
自分の限界を知り、必要なときに周囲へ相談することも大切です。
実習や記録が不安な人は、無料資料で授業や相談サポートを確認してみましょう。
気になる学校が何校かあると、1校ずつ資料を申し込んでいくのは意外と大変です。まとめて請求しておくと、あとからゆっくり見比べられるので便利です。
学校選びで確認したいこと


介護福祉士を目指す学校を選ぶときは、校舎のきれいさや学校名だけで決めない方が安心です。
資格、国家試験、実習、通学、学費、就職先を比較しましょう。
学校資料で比較したい項目
| 比較すること | 確認する内容 |
|---|---|
| 資格 | 介護福祉士を目指せる課程か |
| 養成施設 | 正式な介護福祉士養成施設か |
| 国家試験 | 受験者数・合格者数・補習 |
| 実習 | 実習先・期間・集合時間 |
| 欠席対応 | 補習・再実習・休学制度 |
| 学費 | 授業料・教材費・実習費 |
| 通学 | 1限の時間・週の通学日数 |
| アルバイト | 実習中に両立できるか |
| 就職 | 介護職への就職人数・勤務先 |
| サポート | 学習・実習・体調・就職相談 |
国家試験合格率は人数も見る
「介護福祉士国家試験合格率100%」と書かれていると、安心して見えるかもしれません。
ただし、合格率だけでなく、
- 入学者数
- 卒業者数
- 国家試験受験者数
- 合格者数
- 対象年度
- 新卒者だけの数字か
- 不合格だった人への支援
も確認しましょう。
例えば、受験者が少ない場合は、合格率が大きく変わることがあります。
国家試験合格率だけでなく、何人が入学し、何人が卒業・受験したのかも確認しましょう。
実習中の相談方法を見る
介護実習では、分からないことや人間関係、体調面で悩む可能性があります。
学校資料や個別相談では、
- 実習中に学校の先生へ連絡できるか
- 定期的に先生が実習先を訪問するか
- 実習先を変更できる場合があるか
- 指導者との関係に困ったときに相談できるか
- 実習後に振り返る時間があるか
を確認しましょう。
学費は実習費まで含めて見る
介護福祉士を目指す学校では、授業料以外にも費用がかかる場合があります。
- 入学金
- 授業料
- 施設費
- 教材費
- 実習費
- 実習着
- 健康診断や検査
- 国家試験受験料
- 模擬試験代
- 実習先までの交通費
などを確認しましょう。
初年度の学費だけでなく、卒業までに必要な総額を見ることが大切です。
就職先は施設名だけで決めない
介護福祉士の主な就職先には、
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 有料老人ホーム
- デイサービス
- 訪問介護事業所
- 障害者支援施設
- グループホーム
- 病院
などがあります。
施設によって、仕事内容や勤務時間は異なります。
学校資料では、
- 入所施設か通所施設か
- 夜勤があるか
- 介護職として採用された人数
- 正職員としての就職か
- 地元の就職先があるか
- 卒業後も就職相談を受けられるか
を確認しましょう。
オープンキャンパスで聞きたいこと
気になる学校が見つかったら、オープンキャンパスや個別相談へ参加してみましょう。
国家試験について
- 介護福祉士養成施設に指定されていますか?
- 国家試験の受験者数と合格者数は何人ですか?
- 模擬試験はありますか?
- 放課後の補習はありますか?
- 不合格だった場合も支援を受けられますか?
実習について
- 実習は何年次にありますか?
- 実習期間はどのくらいですか?
- どの地域の施設へ行きますか?
- 朝は何時までに集合しますか?
- 実習日誌はいつ書きますか?
- 実習を休んだ場合はどうなりますか?
- 再実習に費用はかかりますか?
- 実習中に学校へ相談できますか?
学費について
- 実習費は授業料に含まれていますか?
- 実習着や教材はいくらですか?
- 実習先までの交通費は自己負担ですか?
- 国家試験の受験料は別ですか?
- 分納や延納はできますか?
- 修学資金には勤務条件がありますか?
定時制高校からの進学について
- 定時制高校出身の学生はいますか?
- 1限は何時から始まりますか?
- アルバイトをしている学生は多いですか?
- 朝の通学に慣れない場合は相談できますか?
- 体調不良で休んだ授業を補えますか?
- 学生相談室や保健室はありますか?



私は、朝の時間割と実習を休んだときの対応を
聞いておきたいです。
定時制高校在学中にできる準備
介護福祉士に興味がある人は、定時制高校に通っている間から少しずつ準備できます。
介護福祉士の仕事内容を調べる
介護福祉士の仕事は、食事や移動を支えることだけではありません。
利用者との会話、介護記録、家族への対応、ほかの職員との情報共有などもあります。
学校の体験授業や職業紹介を見て、仕事の一日を調べてみましょう。
朝の通学を試してみる
午前中のオープンキャンパスへ参加すると、朝の生活や通学を試せます。
実際に移動してみると、
- 朝起きられそうか
- 学校までどのくらいかかるか
- 午前中に集中できるか
- 帰宅後にどのくらい疲れるか
が分かります。
アルバイトの時間を見直す
昼間にアルバイトをしている人は、進学後も同じ働き方を続けられるか考えてみましょう。
すぐに辞めたり減らしたりする必要はありません。
まずは進学先の時間割や実習時期を調べて、どのくらい働けそうか考えます。
学校資料を2〜3校比較する
1校だけを見ると、その学校の制度が普通に見えてしまいます。
複数校を比較すると、
- 国家試験対策
- 実習期間
- 実習先
- 授業時間
- 学費
- 欠席時の対応
- 就職先
- 相談サポート
の違いが分かりやすくなります。
定時制高校の先生へ相談する
定時制高校の先生には、次のようなことを相談できる場合があります。
- 過去の進学実績
- 指定校推薦
- 調査書
- 面接練習
- 志望理由書
- 奨学金や修学資金
- オープンキャンパス
- アルバイトとの両立
介護福祉士に興味があることを、早めに伝えてみましょう。
筆者の意見
私は、定時制高校から介護福祉士を目指すことは、十分に考えてよい進路だと思います。
ただ、介護について「困っている人に優しくしてあげる仕事」とだけ考えるのは、少し違うと思います。
支援を受ける人にも、自分で決めたいことがあります。
自分でできることがあります。
助けてほしいこともあれば、してほしくないこともあります。
介護で大切なのは、相手の代わりにすべて決めるのではなく、
「どこまで手伝ってほしいのか」
「本人はどのように生活したいのか」
を確認することだと思います。
私自身、定時制高校では、夜の学校とアルバイトの両立で体調を崩しました。
そのため、進学先を選ぶときに、
- 朝から通い続けられるか
- 実習先まで無理なく移動できるか
- アルバイトを減らせるか
- 実習記録について相談できるか
- 介護技術を基礎から練習できるか
- 困ったときに先生へ質問できるか
- 体調不良時に補習や再実習ができるか
を確認します。
有名な学校や国家試験合格率が高い学校でも、自分が卒業まで続けられなければ、合わない可能性があります。
資格の数よりも、実習で失敗したときに落ち着いて振り返り、次の方法を一緒に考えてもらえる学校の方が安心だと思います。
定時制高校から介護福祉士を目指す人のよくある質問
まとめ:資格だけでなく生活リズムと実習まで確認しよう
定時制高校からでも、介護福祉士を目指せます。
主な方法には、
- 介護福祉士養成施設へ進学する
- 介護の仕事へ就職して実務経験を積む
というルートがあります。
これから養成施設へ進学する人は、国家試験への合格が必要になる可能性が高いため、学校の国家試験対策も確認しましょう。
ただし、学校選びで見るのは資格だけではありません。
夜間定時制から進学する場合は、
- 朝から授業へ通えるか
- 実習先へ何時に集合するか
- 通学時間が長すぎないか
- 帰宅後に実習記録を書けるか
- アルバイトと両立できるか
- 体調不良時に補習や再実習ができるか
- 困ったときに先生へ相談できるか
- 国家試験対策を受けられるか
を確認することが大切です。
定時制高校から介護福祉士を目指すことを、最初から諦める必要はありません。
まだ進学先が決まっていなくても大丈夫です。
無料資料を見ながら、続けやすそうな学校を探してみてくださいね。
気になる学校が何校かあると、1校ずつ資料を申し込んでいくのは意外と大変です。まとめて請求しておくと、あとからゆっくり見比べられるので便利です。





